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新曲やライブなど精力的にこなしてる。多分Xデーを忘れようとしてる。信也は親切心でやったのは分かるけど、なんかこれ引っかかるな。あでも覚悟決めておけだったな。それなのに無かったことにして過ごすなんてあかんわ。その時が来たらアイドル続けられるのかな…。
歌ってみたで、アイドルソングとしてまずは合唱じゃなくて、合う合わないってのを片っ端から評価してた。ただもうちょっとファン参加型に出来ないかなって。うちだけじゃなくて皆でそういうのを採点していく。うちがずっとやりたいのは、アイドルソングはこんな感じってのをなるべく壊してもっと幅を持たせたい。
うちが歌って、見る側の評価を集計するようなシステムを作ってもらった。上位の作品は、皆で歌った。さらにそれを採点。それをこなしていくと、結構幅が出来たなと思うのだがな。これらと再生数を見てて、これデータ分析するツールや数学の知識欲しいと思ってしまった。
うちはやっとれん多岐にわたる。しかもまだ学校行ってるんやで…。みよちんとか理系の大学とか行く道探ってほしかったな。信也はもう忙しいしな…。外部からこういうの雇うの嫌なんだよな。芸能の事分かってる人間でかつ理系能力の高いのが。
おった…。ブラッドおじさん、もったいなくて使えるかー。檸檬やれば出来るがあいつ普通に役者の仕事途切れないからな。言ってるとすごい都合が良いわ。どんだけアイドルソングと外れても支持してくれるか?これが見たいんだよな。それを数字と言うアプローチで理解するって話。ビッグデータを活用する今の時代欲しい。
もし本気で声優やるなら虎徹君に理系やってほしいな両親科学者なのですごい向いてるぞ。ただブラッドおじさんそれどころじゃねーぞって思ってるだろうな。いろんな重しが全部取れてアイドル活動やっと見えてきた。というかとっくにうまく行ってたが、良いところまで来たら壁がすごくてずっともがいてたから。
久しぶりなんだよな動きがあったの。あのグループは全部そういった裏方ごっそり抱えてると思うとやる気なくなる…。やっとまともに戦わずに済む方法が分かったのに、避けられない当たり前の部分で、裏方の人間の貧弱さが見えてきた。
子供のころからそういった人ずっと欲しかった。うちパフォーマンス屋のはずなのだが…。アイドルを支える裏方の人間がいなさすぎる。子供の頃は納得してた、そりゃ売れてなかったもん。ただなこうやって考えてると、そのすべてパーにするあれが来るからな…。あ、でもネットでの有志による会議室ちょくちょく役に立ってたな、何もなかったわけじゃないか。
それでも未来に繋げなきゃならん。
信也と話すことにする。
「うちさ、なんと言うか、こんな時に限っていろいろ詰まってた事が進んで順調そのもの。なんて皮肉なんだ。良いのかこのままで?」
「いや逆にそれで良いと思います。いずれ死ぬから絶望して何もやれないってあかんでしょ?」
「おばあちゃんの事があるからそれきついな。あの人元気だがいつ死ぬ分からんってなってたな」
「僕も思い出しました。ちょっと思考がおかしくなって最後にアイドル復活目指していたラストでしたね」
「そっかお前にとっては映画か、うちにとってはクローンって聞いたらよりリアルだ。自分の事のように演じていたから。そうかおばあちゃんも向き合っていたか、何かに紛れるほうが良いな。そういう事だろ?」
「ええ」
「メンバーはどうしよう?」
「皆の家族もありますからさすがに僕らと同様にとは、くるみんもつらいんだから、そこまで抱え込むことはないですよ。それに守れるかもしれないじゃないですか?」
「炎上商法程度になれば良いな。もっと売れる前なら利用してやるんだけどな」
「くるみんだけじゃなくて、ブラッドさんの方が問題なので、遅れれば遅れるほど良いです」
