表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
再臨の剣神ー最強の剣士は求道者ー かつて愛する家族のために世界を救った救世主、最強目指して突き進む!  作者: 黒猫大和
幼年期

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

13/28

放送と旅立ち

「――初めまして、いやお久しぶりですが(・・・・・・・・)正しいのか? まあいいか、俺の名前はデュラン・クラインハルト。デュラン・ライオットの生まれ変わりだ(・・・・・・・)

 今日は伝えたいことが二つほどあってテレビ(きょく)にお邪魔(じゃま)させてもらっている、少し俺の話を聞いてほしい」

挿絵(By みてみん)

 (つるぎ)との(ころ)()いから三日後。

 デュランはウィンクルム連合王国(れんごうおうこく)上層部(じょうそうぶ)やヘルト達との会議(かいぎ)の結果、デュランの存在を公表(こうひょう)した上で各国(かっこく)協力(きょうりょく)(つの)るべきだという結論(けつろん)が出たのでデュランは嫌々(いやいや)ながらも朝のニュース番組(ばんぐみ)出演(しゅつえん)していた。

 そのため世界各地のお(ちゃ)()の3Dホログラム投影(とうえい)装置(そうち)やテレビには(かみ)()の色が黄色(きいろ)なのにも関わらず、宇宙服(うちゅうふく)のような機械(きかい)()けていない少年が(・・・)(うつ)ったかと思えば。剣神けんじんデュラン・ライオットの生まれ変わりを名乗(なの)り、世界中の人々は本当なのかと混乱(こんらん)していたが。

 話があると少年が言ったので、固唾(かたず)()んで次の言葉を待った。


「一つは前世の俺の(つま)であるアリス・リーフグリーンともう一度結婚(けっこん)するってこと! もう一つは世界中の人々を招待(しょうたい)する盛大(せいだい)結婚式(けっこんしき)()(おこな)うってことだ!!

 まあ流石(さすが)に本当に全人類を1カ所に集めることなんて不可能(ふかのう)だから各国である程度人数はまとめてもらうことになると思うが、抽選(ちゅうせん)に外れた人も楽しめるように結婚式当日(とうじつ)は24時間分テレビの放送時間をもう(すで)に買ってあるから安心してほしい」


 デュランはそう言った後、結婚式の招待状を手に持ってから続きを話した。


「全ての国へ招待状(しょうたいじょう)を二年かけて(くば)った後で四年の準備期間(じゅんびきかん)()て俺が11(さい)になってから結婚式を開催(かいさい)する。ちなみに10歳のタイミングで結婚式をしないのは俺が夢幻(むげん)大戦争(だいせんそう)に参加したいから以外の理由はない。

 それじゃあ言いたいことはこれで全部だ! 六年後にまた会おう!! じゃあな!!!」

挿絵(By みてみん)

 生放送だったのでのデュランも少し緊張(きんちょう)していたが、それをおくびにも出さないで撮影(さつえい)()わらせた後。

 本当(ほんとう)五歳児(ごさいじ)のようにアリスへ(あま)えてめいいっぱい(あま)やかされてからヘルト達と作戦会議(さくせんかいぎ)開始(かいし)した。

 ……デュラン(このアホ)、前の会議の時に猫耳(ねこみみ)尻尾(しっぽ)を見られたからって()()れすぎだろ。しんのすけか、お前は。


「……というわけで俺とアリスの結婚式の招待状を(わた)すのを口実(こうじつ)各国(かっこく)協力(きょうりょく)(つの)るのはもう決まってるけどさ。

 俺はそれと並行(へいこう)して世界各地で強いやつを(さそ)って少数精鋭(しょうすうせいえい)特殊部隊(とくしゅぶたい)編成(へんせい)しようと思ってる。

 何せ相手は神だからな、まず間違(まちが)いなく俺達は不意(ふい)()たれて後手(ごて)(まわ)る――その時即座(そくざ)に動ける戦力が必要だ」


「分かりました父上、表向きの設立理由(せつりつりゆう)緊急時(きんきゅうじ)災害救助(さいがいきゅうじょ)として予算(よさん)をいくらか取っておきますね。

 ――それはそうと本当にいいのですか、結婚式の費用(ひよう)を父上が母上に残した遺産(いさん)全額(ぜんがく)(はら)ってしまって。少しは国から出すこともできますし、他の国もお二人の結婚式の費用ならば(よろこ)んで出資(しゅっし)するとおもいますよ?」


「いいんだよ、(かね)天下(てんか)(まわ)(もの)だからな。死蔵(しぞう)しとくのはもったいねぇだろ?

