魔学院 編入試験
西の果ての城へ近づく者がいた、姿はくノ一、そう女忍者である、額当てに覆面、胸当てに背中の刀、隠密を生業としている者であった。
ヴァーミリオンは城の周囲に張っていた警戒魔法に掛かった何者かの侵入に気が付いた。隠密と言えど全方向に展開した網を掻い潜るのは至難の業であった。
ヴァ「お食事中の所失礼します、ベルメリア様」
ベ「なんじゃ?折角数百年振りのワインを堪能しておるのに、何用じゃ?」
ヴァ「はっ、どうやらザリアルドの刺客が城へ侵入してきたようですが、いかが致しましょう」
ベ「本人ではないのか、まさかこの我に敵対するつもりなのかの?」
ヴァ「ひっ捕えて参ります」
ヴァーミリオンは霧となり、侵入者を捕らえに動き出した。
ノチェルナは疑問に思っていた事をベルメリアに聞いてみた。
ノ「母上、そう言えばヴァーミリオンが突然現れた時に、どうゆうわけか身体から力が抜けて動けなんだが、何故じゃ?」
ベ「ふむ、ヴァーミリオンめが顕現する為に、ノチェルナのエナジーをゴッソリと持っていきおったからじゃな、その代わり其方の眷属となっておる故、ヴァーミリオンのスキルや魔法を使う事が出来るのじゃ、じゃからあまり怒ってやるなよ」
ノ「そうゆう事であったか、しかし元は母上の眷属であったはずでは?」
ベ「ああ、我が日本に渡る際に解除しておるでな、奴らには好きに生きて欲しかった故、我の力の一部を分け与えて契約を破棄したのじゃが、ヴァーミリオンの配下も含め我の帰還を待っておったようじゃな」
夢「皆んなベルメリアさんが好きなんですね」
愛「本当にぃ、お食事を運んでくる配下の皆さんの顔がぁ、ベルメリアさんに会う度綻んでますからねぇ、慕われてるのがひしひしと伝わって来ますよぉ」
律「ヴァーミリオンさんも初見の雰囲気とは全然違うもんなぁ、めちゃ嬉しそうだったし」
ベ「嫌な気分ではないがな、毎日ヴァーミリオンに付き纏われるとうんざりする……」
ヴァ「私の話ですかな?」
ベ「ごほんっ、いや、ヴァーミリオンは働き者であると話ておったのじゃよ」
ヴァ「まぁ良いでしょう、ザリアルドの死霊魔術団の隠密くノ一の白雲弥生でした」
ベ「我が居なくなってからザリアルドは雑な戦略になったのか?いくら何でも我の居城に弥生一人で仕掛けてこようとは、我も舐められたものじゃな」
ヴァ「まだベルメリア様がご帰還されたと、確信が持てなかったのでありましょう、弥生も決して能力が低いわけでは無いのですが、このアーシュタット城には私がおりますからね、タダで侵入する事は叶わないでしょう」
ベ「ふむ、ヤツは我が帰還したと知ったならば、どうすると思う?」
ヴァ「難しい質問でございますね、ベルメリア様が頂点に君臨されるならば、嬉々として配下に復帰すると思いますが、現状ではなんとも言えませんな」
ベ「であるか、ではノチェルナには魔学院へ入学して、チカラをつけて貰うか、因子のチカラは卒業後に引き出すとしよう」
ヴァ「なるほど、知識、教養、権力、を身に付けて頂き、最終的に絶対的な王族としての覚醒をして頂ければ、姫の危険が減るという事ですね、では早速魔学院へ編入手続きを……」
ノ「チョット待つのじゃ、我は了承しておらんのじゃ、勝手に話を進めるでないわ」
ヴァ「これは大変失礼致しました、という事でいかがで御座いましょうか?」
