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夢日記  作者: ほっと
2/3

2回目

5月12日


これは実際に私が見た夢の記録。


私は高校生であるはずだが、なぜか大学のような広々とした講義室に身を置いていた。隣には見覚えのない男が友人として座っている。夢が始まる直前まで、彼と何かを親しく話していたような、確かな会話の余白だけが記憶の隅に残っていた。


手元には一枚のプリントが置かれていた。そこには何かが印字されていたが、極端に視力が落ちた時のように文字が滲み、どれだけ目を凝らしても内容を読み取ることはできなかった。


数分が経過した頃、校内放送のスピーカーから人の声が流れた。それは明瞭な言語として耳に届いたが、不思議なことに、それが誰の声で、どんな音色だったのかは思い出せない。


「校内に不審者が侵入しました。教員の皆さんは直ちに対処してください」


その放送を聞いた瞬間、私はなぜか、不審者の正体が「ゾンビ」であると確信していた。


確信が引き金になったのか、視界が唐突に切り替わる。気がつくと、私は走行する軽トラックの荷台に揺られていた。


視線の先には、地元の土手が見える。そこには屋台のようなものが点々と並んでいた。現実のその場所は、たとえ大きなイベントがあっても絶対に屋台など出ない場所だ。しかし私は、それを日常のありふれた一部として受け入れ、違和感を抱かないまま荷台で過ごしていた。


やがて、周囲の車列が滞り、激しい渋滞が巻き起こった。

異様な喧騒が伝わってくる。周囲の市民たちは、何かにひどく怯え、狼狽していた。


彼らが恐れていたものの正体が見えた。それはゾンビのような風体をしてはいたが、動きが異常に素早い。一度狙われれば、とても逃げ切れるような速度ではなかった。


何かを警告するかのような、切迫した空気。


その恐怖が頂点に達する直前、私は夢から覚めた。

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