第2章 夏の過去 海に沈んだ約束
夏の仲間たちが飛ばされたのは、100年前のオーシャンブルーでした。
そこでは、まだ蒼海の鐘が作られていませんでした。
海の底には、巨大な水晶の船が沈んでいました。
その船には、未来の海を守るために旅立った6人の戦士の記録が残されていたのです。
空色は、昔の自分が初めて空を飛んだ日のことを思い出しました。
まだ速く飛べず、何度も海へ落ちていました。
「速く飛べないなら、飛ぶ意味がない」
昔の空色は、そう言って泣いていました。
現在の空色は笑います。
「速さだけが強さじゃない。誰かを目的地へ連れていけることも、立派な力だよ!」
空色は未来の自分の飛び方を見せ、昔の自分に勇気を与えました。
夏空色は、太陽の光が届かない海底で、初めて小さな光を作った日の記憶を取り戻します。
浅葱色は、誰にも声が届かなかった孤独な時代に戻り、自分の声を信じることを学びます。
海の藍は、すべてを疑っていた昔の自分に、信じる勇気を教えます。
紺青は、守ることの重さに押しつぶされそうだった過去の自分と向き合います。
朝顔色は、歌を忘れてしまった昔の自分に、もう一度歌う勇気を与えます。
そのとき、海底の船が突然動き始めました。
船の中央に、巨大な時間の歯車が埋め込まれています。
そこから黒い水龍が現れました。
水龍は、過去と未来の海をつなぐ道を塞いでいたのです。
6人は力を合わせました。
空色が流れを読み、夏空色が光を放ち、浅葱色が心をつなぎます。
海の藍が弱点を見つけ、紺青が攻撃を受け止め、朝顔色が希望の歌を響かせました。
「蒼海時空奥義・永遠水龍陣!!」
黒い水龍は解放され、青い光となって海へ帰っていきました。
その瞬間、蒼海の鐘が未来と過去の両方で鳴り響きました。