 それにあれは前世の俺の物だからな、金がいるのならまた一から自分で(かせ)ぐさ」


 デュランがそう言うとヘルトから(おどろ)きのあまり目を丸くしていたが、アリスは目を(ほそ)めながら「……デュランらしいね」とだけ(つぶや)いてからデュランを()きしめた。

 デュランは気恥(きは)ずかしさから(ほお)(あく)()()げていたが、何度か咳払(せきばら)いをしてから作戦会議に戻った。


「招待状を届けるメンバーは俺とアリスに(つるぎ)、それからステラとナハトの五人で行こうと思う。

 あまり人数を多くしてもしょうがないからな、反対意見(はんたいいけん)はあるか?」


「父上! 護衛(ごえい)が少なすぎます!! もう一度考え直してください!!!」


「……ヘルト、ぶっちゃけアリスとステラは俺の弟子だからそこらの護衛よりもよっぽど強いぞ? (つるぎ)なんか前世の俺の倍くらい強いしな。護衛は足りてるだろ、どう考えても」


 デュランがそう言うとヘルトは「父上は世界を一度救った救世主(きゅうせいしゅ)なんですよ!! 自分の命を軽く考えすぎです!!!」と反論(はんろん)したが、一度死んでるからノーカンと言って話を打ち切られた。

 デュランはそれからしばらくヘルトに色々と言われたが無視(むし)して会議を進め、ある程度話がまとまってくると「後のことはヘルトへ全部(まか)した!!」と(さけ)びながらアリスと会議室(かいぎしつ)を飛び出し。アリスと二人でデートをしに行くのでした。

 ……ひでぇ。





 


「――父上!! 色々な方々に迷惑がかかるのでさっきのようなことは()めてください!!!」


「アハハッ、悪い悪い! だけど俺は前世のことを覚えてるだけの五歳児だぞ、そう考えたらあれくらいよくね? と思うんだが」


「……それをいわれると弱いですね、もう今回のことはいいので。次からは気をつけてください」


「分かった!! 次からは気をつける!!」

挿絵(By みてみん)

 ウィンクルム連合王国の様々な観光名所をアリスと二人で堪能(たんのう)した後、会議室に戻ってくきたデュランは会議を()け出したことをヘルトから怒られたのでまだ子供であると主張(しゅちょう)し。それ以上怒られるのを回避した。

 ……いい笑顔で返事してるがまたやるなコイツ。五歳児だけど、この狡賢(ずるがしこ)さは大人級だわ。


「ヘルト。俺はスミス王国へ行ってルイスとノアの墓参(はかまい)りをしてからあいつらの(まご)を特殊部隊に(さそ)おうと思ってるんだが。どこに住んでいるか分かるか?

 後はリーベとクラインの居場所(いばしょ)も教えてくれ。」


「そうですね、スミス王国のこの住所(じゅうしょ)(たず)ねれば二人と会えると思います。この写真の少女の名前がルイズ、少年の名前がメディスンです。

 リーベさんは巨人族(きょじんぞく)の国であるギガント王国の山の中にある巨大な秘密基地の中で空中戦艦(くうちゅうせんかん)? というのを創っています、クラウンさんはフォレスト王国で王様をしているので招待状を(わた)す時に会えると思います」


「分かった! ありがとうなヘルト!!

 ……取りあえず、この国から一番近いギガント王国へ行ってリーベに協力をお願いするか。あいつは変態(へんたい)だが、科学者(かがくしゃ)しては一流だからな」

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

 デュランは渡された二枚の写真に目を通した後、聞いたリーベとクラウンの居場所からリーベの方が近かったので少し嫌そうな顔をしていたが。気を取り直して一番最初の目的地をギガント王国に決めた。



「――失礼します」

挿絵(By みてみん)

 そうしているとステラが(とびら)を三回ノックして許可を()てから会議室に入ってきた。告白(こくはく)してくるかとデュランは少し身構(みがま)えていたが、今日も(・・・)告白してこなかった。

 丸三日間も告白してこないし、もう父親である己に対する未練(みれん)()ち切ったのだろうと納得したデュランは紅茶を受け取って()んでから「もう寝る」と言って会議室を出た。


 そして一晩(ひとばん)()ち。

 博物館(はくぶつかん)から前世の頃使っていた荷車(にぐるま)を回収してから荷物(にもつ)荷台(にだい)()んだデュランは、見送りに来てくれたヘルトへ片手を上げて挨拶(あいさつ)した後。ニヤリと笑った。


「それじゃあ行ってくる。色々と根回(ねまわ)しとか、結婚式の準備とかをよろしく(たの)んだぜ、ヘルト」


「……父上、私は納得(なっとく)してませんからね。もし死んだら冥界(めいかい)()()んでからもう一度私が殺しますからね(・・・・・・・・・)――覚悟しておいてください」


(こわ)いねえ……怖いから、俺もう行くわ。またな」

挿絵(By みてみん)

 デュランはそう言ってからアリス達が乗っている荷車の()()(つか)み、ヘルトへ向けて片手をヒラヒラと()ってからウィンクルム連合王国を旅立(たびだ)つのでした。

 ……またデュラン達と旅に出れてよかったな、荷車。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