「そうだな、お前も忙しいのに監視までさせて」
「今回はくるみんの事って分かってるので、多分事が起きたらすぐ見つかると思いますよ」
「さすがにその時にはメンバーに言うよ」
次回作がひらめいて、信也つれて監督と話に
「監督遊ぼー」
「まだ本当は子供だよな」
「アイドルは仕事だけど、映画は遊びの気分はあるよ。監督ってさメジャーになり切れないよね…」
「お前ら有名だけど内容はB級だからな」
「うちはCGとか好きだよ。ただね、それ使えたら漫画原作使いたいのと、アメリカでやれば?ってある。日本のCG期待してない。ちょうど今日の話」
「どんなんだ?」
「なんていうかね、高価なCGなしに非現実的な設定を作れないか?これはやってきたよね?これを使って警察の網に引っかからない殺人を行う。科学では解明のできない力で殺すからばれない。後それっぽい病死に偽装できる。これならCG使わずに非現実的能力を使いまくった話ができる」
「よくそんなの考えつくな」
「日本がCG発達してないのと、現実的な話って実写では作りまくられてるから、そこから逸脱するため」
「じゃ漫画でやればいいのじゃないか?」
「漫画だともっと楽な能力使うよ、なぜわざわざ実写にしたときCG避けるようになんて制約使う?」
「なるほど」
「後ね信也に違法な事させたいから…」
「お前ほんとに旦那思いだな」
「やめてよー信也もなんかいってやれー」
信也「いや僕は嫁旦那良いのだけど…」
「犯罪者はやりきったので、これからはダークヒーローやりたい」
「違いはあるのか?」
「仲間を出そうかなと、そのあたりマフィア主義になるけど。仲間の集団を守るため金のために違法行為。もろマフィアだよね」
「悪くない、お前の描いてきた主人公って大体孤独だからな」
「ただそのせいで面倒になる。そんな異能者がわんさか集まるっておかしい。だからこの世は科学で測れない力があり、これを集めてる組織があるとその上位組織に使われてるだけの木端な連中」
「大きくなったな」
「信也のための重要なファクター考えたら大きくなちゃった。これならうちも出られないかな?って」
「一つ分かりやすいのは脳ね、記憶とか廃人にしてしまう。これ絵的には簡単でしょ?」
「お前ほんと節約家だよな。モブ先生の時と違うのわかるぞ」
「他のは3人でいろいろ考えようよ。でもねこれラストが大事、現実的武器で殺される。これ良いでしょ?これよくある能力バトルものじゃないの。バトルにはからきし役に立たない能力だから。離れて銃で殺せば簡単に殺せる。ちょっとした皮肉みたいなもの。映画の中で人を廃人にする能力とか、圧倒的な力のように見せるからね。それがあっけなく普通の武器に殺されて死ぬ」
「いつもラスト強引なのに凝ったな」
「てへへ」
メインはさやちゃんを使って3人のメンバーにした。自然死や不可解な死に見せた殺しと思わせない依頼を受けて遂行していく3人。何度か依頼をこなすうちに、組織の上層部と対立して、普通の武器で3人とも惨殺されてあっけなく終わりを迎える。
試写会
「監督どう信也かっこよくダークヒーロー出来てる?」
「今までとは違う、切れは弱いが、確かにこれ広い層に受けそうだな」
「でしょ、やっぱ切れが弱いか」
「ああそれは他にも原因がある。あの殺し方地味だぞ?」
「自然な死に見せかけないといけないので、頭ぼかーーんっとぶっ飛ぶ方がそりゃ絵的に派手で強キャラ感でるからね。これさ作ってみないと分からないね…」
「微妙にな、千葉もそういうの感じてたのじゃないか?」
千葉「あるかも最初は人が廃人とか派手に見えたけど、刀で首ちょんぱとかの方が派手だからな」
「さすがインパクト絵のホラー監督よく気が付くな」
「いろいろ千葉自身も切れが弱いと思ったが、絵的とかそれに伴って演じてるノリとかもあるだろう」
「CG使うためブルースクリーンで演じるとノリが悪いって聞いたことある。演技深いな」
