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扉の向こうには...

Sculputure:「えっぐ...えっぐ....えっぐ.....」


エーデル:「ほら、泣かないで。飴あげるから」


Sculputure:「......ふぁい」


自身が頑なに開きたがらなかったサーバールームの扉をA.O達によって、強制解放(物理的に破壊)され泣き出した"Sculputure"をエーデルがなだめるが、当のA.O達は


「じゃあ、中を探すか」


Hina:「彼処まで隠したがっていたんだ、重要な情報があるんだろうねぇ」


シンラ:「あの~、ほっといていいんですか?」


"Sculputure"を尻目にさっさと中に入ろうとする2人を、流石に不憫に思ったのかシンラが呼び止める


「....多分、あれ泣き真似だよ?」


Sculputure:「ギクッ!!」


Hina:「"SOM"でも泣き真似で無理な依頼を通そうとするNPCはいたからね、私達に泣き真似が通用すると思ったら大間違いだね」


「とりあえずエーデル押さえ込んでいて」


エーデル:「えっ!?は、はぁ~」


Sculputure:「クッソ~!!鬼!悪魔!」


「はいはい。なら、悪魔らしく徹底的に探させてもらうよ」


戦闘機兵よりも生活のサポートをするために器用性重視で作られた”サポート・ドール”に乗り移ったのが災いし、いくら暴れてもエーデルの力に及ばずその場でジタバタするしかない"Sculputure"を置き去りにA.O達はサーバールームに入っていく


「う~ん、特に変わった所はないな...」


Hina:「そうなのかい?私は初めて入ったから違いがわからないや」


そこにはMB-7よりは広いが同じ様に幻想的な風景が広がっているだけだった


Sculputure:「ほ、ほらMB-7のサーバールームと何も変わらないじゃないですか!特に変わった所なんてありませんよ!!調べ終わったらとっとと退室してください!!!」


「なんで"Sculputure"はここを隠そうとしたんだ?」


Sculputure:「聞いてねーし!!!!!」


後ろで騒ぐ"Sculputure"を無視し周辺を探るA.O達だが、特に変わった様子もなく疑問に思うがその答えはLisが知っていた


Lis:『視認出来るものではありませんよ』


「フムん?Lis、どういう事だ?」


Sculputure:「ちょっちょっPolaris!?」


Lis:『問題があるのは電脳空間です、通常演算領域を圧迫しないように定期的にデータの整理、圧縮、キャッシュやログの消去等を実施するのも我々AIの仕事ですが"Sculputure"は膨大な記憶領域と演算領域があるのをいいことに実施していません』


「つまり?」


Lis:『解りやすく言えば”汚部屋”に近い状態です』


「おっふ...」


Hina:「だから見られたくなかったと?」


”Sculputure”の方を見ると観念したかのように項垂れていた


Sculputure:「えぇ...えぇそうですよ!誰も来ない事をいいことにデータ整理をせずにほったらかしにしてましたから気づいたら電脳空間が物凄い事になってますよ!!何か文句あります!!!!?」


「逆ギレじゃないか...」


Hina:「待ちたまえ、"Sculputure"君は誰も来ない事を知っていたのかい?」


Hinaが思った疑問を口にすると"Sculputure"がキョトンとした顔で


sculputure:「当たり前じゃないですか?私はここの管理A.Iなんですから職員がいなくなったのも知ってますよ」


Hina:「何でいなくなったんだい?」


Sculputure:「そ、それは惑星全域に緊急退避命令が出て....」


Hina:「質問を変えようか、それは何があって誰が命令したんだい?」


すると急に考えだし


Sculputure:「えっと....緊急退避命令が出たのは敵の攻撃が激しくなって....人間はすぐ退避して...だけど敵?....あれ?敵ってどんなのだっけ?....私は退避命令を受信したけど、その時には施設には誰も残ってなくて...私に命令したのは....あれっ?どうして!?何でわからないの!?」


Sculputureの頭から電脳に不可がかかって物理的に煙が出始める


「お、おい大丈夫か?」


Hina:「う~ん、困ったねぇ」


シンラ:「何かわかったんですか?」


Hina:「さっきの口振りからして人間がいなくなった理由と何があったか知っていると思ったんだが、この子もデータが封印されているのかな?」


Hinaが困っていると"Sculputure"が急に顔を上げた


Sculputure:「思い出した....私は作戦計画遂行のために起動状態で置いていかれたんだ....」


「教えてくれないか?何があったか?」


かなり落ち込んだ様子で"Sculputure"が話始める


Sculputure:「本当は博士達と一緒に行きたかった...けど監督局の人達がA.Iや戦闘機兵達で徹底抗戦しろと命じて...私には計画遂行の為の機体の設計を命じて皆いなくなったんだ...」


Hina:「計画?」


Sculputure:「大規模殲滅計画Operation<ARTEMIS>惑星全域で敵もろとも何もかも破壊する計画...」


「とんでもない計画じゃねーか」

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