ゴーレムって動きが遅いんじゃないの!?
誤字報告非常に助かります!!
他にも気づいた点等ありましたら、是非教えてください!!
「Lis。初めての相手で固さがわからん、最大出力で切りつけるから相手の防御力を見てくれ」
Lis:『log.目標まであと10m』
A.Oは姿を隠し一番近くのゴーレムへと、地面をなめるように高速、低空で接近し
「はっ!!」
頭から一刀両断、一撃でゴーレムを無力化するとすぐにその場を離脱する
「Lis、どうだ?」
Lis:『計測した結果通常出力でも問題なく通用します』
「よし。出力を通常値へ、このまま片付ける」
A.Oはそう言うと姿を消したまま次々とゴーレムを切り裂いていった、岩に擬態したゴーレム達は擬態率が高すぎて他のゴーレムが何処にいるのかわかっていないのもあるが、A.Oの姿が見えないためろくな抵抗も出来ずに次々と各個撃破されていった、そしてAlexも
Gan!
Alex:「Aim hit body Enemy down」
Gan!
Alex:「Aim hit head Enemy down」
Gan!
Alex:「Aim hit body Enemy down」
ゴーレム達の目視圏外から次々と命中させ一方的に撃破していた、元々Alexの兵装は10km先の装甲目標を撃破するための物であり、ゴーレムといえど5km程しか離れていない距離で正確に狙撃されているため頭や胴体に命中すれば粉々に砕けてしまっていた
シンラ:「ふぉぉおおおお!この目で彼らの戦いが見れる日が来るなんて!!」
レイン:「...貴方は楽しそうね」
シンラ:「えぇ!とっても!」
リン:「あのゴーレムの素材、余ったら私達にも分けて貰えないかな?」
レイン:「リンも何考えてるのよ...はぁ~っ私もこんな異常な戦いに慣れてきたわね~...」
レインはA.O達の戦いを見ながら、自分がA.O達の戦い方に慣れてきているのだと改めて自覚した、通常ゴーレムタイプの敵性モンスターは魔法耐性は低いが物理耐性が高く、擬態に気づかず接近し、接近戦に弱い後方支援系職業が先に損耗し危機的状況に陥るのは高レベルパーティーでもよくある事であるが、それを意図も容易く撃破しているA.O達は間違いなく異常であり、レインはいちいち驚かなくなっている自分に諦めに似た感情をいだいていた、しかし初めて見る人間には
「...俺は幻でも見ているのか?」
「安心しろ俺もだ」
「あのゴーレム達を一撃なんて...」
「ねぇあの剣ってどういう仕組みなのかな?」
「それより、姿が消えている方が気になる」
「なるほど。長距離狙撃には安定した姿勢が必要...6本足はそれが理由か」
「今度作る遠距離武器に応用できないか早速試してみよう」
ある者はその戦闘力に唖然とし、ある者は装置の仕組みが気になり、ある者は新しいヒントを得る等、三者三様の反応を見せていた
ミランダ:(これはこれは、予想以上に大きな収穫じゃないか、素材もそうだがうちの職人達にもいい刺激になってるね、こいつは今後ともヨロシクして貰わないと)
ミランダは思わぬ収穫に無意識に口角が上がった
Gan!
Alex:「Aim hit body Enemy down All Clear」
「全部片付いたな」
レイン達が話している間にA.O達は周辺の敵を一掃してしまった
「一応目視圏内のゴーレムは一掃したが、注意して作業してくれ。それと撃破したゴーレムはそっちに任せるよ」
ミランダ:「わかった。お前ら聞いたか!?作業に係りな!!」
「「「うーーーーっす!!」」」
ミランダの号令で職人達が鉱石の採取とゴーレム素材の回収に散って行く
「僕らは万が一のために周辺警戒を。AlexはUAVを飛ばして広域索敵警戒を」
Alex:「log.」
AlexがUAVを飛ばしA.O達が散会しようとした、まさにその時
Alex:「Emergency!Emergency!何かが高速で接近してくるぞ!!」
Alexの大声に周囲の人間も足を止め注目する
「Lis!Droneのカメラ映像を写せるか?」
Lis:『log.画像投影します』
空中にドローン映像が出されそこに写っていたのは
リン:「ゴーレムが走ってる?」
レイン:「いや、普通のゴーレムは遅いでしょ?別なモンスターじゃない?」
Alex:「こいつの足を見てみろ、これは...」
「逆間接?」
写されたゴーレムは真っ黒で上半身は普通のゴーレムに見えるが、足は通常のゴーレムより若干細くダチョウの様に反対に折れ曲がりその足で通常のゴーレムより遥かに早い速度で移動していた
ミランダ:「なんだいこいつは?こんなやつは聞いたことがない」
全員が首をかしげる中一人の女性プレイヤーが前に出てきて
「わ、私聞いた事があります!!前に1度だけ、ここで採掘していたパーティーが物凄いスピードのゴーレムに襲われた事があるって噂を!」
レイン:「そんな事が....他に何か情報は?」
「ハイ!パーティーは一人を残して全滅!あのゴーレムにはね飛ばされたそうです!生き残った人はひたすら直進してくるゴーレムを横に回避して逃げれたそうです!」
リン:「ねぇ...もしかしてこのゴーレムって」
レイン:「ひょっとしたら【Named】かもしれないわね...」
ミランダ:「あんたらなに冷静に話してるんだい!?」
シンラ:「そうですよ!まだ距離があるうちに逃げましょうよ!【Named】ってすごく強いモンスターなんですよね!?」
リン:「あ~。うん、そうなんだけど...」
レイン:「ここにソロで討伐したやついるし...何とかなりそうな気がするのよね」
シンラ:「え?...えぇ!?」
「それに、注意するのは直進速度だけだ。急旋回は苦手なんだろう、だったら何とかなる」
暫くすると問題のゴーレムが見えてくる、レインや生産職の人間は少し離れた岩場に隠れ、ゴーレムの直線上にはAlexが1人で狙撃姿勢をとっていた
Alex:「目標視認!行くぜ”電磁加速狙撃銃”短連射モード! Fire!!」
Dadadan!Dadadan!Dadadan!
短連射に切り替えた狙撃銃からゴーレムの頭に銃弾が飛来するが、それを察知したゴーレムが腕でガードし全部弾かれてしまう、だが
Alex:「直進しかしないんだ、当然前面の防御は固いだろうし、後ろからの攻撃はその速度で振り切るんだろう?だがな、俺の狙いはそこじゃねぇ!くらいな!!」
Gan!Gan!
Alexの放った2発の銃弾はゴーレムの股関節部分に命中し、たまらず速度を落とすAlexの狙いは最初から上半身に注意を向けておき、本命はその速度の要因である脚部付け根を損傷させ速度を落とすことだった、そして速度を落とし防御の薄い背面から
「ここまで速度が落ちたら簡単に追い付けるんだ!くらえ!!!」
姿を隠しながら追尾していたA.Oが最大出力の対艦刀でゴーレムを一刀両断、止めを刺した
Alex:「俺達が直進しかしないやつに手こずるわけねーだろ」
「お前の敗因は自分の速度に過信しすぎた事だな」
余談だが、この後ゴーレムは素材として回収され名前が判明するのだが、その名前は
”【走】デゴイチ・ゴーレム”
「「「「「機関車かよっ!!!」」」」」




