閑話 推しの子
注※再臨の剣神の前作である変革の剣神のネタバレが少しあります。変革の剣神が気になっている人は先にそちらを見ることをオススメします。
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「ハハハッ、デュラン達は本当に人気だねぇ! 私生活を放送するだけでこんなに儲かるんだから!! お陰様で研究費用に悩まなくて済むよ!!!」
リーベは世界中の国々がデュラン達の旅する姿を見たいという理由で、毎月途方もない金額を自身へ払っているという事実に笑いが止まらなかった。
研究へ熱中しすぎて機人族の国を追放されたことを思えば調子に乗るべきではないのだが、このおバカさんにそんな学習能力があるわけもなく。高笑いし続けているのでした。
……何でもいいからこのバカが不幸になりますように!!
そもそもこれだけ人気が高いのはデュラン達が多種族が差別される暗黒時代を終わらせてくれた推しの英雄であるという理由もあるが、世界中の子供達が昔から見てきた『変革の剣神――欠落の剣士は救世主』という物語の登場人物であるという点が一番大きい。
どういうことかというと、アリスがデュランの死後『変革の剣神――欠落の剣士は救世主』というタイトルでデュランとの旅路の詳細を小説として出版したのだが――その小説が世界中で大ヒット!! アニメ化や漫画化もされる大人気作品となってしまったのである!!!
その副産物として人族と多種族の溝が埋まり、デュランが願っていたアリス達が幸せに暮らせる世界へ近づいたのはとても面白い事実であり。それが原因でデュランはこの小説を認めるしかなかったという笑い話もあるが、デュランへの武士の情けでこれ以上書くのは止めておく。
……ちなみにデュランが五歳児の未熟な姿でアリス達と会う決意をしたのは『僕の最愛の剣士、デュランの生涯をここに記す』という冒頭の一文を目にしたのが大きいらしいぞ。勿論、私の変革の剣神にはそんな一文はない。
「フムフム、ナハトにデュランが百倍の重力をかけてもらうことで二人同時に修行できるのか。
……面白いアイディアだな、アクセルブースターに重力を操る機能も追加してみるか。二日ほど徹夜すれば完成するかな?
ハハハッ、そろそろ半年連続で不眠不休だな! 眠っている暇がないのはとてもいいことだ!! それだけデュラン達の役に立てているのだからな!!!
――さあ、実験の時間だッ!」
リーベはそう言ってから嬉しそうに笑った後、研究に戻るのだった。
……不幸になりますようにとか言ってすいませんでした!! これからも研究頑張ってください!!!
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病み上がりで正直書く時間があまりなかったので閑話にしました。
次話から投稿時間は18時01分に戻ります、本当に今回は短くてすいませんでした(汗)
次話はデュラン達のお話なので楽しみにしててください、それではこれからも再臨の剣神をよろしくお願いします!!