ベ「ノチェルナよ、学校と言っても現代日本の様な堅苦しい場ではないのだぞ、同世代のチカラある者達が切磋琢磨するのが八割、残り二割がまぁ知識の授業かの、知識と言っても魔法や歴史が殆どなのじゃ、何を心配しておるか分からんが、大丈夫なはずじゃ、なんなら其方ら四人で入ったらよいではないか?色々な種族もおるしの」
ノ「ふむ、話を聞く限り悪くはなさそうじゃが、皆はどう思う?」
夢「そうねぇ、大学も中途半端だったし、行ってみてもいいかもね」
律「同族に会えるかもって事だから、鍛治師としての腕上げられるかもしれないな」
愛「皆んなで行けたらぁ、絶対楽しいですよねぇ」
ベ「因みに我も卒業生であるぞ」
律「じゃあまぁ緩そうだね」
ヴァ「ごほんっごほんっ!えー、では手続きの方を進めさせて頂きます、で弥生は如何致しましょうか?」
ベ「ふむ、先程は何か我が悪く言われた感じがしたが、まあ良いか、弥生はそのままザリアルドの下へ帰すが良かろう、この情報を持ち帰らせれば流石の奴もわかるであろうて」
ヴァ「わかりました。ではそのように」
ヴァーミリオンは弥生の拘束を解き、情報に齟齬がないか確認してから解放した。そして使い魔の蝙蝠に編入手続きの書類を魔学院へと送らせたのだった。
翌朝、魔学院より編入試験の日取りが届き準備を進める。
夢「編入試験って何するの?」
ヴァ「変わってなければ、簡単な魔法と身体能力を少し見るだけのはずですね」
夢「簡単の程度がわからないけどね」
律「そうだよな、なんか修行してから行った方がいいのかな」
ヴァ「いえ、貴方方であれば間違いなく入学できる事でしょう」
愛「確定みたいなぁ、言い方ですねぇ、でもぉ、ヴァーミリオンさんが言うならぁ、間違いないのでしょうねぇ」
ノ「全力を出して在校生に力を示した方が良いのか?」
ヴァ「そうで御座いますねぇ、遠慮は無用かと存じます、次期女王であらせられる姫の実力を計ろうとする輩がいるはずですので、見せつけた方が面倒事に巻き込まれないかもしれませんね」
ノ「であれば遠慮はいらんという事じゃな」
夢「んじゃ全力出しちゃうかノチェルナ!どっちが上か勝負しよ?」
ノ「望む所である、我も全力でその勝負受けてたとう!」
律「いや、なんか違う方に話が進んでるけど、試験だからね?」
愛「そうだよぉ二人共」
そこにベルメリアが現れる。
ベ「ふわぁ〜あ、おはよう」
ヴァ「おはようございます。ベルメリア様よく眠れましたでしょうか?久しぶりの自室での御就寝で御座いましたので、配下には徹底して整えさせたのですが」
ベ「思わず二度寝してしまう位良かったであるぞ」
ヴァ「勿体無いお言葉、ありがとうございます。配下の者も喜ぶとおもいます」
ベ「所でもう編入試験決まったであるか?」
ヴァ「はい、私もこんなに早く返事がくるとは思っておりませんでしたが、我々の種族からは久しぶりの学院生の入学でありますから、そういった理由もあるかも知れませぬな」
ベ「なるほどな、まあ我もくま美として付いて行く故、学院長も驚く事じゃろう」
ノ「母上も付いて来るのか?」
ベ「勿論じゃ」
ヴァ「勿論ではありませんよ?ベルメリア様!まずはアーシュタット城に居て貰わなければ……」
ベ「またそうやって我を閉じ込めるつもりであるか?また出て行かねば分からぬのか?」
ヴァ「はっ、失礼致しました!アーシュタットは私が居れば問題ありません。どうぞ行ってらっしゃいませ」
