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四季彩インベーダー24 ――四季彩星の24人の小さな宇宙戦士たち――  作者: さざ波和音


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第1章 春の過去 桜色が出会った小さな自分

 1. 1000年前の四季彩星


 最初に目を覚ましたのは、桜色でした。


 そこは、見慣れた四季彩星のようでいて、どこか違っていました。


 建物は小さく、道も整っていません。


 まだ四季彩の大樹もありませんでした。


「ここは……昔の四季彩星?」


 目の前に、小さなピンク色のインベーダーが走ってきました。


「待ってー! お花を踏まないで!」


 桜色は驚きました。


 それは、幼いころの自分でした。


 小さな桜色は、荒れた大地に一輪の花を植えようとしていました。


 しかし、周囲には花を育てる仲間がいません。


「どうして一人で花を植えているの?」


 桜色が尋ねると、小さな桜色は答えました。


「いつか、みんなが笑える場所にしたいから!」


 桜色は胸が熱くなりました。


 自分が守りたいと思っていたものは、ずっと昔から変わっていなかったのです。


 そのとき、黒い時間の獣が現れました。


 小さな桜色を消そうとしています。


 桜色は飛び出しました。


「この子には、未来がある!」


 大きな花びらの盾で時間の獣を押し返します。


 小さな桜色は、目を輝かせました。


「お姉ちゃん、ありがとう!」


 桜色は微笑みました。


「あなたの夢は、ちゃんと未来につながっているよ」


 2. 桃色の勇気


 桃色は、かつて自分が防御力の弱さを悩んでいた時代へ飛ばされました。


 そのころの桃色は、仲間を守れなかったことを悔やみ、戦いから逃げようとしていました。


 現在の桃色は、昔の自分に言います。


「守るっていうのは、何も傷つかないことじゃないよ。何度でも立ち上がることなんだ」


 幼い桃色は、涙を拭きました。


 そして、自分から仲間の前へ戻っていきました。


 桃色の結晶が輝き、新しい能力が目覚めます。


「桃花永遠結界」


 3. 梅紫の本当の笑顔


 梅紫は、誰にも本心を見せられなかった過去と向き合います。


 幻影で自分を隠していた昔の梅紫。


「本当の自分を見せたら、嫌われるかもしれない」


 そうつぶやく幼い自分に、梅紫は優しく答えました。


「笑っている私も、泣いている私も、どちらも私なんだよ」


 梅紫は幻影を消し、仲間たちの前で本当の笑顔を見せます。


 **「百花真心幻舞」**が覚醒しました。


 4. 藤色の孤独な橋


 藤色は、誰にも頼らず一人で道を作ろうとしていた昔の自分に出会いました。


「橋は一人でも作れる。でも、渡るのはみんななんだ」


 藤色は仲間の力を受け入れ、過去の自分と手を取り合いました。


 **「時空紫光回廊」**が目覚めます。


 5. 若葉色と萌葱色、最初の芽


 若葉色は、芽が出ずに悩んでいた昔の自分を励まします。


 萌葱色は、枯れた森を一人で再生させようとしていた過去の自分に出会います。


 二人は理解しました。


 命は、急がせても育たない。


 見守り、信じ、仲間と支えることが大切なのです。


 二人の力が重なり、時間を越えて生命をつなぐ能力が生まれました。


「四季若芽創生」


 春の仲間たちは、過去の自分を受け入れたことで、未来へ進む力を手に入れたのです。


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