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いや、誰だよ?お前?

「ずいぶん深いな....」


A.Oはエレベーターシャフトの内部を降下しながらその深さに驚く


シンラ:「看板には”大型陸戦兵器研究所”とも書かれていましたから、何か巨大兵器でもあるんじゃないですか?」


「”Libra”みたいなやつは御免だな...」


Hina:「底が見えてきたよ」


やがて4人はエレベーターの最下層へ到着し、A.Oのブレードで扉を切り裂き中に侵入すると


エーデル:「真っ暗ですね...」


「Lis.照明は点灯出きるか?」


Lis:『可能。制御系に侵入...点灯します』


Lisのハッキングにより照明が点灯され部屋の全貌が現れるとそこには


シンラ:「うわ~~~~」


Hina:「これは....凄いな」


エーデル:「な、何ですか?これ?」


「僕達”戦闘機兵”の製造工場だよ」


照明に照された室内は地上施設の何倍も大きく、所狭しと並んだ生産設備と思われる機械達は現在拠点にしているMB-7の優に3倍はありそうだった


シンラ:「スゴイ!こんなに色んな設備があったら、色んな物が作れそうです!!....うわっ!!」


「どうした!?」


シンラが生産設備を眺めながら設備に触れた瞬間、驚いた様に後ろに飛び上がった


シンラ:「い、いえ...この機械に触れた瞬間、役職(ジョブ)のレベルが上がったと思ったら色んなスキルが取得出来て、ビックリしたんです」


Hina:「ほほう?」


エーデル:「多分”インスピレーション”が発動したのかもね」


”インスピレーション”このゲームの生産職の人間が一定の条件もしくは新たな素材や生産を行った際希に発生する能力で、レベルの飛躍的な上昇とスキルの大量習得が可能であり一部では”産業革命”とも言われている


エーデル:「シンラ君の場合役職(ジョブ)としての能力が上がらずその他の能力が上がっていて、ようやく役職(ジョブ)を活かせる物に出会ったから一気に上がったのね、まさしく”天職”みたいな感じ?」


「フムん、そういうのもあるのか。実際はどんな感じなんだい?」


シンラ:「どうやらここにある機械は全部操作出来るみたいです、それに色んな設計図も浮かんでくるので皆さんの大幅な能力アップもできそうです!」


Hina:「それは良いことを聴いたね、やはり彼は我々と関係があるみたいだ...フッフッフ、是非とも火力の更なる増強を....痛い!!」


「やめんかバカタレ、お前がこれ以上火力を上げたら本当に焦土戦術になるだろうが」


不穏な空気を察したA.OはHinaの頭を小突くが装甲に覆われているのでたいしたダメージにはなっていないようである


Hina:「私の高性能な頭脳が馬鹿になったらどうするつもりだい?全く!....ところで、そこに並んでいる素体達は新品なんじゃないかい?」


Hinaの言う方を見ると数十体の戦闘機兵の素体達が並んでいた


「確かに新品だが....何か違う感じがする」


Lis:『ここに並んでいるのは"Advance-Type3"のようです』


「何だそれは?」


Lis:『今情報を表示します』


Advance-Type3

『発展型戦闘用素体:戦闘用<Type-2>の改良型<Type-3>に脅威生物の能力を取り込める様に改造された機体、適切に取り込む事により飛躍的に性能が上昇する。また、新規素材の採用・動力源の改良・設計の見直しにより耐久性・運動性・整備性・武装搭載量・継戦能力が向上しており、今後開発が予定されている可変機並びに特殊用途機にも対応可能』


「要するに、今の僕らの改良発展系なわけか」


Lis:『肯定』


シンラ:「しかも可変機!夢とロマンが溢れてますね~!」


Hina:「可変機と言えば彼女だけど、まだ合流出来ていないのかい」


「今は別なゲームにはまっているらしくてな、一段落したら来るってさ」


A.O達のチームには可変機のみを使ってプレイしていた仲間がいたがまだ合流出来ていなかった


「それはそうと、ここの管理A.Iはいまだに応答無しか?」


Lis:『はい。存在はしているのですが、いまだに応答ありません』


「どうするかな....」


エーデル:「なら、こちらから伺えばよろしいのでは?」


エーデルの発言にA.Oは一瞬硬直する


エーデル:「え!?え!?私何か変な事を言いました!?」


「あ、いや、その発想はなかったから驚いただけさ、今まで管理A.Iの方から接触してきたから盲点だった」


「Lis、管理A.Iのサーバールームは?」


Lis:『Log.ナビゲーション開始します』


4人はLisの案内に従い施設の奥へ進んでいく、やがてサーバールームとおぼしき厳重に封印された扉の前に到着した


Hina:「.....やけに厳重じゃないかい?」


「何か変な物も一緒に入れてんのか?」


その扉は今までのサーバールームに比べやたら厳重に封印されてるように思えた


「Lis、サーバールームに厄介な物を一緒に入れる可能性は?」


Lis:『回答。0%です通常危険と判断される物は専用の保管施設を設けるのが施設保安規定で決められており、例外はありません。また、A.I自身を危険と判断しても破壊もしくは消去を行う事が出来るのでここまで封印することはあり得ません』


「と、するとこれは何だ?」


Hina:「開けて確かめるしかないかもね~」


「そうだな、2人共離れていてくれ最大火力で破壊する」


2人が離れたのを確認するとA.OとHinaは持てる武装の全てを扉に向ける


Hina:「全武装照準よし、いつでも行けるよ」


「よしっ攻撃「待ってください~~~~~!!」...え?」


攻撃開始直前に後ろから制止する声が聞こえ、4人が後ろを見るとメイド服のような物を着た青い髪の女の子が必死に走ってきた


???:「待って~~~!ゼェー!ゼェー!私の聖域を!!ゲホッ!ゴホッ!!壊さないで~!」


「......君.....誰?」

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