エーデル:「コンプリートしました」A.O:「素直にスゴイ!」
「さてと、今後の事なんだけど...」
A.OはSuにじゃれついてるリンを他所目に話し始める
「とりあえず接触してきた<ユグドラシル>とは協力関係を結ぶ方向でいいかな?」
豊:「そうだな、此方に害は無さそうだったし勝手に色々調べてくれるんだったら有難い」
茜:「って事はうちらの拠点に入らせるのか?」
「データベースくらいなら大丈夫なんじゃないか?Su、この施設にデータベースはあるのか?」
リンの腕を振りほどきながらSuが答える
Su:「ップハ、ハイ、地上部分の施設にアクセス端末が有りますので必要なら閲覧制限もかけられますよ。あのーその名前で決定なんですか?...」
「呼びやすくて良いだろう?その方向で話しを纏めるか、後は例の<剣神団>だが...」
茜:「潰す」
Alex:「Destroy」
Hina:「消えて貰おう」
豊:「ご退場願おう」
「満場一致だね」
レイン:「いや、物騒すぎでしょう!!」
A.O達が今すぐにでも襲撃しそうな雰囲気にすかさずレインが反論する
レイン:「相手はトップ帯のクランなんですよ!?いくらこっちが強くても危険すぎますよ!?」
茜:「だが、もう衝突は避けられないだろう?」
豊:「あれだけコテンパンにされたら流石に黙ってないだろう...」
レイン:「それは...そうかもしれませんが...」
「安心して、いくら僕らでも今すぐ行動に起こそうなんて考えてないから」
レイン:「そ、そうなの?」
「まずは相手の事を徹底的に調べあげて、ろくに反撃できないうちに壊滅するくらいに用意しないとね」
レイン:「もっと物騒だった!!」
「それに...」
レイン:「?」
「あっちは今頃血眼になってこっちを探してるよ、近いうちにあっちから仕掛けて来るだろうね、今頃は各街に見張りの人間を派遣するくらいやってるはず、だから準備するにこしたことはないさ」
レイン:「そうかもしれないけど...」
「それに恐らくだが、まだ奴らは油断しているんだと思う、トップ帯のクランだから簡単には負けないとね、だからあれだけの人数で僕らを制する事ができると思ったんだろうね、だからヤルとしたらこっちの情報があまり出てない今のうちがチャンスなんだよ」
レイン:「う、うん...そうかもね....」
A.Oの言葉を聞いてもレインは何処か不安そうであった
「なんにせよ、情報不足だし此方から仕掛ける事は当面はしないでおこう、勿論あっちが仕掛けてきたら反撃するけどね」
それからA.O達は何人かに別れて別々な行動をとった<ユグドラシル>と交渉しに行く組、新装備の開発をする組、そしてもうひとつが
エーデル:「けど、本当にいいんですか?買い物に付き合ってもらって?」
「構わないよ、約束だしね」
豊:「それにそろそろ倒したモンスターの素材を換金したいところだったしな」
リン:「いや~いつの間にかスゴイ量になってたね~」
A.O達4人はエーデルの植物を育てたい、という願いを叶える為に『エッジフォール』の街に向かっていた
豊:「『エッジフォール』か、始めていく街だな」
A.O:「何でその街何だ?」
エーデル:「『エッジフォール』の街は近くに森や湿地が多いので植物の苗が豊富なので、植物系の生産職は知る人ぞ知る穴場なんですよ!」
リン:「へぇ~けどあんまり有名じゃないですよね?私初めて聞きましたし」
エーデル:「それは....植物系は皆薬草や野菜とかが主流なので....私みたいに鑑賞用の花とか樹木まで育てるプレイヤーが珍しいので...」
豊:「ニッチな趣味してるんだな...」
エーデル:「言わないでください~!ただせさえ植物界隈でも変わり者って言われてるんですから~~!!」
「つまりこれから行く街は薬草や野菜ではなく鑑賞植物や樹木のいわゆる完全趣味の苗が沢山あるわけだな?」
エーデル:「ハイ....駄目ですか?」
「いや、僕らは変わり者の集まりなんだ、むしろ大歓迎だよ。それよりさ...」
「僕らは街に入れるのかな?前は街への貢献度が高いプレイヤーが一緒だったから入れたけど...」
エーデル:「あぁ、それなら多分大丈夫ですよ!」
「??」
「おう!嬢ちゃん久しぶりだな!良い木を仕入れたんだよかったら見てってくれ!」
「あら、エーデルちゃん!この前は花の採集ありがとね!お礼に安くしてあげるわよ!!」
リン:「エーデルさん人気者だね!」
豊:「成る程、植物目的で訪れるプレイヤーは少ないから、必然的に有名になるのか」
どうやらエーデルはこの街ではかなりの有名人らしく、道行く人々に次々と声をかけられていた
エーデル:「実はこの街のクエストで植物採集ってのがあるんですが、誰もやっていなくて...私一人で全部こなしたら有名になってしまいました」
「いや、スゴイ事だからね。だからさっきギルドの人達も好意的だったんだね」
モンスターの素材を換金しにギルドへ行った所、そこのNPC達にもエーデルは歓迎され素材の量が多かったがさらに料金を上乗せして買い取ってもらっていた
豊:「NPCへの好感度がこんな風に反映されるんだな、何気に新発見じゃないか?」
リン:「そうかもしれませんね、私もこんなの初めて見ました。それより素材のお金、私達3人で分割して本当によかったんですか?」
豊:「どうせ俺達は使えないし、シンラ君もあの工廠で暫くは開発するらしいから、君達3人で好きに使ってくれていいそうだ」
「そういうこと、だから好きなだけ買ってくれ」
エーデル:「では!お言葉に甘えて、綺麗な花や珍しい植物沢山買いますね!」
リン:「そういうことなら...私も買っちゃおう!!」
そんな4人の背後から近づく影があった
??:「ねぇ?ちょっといい?」
「??」
不意に声をかけられA.O達が振り向く
??:「もしかしてなんだけど、貴方達が今話題のロボット?」
そこには小柄な女性プレイヤーが、腰に短刀を二つと全体的に軽装備な事からScoutだと思われるがA.Oと豊は別な事に警戒レベルを上げた
豊:(コイツ今確実に気配を消してきたな)
A.O:「(この街に来てからずっと監視してたか?)さあ?人違いじゃないかな?」
すると女性プレイヤーは屈託のない笑みを浮かべて
??:「やっぱり今話題のロボット...いや、<戦闘機兵>だっけ?ようやく見つけたよ~」
確実に自分達が狙いであるとわかった瞬間A.O達は一瞬で戦闘態勢に入る
??:「おっと!今日は君達と遊びに来たんじゃ無くてね、うちのボスから伝言を預かって来たんだよ!」
豊:「ほう?伝言だと?」
「その前に自分から名乗ってほしいんだが?」
??:「おっと忘れてた」
ラプター:「私は<ラプター><剣神団>の4番隊長だよ、今日は私達の団長から君達に伝言を持ってきた」
その女性の笑みが気味の悪い物に感じられた