べ「わかればよいのじゃ、という事で宜しく頼むぞノチェルナ」
ノ「母上も大変そうじゃな、我と学院生活楽しむのじゃ」
夢「じゃあそろそろ出発しようか?ところで場所は何処なの?」
ヴァ「私の転移魔法にてお送り致しますので、皆さん集まって下さい。では、いきますよ?」
ヴァーミリオンの転移魔法陣が展開され、魔学院の正門へと転移してきた。
通学時間であった為、在校生や教員達がザワついていた。
愛「もしかしてぇ、転移の魔法ってぇ、使える方があまり居ないのでは?」
ベ「ヴァーミリオンは長年仕えている、太古のヴァンパイア故、若い魔法使いには使えぬ魔法もあるからの」
ヴァ「眷属となりましたので、ノチェルナ様にも使えるようになっておりますが、転移系の魔法はまずは段階を経て覚える事があります故、使用は控えて頂きたい魔法ですね」
ノ「わかったのじゃ、母上もおるから無茶はせんから安心するのじゃ」
ヴァ「それが一番心配なのですが」
ベ「ん?何かもうしたか?」
ヴァ「いえ、なんでも御座いません、では皆さん良い学院生活を!」
ヴァーミリオンはそそくさと転移して行った。
律「さぁ、行ってみようか?」
正門と思われる門をくぐり、校舎へと入り、教員らしき人物に職員室を案内して貰いまずは書類を書いて提出した、奥の部屋から一人近づく人物が。
教頭「初めまして、教頭のムクナハと言います、ヴァーミリオン様の紹介との事でしたが、とりあえず運動場へ行きましょう」
校舎を出て広い運動場まで歩いて来た。
ム「さて、編入の試験をこの場にて行いたいと思います、皆さんは一年生となりますので、一年生から優秀な四名の相手をして貰います、ここまでで質問はありますか?」
律が手を挙げる。
ム「そこの方」
律「四人の集団戦でしょうか?あとは格闘術でしょうか?魔術でしょうか?あとは合格の基準は相手の無力化ですか?」
ム「個人戦を想定してますが、お望みでしたら集団戦でも構いませんが?戦い方も自由で結構です、基準は勝敗では無く内容で判断します、死に至らしめる行為は禁止とします」
律「わかりました、学院側の個人戦での試験でお願いします」
律は皆んなを見廻し一番手を申し出た。
ム「では一人目の一年生、宝条燕種族は雪女、君達の情報は既に此方にわかっていますので、では始めて下さい」
燕「氷剣」
燕は全部で六本の氷の剣を創り出し、うち一本を右手で掴み身構えた。
律「なるほど、ニュータイプって事かな、じゃあ『岩石陰人』」
律に瓜二つの岩人形が地面から立ち上がる、左手には岩の盾、右手には岩の剣を構えている、そして律自身も地面に右手を付いて岩の槍を作り出した『岩斧槍(オーナソー』斧槍を構えて岩人形と共に走り出す。
燕「ゴーレム使いだとは生意気な」
燕の背の二本の氷の刃が岩人形へ牙を剥く、しかし岩人形は盾で一本の氷の刃を砕き、岩の剣でもう一本の氷の刃を叩き折る!岩人形の陰から律が斧槍を地面スレスレから燕に向かって振り上げる!
燕「なめるな!」
斧槍を握っていた氷剣で弾き返す、ギイィィン!
律「うわっとと」
岩人形が燕の背後を獲り剣を振り上げるが、二本の氷剣がクロスになり剣戟を受けた!岩人形の背中からもう一本の氷剣が突き刺さる!!
燕「ざまぁ」
律は弾かれることはわかっていて、弾かれた威力を殺さずそのまま回転して燕に叩きつける!
