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研究所!?大発見だな!!

「何もないな...」


A.O達4人は高度を下げ警告を受けた地域の外周を旋回していた


「レーダーその他のセンサーにも反応無し」


Hina:「これは地域の中に入らないとわからないね」


「Lis.警告を発信している者からの返信は?」


Lis:『応答なし.こちらの返信には何も反応しません』


「手詰まりか...仕方ない地域に侵入する、Lisセンサー最大稼働電波の発信原を探れ、Hinaは高度をとって攻撃に備えるぞ」


Lis:『log.』


A.O達は”No(飛行) fry(禁止) zone(地域)”に侵入する




「みんな現在までの異常は?」


Hina:「こちらは相変わらず何も見えないね」


シンラ:「僕も何も見えませんね」


A.O達は問題の地域に侵入したが特に何もなく草原地帯が広がっているだけで、ただただ警告が繰り返されるだけであったがセンサーを監視していたLisが奇妙な事を言い出す


Lis:『マスター。電波発信原特定出来ません』


「フムん?どういう事だ?」


Lis:『正確には発信源が移動しています』


シンラ:「移動ですか?何も移動音は聞こえませんよ?」


Lis:『発信源が時間差なく別の位置から発信されています。また移動に規則性は見られません』


Hina:「つまり瞬間移動していると?」


Lis:『一番わかりやすい表現だとそうなります』


「ますます厄介だぞ」


一同が気味の悪さを感じるなかエーデルが何かに気づく


エーデル:「??...すいません、降りる事はできますか?」


「可能だがどうした?」


エーデル:「いえ、少し気になるので」


A.Oがエーデルの指示する場所に降りると、エーデルはその草原に生えている草を調べ始める


「一体何を?」


エーデル:「やっぱり...何でこんな事に?」


Hina:「何を見つけたんだい?」


Hinaの疑問にエーデルは答える


エーデル:「このゲームの植物には”成長度”というパラメーターがあるんです」


「”成長度”?」


エーデル:「はい。見た目ではわからないんですが、成長度が高い程それを使ったアイテムの効果が高かったり、逆に成長度が低くないと効果が出ない物があるんです」


この”UWPS”というゲームで採集できるアイテムには誰でもわかる”レア度”の他に特定の生産職でしかわからない”品質”や”成長度””熟成度”等のパラメーターが設定されており、同じ様に作っても効果に違いが出る仕様となっていた


Hina:「それがどうしたんだい?」


エーデル:「大抵の植物は群生している場合、その中にちらほら”成長度”違うやつが混ざるんですが、この草原は私の立っている場所から全ての植物の”成長度”が変わるんです。空から見て気づいたんですがちょうど円を描く様に内側と外側で」


Hina:「つまり...」


エーデル:「円の内側の植物は”成長度”が低いままで止まってるんです、まるで時間が止まったみたいに」


エーデルの説明に一同は驚く


シンラ:「時間停止なんて...聞いたことありませんよ!?」


Hina:「それにセンサー類も特段変わった反応をしないし...何かの間違いでは?」


エーデル:「ですが...それ以外では適切な表現が無いんです...」


「フムん...とにかく”何か”はこの中にあるんだろう?行ってみるか....」


Hina:「流石に危険なんじゃないかい?」


「僕らを攻撃するならとっくにやっているだろう?それに罠ならこんな意味の無い場所に設置しないだろう?」


Hina:「それもそうか...」


一行は円の中に入っていく、しばらく歩いて行くと急に霧が発生したと思ったらコンクリートらしき物で作られた建造物が出現した


「!!、なんだ、どっから出てきた!?」


シンラ:「急に出てきましたね...」


Hina:「この建物やけに現代的じゃないか?それにどこかの企業の研究所みたいだ...」


その建物は3階建てで、1ha程の大きさだが、窓以外の物がなくどこか無機質な印象があった


エーデル:「あそこが入り口ですかね?」


エーデルの指差す方向には大きなガラス製の入り口らしき物があった


「...中を調べよう」


4人が入り口に向かうとこの建物の名前が書かれた看板らしき物があったが、汚れで見えにくくなっていた


エーデル:「汚れで見えませんね」


シンラ:「僕が洗浄魔法使えますから、”クリア”」


Hina:「こういう時は本当に魔法って便利だねぇ」


「なんて書いてあるんだ?」


シンラ:「えっと....」


シンラの魔法で汚れが綺麗に落ちた看板にはこう書かれていた


”第1戦闘機兵開発研究所””第1戦闘機兵兵装工廠””第3大型陸戦兵器工廠”


「嘘だろう...?」


Hina:「いきなり大当たりじゃないか」


エーデル:「??...この研究所はわかるんですが、工廠っていうのは?」


シンラ:「工廠はですね...」


”工廠”とは軍隊直属の軍需工場であり、武器・弾薬をはじめとする軍隊で使う補給品の開発・製造・修理・貯蔵をするための施設である


「つまり僕らにとっては宝の山になるかもしれないのさ」


エーデル:「へぇ~~凄いんですね~」


Hina:「何を他人事の様に言ってるんだい?これは君の協力がなければ見つけられなかったんだよ?」


エーデル:「え!?私!?」


シンラ:「そうですよ!エーデルさんが気づかなければそのまま素通りしてましたもん!」


エーデル:「えっエヘヘっ!そ、そっか~な~...」


エーデルは他人からの称賛に慣れていないのか顔を赤らめて恥ずかしがる


「エーデルのお陰で発見できたが、まだ中が安全とわかった訳じゃないし警告の原因も気になるから、入って見よう」


4人が入り口を潜ると吹き抜けになっており、何処かの会社の受付の様になっていた


「本当に何処かの会社みたいだな...」


シンラ:「あっ!見取り図があります!」


シンラが館内の案内番を見つける


Hina:「これによれば地上部分は、研究員のオフィスだが地下は...」


その見取り図によれば開発製造は地下施設でおこなっており詳しい配置は”関係者以外立入禁止”となっていた


「Lis、この施設へのアクセスは?」


Lis:『不能。こちらからの接触を拒否しています、そこのエレベーターで降りられますが動かせません』


Hina:「なら仕方ないね、お行儀よく行こうと思ったんだが...」


「強行突破だ」


A.Oはエレベーターの扉をブレードで無理やり切り裂くと下を覗く


「相当深いし、真っ暗だ...まるで地獄への入り口だな」


2人を肩に乗せるとA.Oはゆっくり降下し最下層を目指す、それはまるで地の底にあるというあの世への入り口の様であった

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