東京探訪_アキバ編2
ひとまず何か食べよう。
何か考えすぎていた気がする。
硬いことを考えるのはらしくない。
そういえば東京出身の同僚が言っていた
「アキバに行くならケバブは食えよ」
なぜケバブなのだろうか?不思議に思ったがなるほど納得。
この街ケバブ屋が異常に多い。
まさしくケバブ激戦区ケバブ屋の裏にケバブ屋がある。
店主は日本人ではなくトルコ人っぽい風体をまとっている。
おそらくインドカレー屋を営むネパール人みたいな感じで実際はトルコ人ではないのだろうけど。
私は駅からすぐのケバブ屋に行くことにした
店先の風体は非常に雰囲気がいい。
何より腹が減っている。
新幹線で駅弁を食べる予定だったが、あろうことか箸がゆで卵に負けて折れてしまった。
今私が食べる予定だった牛タン弁当はカバンのなかにいる。
箸を調達でき次第食す予定だ。
さてケバブ屋だが、何人か店の前でたむろしているがおそらく注文待ちなのだろう。
意外とスーツを着ている人が多い。この近くにオフィス街でもあるのだろうか?
東京駅から電車に揺られている時になかなかに立派なビルが秋葉原駅の近くにあったが、あれは何処かの商社のビルなのだろうか?
確か名前はUDXとか書いてあった気がする。
商品自体はすぐに出るようで、紙に包まれすぐにでも食べられる状態で手渡されていた。
あふれんばかりに野菜が敷き詰められ一見ヘルシーに見えるが、隙間からのぞく肉は脂でテリテリしている。
味の濃いものが好きな私にとってこれほどに健康的に見せられる食べ物を食べることはなかなか無い。
看板にメニューが載っている。
どうやらチキンかビーフ、ミックスの3つから選べるようだ。
うーん悩ましい。
再度いうが私は味の濃いものが好きだ。
美味しいものは脂肪と糖で出来ている。
何処かで聞いたがなかなか的を射ている気がする。
私の好きなラーメンもカレーもカツもケーキも全て脂肪と糖の塊みたいなもので野菜などというヘルシーなものには全くもって心惹かれない。
カレーにカツが乗っている状態なんかもう興奮で踊りだしそうになるくらいだ。
よってここではビーフを選択する。
注文した時に片言混じりの店員さんでなんだかちょっとフレンドリーな感じがした。
注文前は想定していなかったが大丈夫か聞かれる程度には辛味が入るらしい。
辛いものは人並みに問題ないが、こういった外国料理屋の少しはよくわからない。
もしかするとすごく辛いかもしれないから少し身構えてしまっている。
「ビーフできたよ〜」
注文したものができたらしい、受け取ってわかるがしっかりと温かみを感じる。
できたてといった感じだ。
一口いきたいが何処から食べていいかわからない。
遠目では分からなかったがかなりでかい。
溢れんばかりの野菜がボリューム感をさらに増大させている。
ほかの人はどうやってこぼさずに食べているのだろうか?少し前までいたはずのサラリーマンたちはもうすでに何処かへ行ってしまって見ることができない。
仕方がない、我流で食べ進めていこう。
なるべくこぼさないように包み紙を全開に広げ上の野菜をトルティーヤ側に押し込むように包んでいただく。
うん、うまい。
牛肉はなかなかに歯ごたえがあり噛めば噛むほど味が出てきたところに野菜のシャキシャキ感とみずみずしさがスッと中和して飽きが来ないようになっている。
そこに注文時忠告の入った辛味だがホットソースだろうかそこまで辛くはないが後味に余韻として残る程度にピリッとしている。
食べ方が合っているかわからずすぐにでもこの場を離れたいが、それはそれとして非常においしい。
「あ、、、!」
食べ方が下手くそすぎた。
口に入り切らなかったキャベツが地面に少しこぼれてしまった。
多めにソースがついている部分だけに残念だ。
食べ終わったあとに紙袋に包んで捨てようと思ったが、、、あれ?
少し目を離した隙になくなっている。
何処へ行った?
目の前にあったはずのキャベツがない事実に動揺を隠せなかった。
少し周りを探ると鳩がいる。
やけに私の周りにいるなと思ったがまさかこいつか?
あ、、、私の落としたキャベツ食ってやがる。
東京の人に申し訳ない。
また一つ鳥獣保護法に過剰に守られてる畜生共の一種に繁栄のきっかけを与えてしまった。
コイツらもコイツらで多分分かってるんだろうな。
ここにいたら飯が落ちてくるって。
まあ、私の買ったケバブの代金のうちいくらかは東京都の税金として徴収されているだろう。
それで帳消しにしてくれ。
それはそれとしてこのケバブなかなかボリュームがある。
初めてケバブを食べたがこんなにでかいものなのだろうか?腹3分目くらいがケバブに埋まってしまった。
軽食のつもりで食べたがなかなか膨れてしまったな。
これでは今後の予定に影響が出る。
少し運動をしよう。
幸いこの街はうえに長いからな、ダイエットスポットがさぞかし多いのだろう。
待ってろよサイゼにゴーゴーにカールス。




