Hina:「色々騒がしくなってきたね♪」A.O:「楽しそうだな...」
豊:「『Lost True Story』..ね、成る程。確かに調べてれば不自然に消えた過去の記録も出てくるわけだ」
Alex:「それであんたは、俺達がそれを知っていると?」
ブックメーカーは首を振る
ブックメーカー:「いや、あなた方がプレイヤーというのは知っておる、過去に何があったか何ぞお主らも知らんじゃろう。だが、あなた方ならその答えにたどり着ける」
豊:「何故言いきれる?」
ブックメーカー:「どれだけフィールドを探しても我々は戦闘機兵なんてもの、ましてやあんな大きな遺物<機動要塞;Libra>何ぞ存在すらつかめなかった。だが、あなた方が現れてから眠っていた遺物達が現れ始めた」
豊:「何?」
Alex:「何だ?まさか’UMA’見たいに目撃情報が出始めたか?「そのまさかだ」What's?」
ブックメーカーが席をたち3枚の大きめのボードを持ってきたが、そこにはおびただしい数のメモや写真が貼られていた
リン:「スゴ~イ」
レイン:「まさか...これ全部?」
ブックメーカー:「情報サイトに載せたのはほんの一部にすぎん」
ブックメーカーはボードの中から一枚の写真を剥ぎ取る
ブックメーカー:「これらは全てフィールドに散ったクランメンバーや買い取った情報じゃ、今までのフィールドでも発見情報はあるが解放された新フィールドでも目撃が相次いでおる。無論まだ表には出ておらんがな」
そう言いながら出された写真は雪山で撮られたのであろうか、吹雪に隠れて確かに戦闘機兵らしき影が写っていた
Alex:「まるで、ビックフットだな」
豊:「これは...いつ頃から出現率が上がったんです?」
ブックメーカー:「あの巨大要塞が現れてから、急激に情報量が多くなっての、私達はあなた方が大いに関係していると踏んでいる」
そう言いながらブックメーカーは椅子に座る
ブックメーカー:「今まで見えなかったものが急に目の前に現れた、これは何か大きな事の前触れと私は考えている、そしてその変化の流れの中に隠された真実が見え隠れしている、そう思えて仕方ないのだ」
ブックメーカー:「私はこの真実を知りたい、それに『ミッドリール』のような悲劇は何としても避けなければならない、その為にはこの変化の切っ掛けであり見え隠れする真実に一番近いであろう君達と協力関係を結ぶべきと、今日はクランマスターとして君達と接触したのだ」
ブックメーカーは今回接触した目的を丁寧に説明したが、その言葉には確かな決意が見てとれた
豊:「....そちらの事情は理解した」
ブックメーカー:「フムッ...だが結論は出せずか?」
Alex:「俺達としても有難い提案だが...」
豊:「こちらも色々事情があるのでな、他のメンバーとも相談してみないと」
ブックメーカー:「ほっほっほ、構わんさ、今日この場で結果が出るとは思わんからの」
豊:「そうか、だが前向きに検討させてもらう」
豊:「まあ、こんな感じだ」
「......」
事の顛末を聞いたA.O達は情報の多さに呆然とした
「え~と、まず整理するとだな。僕達を手に入れようとする大手クランがいると」
シンラ:「しかも今後は敵対する可能性があると」
エーデル:「おまけに神出鬼没、正体不明の情報クランから協力関係の打診ですか」
Hina:「そこから出された情報が戦闘機兵達の活発な活動とは...」
レイン:「そっちも新しい拠点、しかもあなた達を作った研究所なんて」
リン:「新しいA.Iか~可愛い子なのかな?」
一名を除きあまりの出来事の多さに全員今後の方針の事で頭を悩ませる
「色々あるが戦闘機兵の活動の活発化には心当たりがある」
Alex:「ん?何かしたのか?」
Lis:『<Libra>が機動した際全域に向け最終計画発動のシグナルが発令されました、中継局が消失しているので何処まで届いたかは不明ですがそれに呼応しての行動の可能性は十分に高いです』
茜:「ますます撃ち込んだ馬鹿達が恨めしくなるよ」
「情報クランとの協力関係は僕は良いと思う、少ない人数だとカバーしきれる範囲が限られるからね。それに他のプレイヤーの事はよく知らないからいざって時に備えておかないと」
Hina:「勿論こっちの情報は精査して渡すべきなんだろうね、全部出すと今後の交渉カードがなくなってしまうからね、Lisはそこのところどうなんだい?他の勢力と協力するのは?」
Lis:『私はマスター達を信用していますので、決定に異論はありません』
Hina:「フム、信用しているねぇ興味深い」
HinaはLisの返答に何か思う所があるようだが、その声は他のメンバーには聞こえなかった
豊:「後は例のクランだが、当面は情報収集だな、こっちの正確な位置も把握してないだろうし、協力関係を結んだ後にだが情報クランに情報の対価として聞き出すか」
エーデル:「え?意外ですね、さっきまでの様子だとすぐ攻めいると思ったんですが」
「それは約2名だけだよ、それに大手だとどれくらいの人数がいてどんな構成なのかもわからないからね、やるならよく調べて火力を集中しないと後でどんな仕返しが来るかわからないからね」
エーデル:「な、なるほど」
A.Oの説明にエーデルは内心A.Oが一番やる気満々ではないかと思った
「それにしても...」
豊:「どうした?」
「色んな事が起こるにしても、一気におこりすぎじゃない?」