燕「しまっ………!」
持っていた氷剣は砕け刃が首に掛かる直前で寸止めされていた。
ム「そこまで、はい、結構ですよ」
律「ありがとうございました」
律は燕に握手の手を差し出すが、燕はフンと鼻を鳴らし振り返り場を後にする、律も三人の元へ歩いてきた。
律「なんか嫌われたかな、次は誰が行く?」
愛「私がぁ行きますよぉ」
愛が手を挙げたのであとの二人も静かに頷く。
夢「愛なら大丈夫だよ!ファイト!」
愛「私もぉ、なんにも考えないでぇ、ここまで来た訳じぁないよぉ」
ム「では、こちら側の二人目、ギムリス・ブラーマ前へ」
ギ「うぃーっ!」
紫色の髪が肩甲骨まで伸びた長髪の似合うイケメンで学院の制服がよく似合っている。
愛「あらぁ、イケメンですねぇ、でも手加減は出来ませんよぉ?」
ギムリスはあからさまに不機嫌な顔を見せた。
ギ「何か言ったか?秒で終わらせてやるよ」
愛「ふふ、怒らせちゃいましたね」
ム「では、始めて下さい」
ギ「水玉浮待」
ギムリスは拳大の水の玉を十個程展開させて、自らは直刀の両手剣を構えていた、よく顔を見ると額に小さな角が見えた。
愛「光彩折」
愛が魔法を唱えると愛の姿が徐々に景色に溶けていく、光の屈折を利用した隠密魔法であった。
ギ「くそ!どこ行きやがった」
ギムリスの死角から火の玉が三つ襲いかかる!水の玉で相殺した。
ギ「なっ!卑怯だぞ」
その瞬間光の刃がギムリスの首筋にピタリと止まった。
愛「ふぅん、そうですかぁ、この学院ではぁ、この程度の事がぁ、卑怯であるとぉ、教えているのですかぁ?」
と言いながら愛が姿を現す。
ム「いいえ、素晴らしい戦術ですね、ギムリスも勉強になった事でしょう、勝負ありですね結構ですよ」
ギムリスは顔面蒼白になり、言葉も発せずにトボトボと引き下がって行った。
愛「ありがとうございました」
一礼して皆の元へ帰ってきた。
夢「うわわぁ!一方的だったねぇ、愛がアサシンみたく見えたよ」
律「いきなり消えたからビックリしちゃったよ、いつの間にあんな技身に付けたの?」
愛「ふふ、実はヴァーミリオンさんに稽古を付けて貰ったんですよぉ、皆さんの足手纏いになりたくなかったのでぇ」
ノ「我は知っておったえ、まぁ特訓などせんでも愛は足手纏いではなかったのじゃ、しかし凄い技じゃったえ、あっぱれじゃ!」
夢「じゃあ次は私の番でいいかな?」
ノチェルナは静かに頷く。
ム「では三人目のカシュラ・ジュリオール前へ」
浅黒い肌に尖った耳が見え隠れした男性であった。
カ「相手を舐めすぎだぞ君達、未知の脅威に対して脇が甘すぎる、『風纏鎧』」
カシュラは風を纏って腰の刀を抜いた。
夢「もういいのかな?」
ム「では、始めて下さい」
夢「じゃあ私も、『精氷晶剣』」
初戦の燕が見せた氷剣に似た魔法であったが、燕の氷はゴツゴツした剣だったが、夢詩花の氷は洗練された剣でしかも薄い氷の剣であった、一見するとすぐにでも砕け散ってしまうのではと思ってしまう程の。
夢「とりあえず同じ数にしたけど、もう少し増やせたかな、じゃあいっくよー!」
夢詩花が大地を蹴ってカシュラへと向かって行きながら、背中の五本の剣は散開し、まるで意思を持っているかの如くカシュラを囲む。
カ「暴風殲戟」
指向性の小さな竜巻がカシュラの左指から三本の氷の剣に向かって行き、砕けないまでも絡めとる。
夢「へーやるじゃん、でもあと二本右側からきてるよ?あと私!」
カ「くっ!『噴風速成』」
カシュラは風の力で上空に逃げるが、浮遊していた氷剣が二本追撃してきていたので、刀で応戦するが二本の氷剣に上空へと押し込まれている。
カ「なんて魔法力だ、風を纏う僕が押し込まれるなんて、しかし本体はここまで来れないだろう」
その瞬間自身が日差しの元に居たはずだったのが、いつの間にか何かの陰に入っている事に気がつくと。
夢「勝負ありだよね?」
カシュラの首に夢詩花の持っている氷剣がピタリと止まっていた。