ダークヒーローはきっちり出来てると思う。そういった雰囲気も出たので千葉人気はなんとかなったが、いかんせん絵の弱さがな…。ヒットと言うには弱く、信也のための映画にまたなってしまった。信也自身の内面をくすぐらんからな。絵的なのりが演技に影響が出ちゃうんだな。犯罪者千葉の場合、ノリが内からやってくるからね。
全く意味がなかったか?と言うとこれうちとかさやちゃんが疑似家族になってるので、そこは燃えていたと思う。正統派のダークヒーローが持つ感情とシンクロしてる。次からは良いけど、今回は他の女にやらせたくなかったので…。
ただこれうちにはすごくよかった。ダークな雰囲気だけど、仲間内ののりはそうじゃないからダークくるみん使わなかった。そのため演技がしっかりできた。うちは信也が輝くための動機付けなので。
ストーリーが弱い割には信也のダークヒーロー化はかなり成功してる。もう限界。バトンタッチ、面白いダークヒーローもので信也使ってほしい。
滅茶苦茶はまり役の漫画原作のドラマ来た。ワクワクするぞ、家族を殺された女子の代わりに復讐をするろくでなしの話。これ特に女子にシンパシーとかない。これもろ千葉信也の犯罪者なのにやってる事は復讐者としてのダークヒーローだ。何故これ来たんだろう?
これ千葉信也が演じるために作られたような漫画だ。他者の作品だから内面が聞きたくなった。もう撮影は終わってるので聞いてみた。
「何故お前ってこんなどうしようもない人間演じれるの?」
自伝としてまとめてるのを話し始めた。何か言葉が出せなくなった。
「今その気持ちに強く答えないとダメかな?」
「以前はそう思ってたけど、Xデーを考えたら良いやって思えてきた。3,4年って伸びたら困るけどね」
「おいおいそれは良いんだよ。その時は覚悟決めるから。信也にだけ話すよ。Xデーが来なくても、高校卒業を区切りにしようかなって思ってる。普通のアイドルはここからなんだけどさ、うちらは長すぎた。解散はしないで休業にしようかな?って思ってる。うちだけの事情に皆を巻き込むかもって形だけど」
「Xデーが来た時皆が離れてるから楽になるのもある。リトシスだけソロになって手伝っていけば特に心残りもないし、その時結婚なり交際なり堂々としようかと」
「ごめん、僕無神経だった」
「待たせてるのは確かだから良いよ」
「それでね、演技でしょ。繋がるんだけど、最初の時何を思ってたか?何やっても許される。それが虚構の演技だよ。それを全開にはじけさせてる。僕はそれに気持ちよさを感じている」
「やっぱお前何か重いな…」
「そう言いつつも救ってくれたんでしょ?」
「うん」
「それに最初の時は特別に、たまりにたまったくるみんへの気持ちがあるから。めちゃくちゃやってやるってテンションになってる」
「今薄れたみたいに言うなよー」
「そのまま返すよ、あの時感じた衝撃の強さすごかったんでしょ?」
「うん、たまりにたまったもの吐き出して、うちが受け入れるってなんだか恥ずかしいな…」
千葉信也が立て続けにダークヒーロー化出来た事で、もう大丈夫じゃないかな?と思う。再び彼は注目されるだろう。もう前見たいな雑な使われ方しないと信じてる。
かよちゃんと話してる。
「そのうち成長するとに〇らってちょっと幼い感じが求められてると思う。将来困ったら思い出すと良いよ」
「体が?」
「顔もね、かよちゃんくきくきしてるからな。もしかしたら大人っぽくなりすぎるかもしれない。うちはおばあちゃんに似てるから。もっと前からあんな風になるなら合わないかな?って早くから感じてた。ただ雑誌の方針と合わなくてもがんばってやらなとあかんよ。後中高生まだまだ若い、しっかりやればそれほど気にならないよ」
「腐って撮影してたら駄目って事かな?」
「そうそうそれ」
かよちゃんもモデルとしてのアドバイスしたかったけどずっとやれたなかった。どうも考えてる事がXデーに向けて皆に託せるように準備してるような事してる。




