1回目
5月11日
これは、実際に私が見た夢の記録。
場所は、学校と巨大な船舶が不自然に混ざり合った、鋼鉄の巨船だった。私はその深部にある牢獄に囚われていた。隣にはもう一人、男がいたが、彼は何かにひどく怯え、ただ縮こまっていた。私は何かを懸命に思考していたはずだった。しかし、その思考の糸が何を編もうとしていたのか、どうしても思い出すことができない。
その時、沈黙を破って扉が開いた。入ってきたのは軍服を纏った女性だった。彼女は一切の躊躇なく、携えた長剣で私の腹部を突き刺した。
痛みは驚くほど鮮烈だった。
内側から焼かれるような熱い痛みが、じわじわと腹部全体に浸透していく。彼女はその後も、事務的な作業をこなすように私の腹や肩を何度も刺し貫いた。満足したのか、あるいは飽きたのか、彼女はそのまま背を向けて扉を閉め、去っていった。
しばらくすると、あれほど鋭かった痛みは嘘のように消えていた。
私は導かれるように、開いたままの牢獄から外へと踏み出した。鍵はかかっておらず、呆気ないほど簡単に外の世界が視界に飛び込んできた。
船は、どこか静かな池の上に浮かんでいた。
甲板から見下ろすと、すぐ側に豪華なクルーズ船のような小舟が停泊しているのが見えた。いつの間にか、私の手にはバズーカが握られていた。受けた仕打ちへの恨みを晴らそうと、それを構え、狙いを定める。しかし、指先が引き金に触れたところで、言いようのない躊躇いが私を止めた。結局、一発も撃てぬまま私は武器を下ろした。
出口を求めて移動する途中で、船の住人に見つかった。捕まることを覚悟したが、相手は私に何かを告げ、そのまま見逃してくれた。なぜ自分が許されたのか、その理由は最後まで霧に包まれたままだった。
私は促されるように、階下へと続く階段を降りた。
辿り着いた先は、見慣れた小学校の廊下だった。だが、教室の扉を開けると、そこには中学校の風景が入り混じっている。慣れ親しんだはずの場所が、構造を無視して融合しているその光景は、あまりに奇妙だった。
その空間は、まるで私に「何か」を思い出せと強要しているかのようだった。
無言の問いかけを突きつける歪な景色を前にして、私は夢から覚めた。