夢「空飛ぶって、気持ちいいね」
カ「そ、そうだね………」
夢詩花もカシュラが翔んだ瞬間、あっ私も翔べるんじゃね?、と思い『浮空風中』と唱えたが、カシュラより翔んでしまい結果的にカシュラの背後を取り勝利したのだった。
ム「そこまで!」
その言葉を聞き、地上に戻ってきた。
夢「いやぁー、チョット飛び過ぎてマグレだからあんまり気にしないでね」
カ「戦闘にまぐれなどない、僕の完敗だ!君の名は?」
夢「ん、夢詩花だよ!入学できたら宜しくね」
カシュラは笑いながら手を差し出す。
カ「あっはっは、夢詩花が入れなかったら、僕は退学しなくちゃだよ」
夢詩花は差し出された手に握手で返しながら笑う。
夢「そう?」
握手が終わりお互い振り返り仲間の元へ帰る。
律「おつかれ!」
愛「流石ぁ、夢詩花ちゃん!」
ノ「あの者はもしや同族かのう?」
夢「サンキュー皆んな、あの耳と肌の感じからしたらそうかもね」
律「まぁ、入学できりゃわかるでしょ?次はノチェルナだね」
ノ「うむ、任せよ、我が全勝を飾ってくるのじゃ」
ム「では、最期マーチェ・タタリア前へ」
マ「………」
フードを目深に被り、フードから緑の髪の毛が伸びてきている無口な少女がトコトコと歩いてきた。
ノチェルナも歩き出すが、今は愛に抱えられたベルメリアが一言告げる。
ベ「気を抜くでないぞ」
ノ「わかっておるのじゃ、母上」
ム「では、始めて下さい」
マ「……………」
なにか呟いている感じがしていた、ノチェルナも同時に行動していた。
ノ「さて、『蒼雷範撃(ガドラ』」
ノチェルナは右手を掲げたその掌から雷が範囲攻撃でそこかしこの地面を抉る!しかし、マーチェは素早い身のこなしで難なく躱す!
ノ「であるか、『闇黒霊双剣(グレッド』」
走り出したノチェルナの両手に真っ黒な剣が二本現れた、マーチェもフードマントの中の両手に同じく真っ黒な双剣を構えている!ノチェルナは踊るように回転しながら威力を上げマーチェへと斬撃を飛ばすが、マーチェもクロスに放った斬撃で相殺させた!
マ「…………………」
すると、地面から無数の人型を模した影が這い出てくる!
ノ「ほう、『死霊大鎌』」
ノチェルナは今まで持っていた双剣を消し、禍々しい大きな鎌を手にしていた。
ノ「成仏せい!死滅葬破斬」
ノチェルナは大鎌を思いっきり振り抜くと、禍々しい黒い斬撃が悲鳴の様な鳴き声を上げて影達へ襲い掛かる!斬撃が影を喰らっている様に見えた。
マ「…」
マーチェは武器を手放し、両手を上げ戦意を無くした。
ム「マーチェ・タタリア、降参ですか?」
マーチェはコクコクと頷いた。
ノ「まだ本気も出しとらんじゃろ?本気を出したらここの者達が危険だからかの?」
マーチェはまたもコクコクと頷いた。
ノ「そのうち、安全面を考えつつ再戦したいの、では終いじゃな」
ム「では、これにて編入試験は終了とします、結果は協議するまでも無く、全員合格と致します、皆さんは寮生活希望で宜しかったでしょうか?」
律「まずは忙しい中試験をしてくれて感謝してます、そして全員寮生活希望ですね、大丈夫ですか?」
ム「はい、空き部屋はありますので構いませんよ、では燕君に女子寮を案内して貰いましょう、カシュラ君は男子寮をお願いしますね、授業は明日からです、制服は寮の部屋に荷物を置いたら採寸をしたいので、被服室までいらして下さい」
夢「制服かあ、またJK気分味わえるとは思わなかったなぁ、気分は上がるけどね」
愛「まさかこちらに来てぇ、学生に戻るとは思わなかったですねぇ」
ノ「まぁ難しい事はなさそうな学院生活を楽しむがよかろう」
律「今戦ったのは一年生で、俺達と同級生らしいよ?上級生がどんな癖が強い奴らか考えると少し頭が痛いなあ」
ノ「何を申しておる、ねじ伏せれば良いのじゃ」
夢「その通り!問題無し、早く行こう」
こうして五人の学院生活が幕を開けたのだった。




