長距離狙撃機 『Archer』
長距離狙撃機 機体名『Archer』
"弓使い"の名前の通り長距離狙撃に特化した機体、この機体で一番目を引くのは6本足の脚部である。
機体の上半身は標準的な中量機であるが、この6本足により場所を選ばず安定した射撃姿勢をとることができ、各足にそれぞれ『ワイヤーアンカー』が搭載されているので山の斜面や蜘蛛のように高所からぶら下がるような事も可能になっている、またこの機体は待機状態では周囲に溶け込める『光学迷彩』が全面に施され背面の『JEW-55:大型統合電子戦兵装』により機体の周囲に特殊な電磁界を形成しレーダー波を電界に沿うように通過させることにより高いステルス性を確保する、合わせて敵の電波の探知・妨害をかける事も可能であるが大型になるため、その他の兵装が搭載できなくなるデメリットがある。
両肩には右肩に『RQ-3:無人偵察機』を2機と左肩上面に『APG-75:長距離照準用レーダー』を搭載、武装には『M-950:電磁加速狙撃銃』と『SMG-4:短機関銃』、接近戦用に『5式短刀』と数は少ないがこれ等の装置と狙撃銃、さらに頭部に搭載した『環境観測装置』により大気の状態・風向風速・重力等と『狙撃用補助システム』により銃の状態・機体の自動補正・電子制御自動撃発・相対距離速度照準補正により最大射程は10Kmにもおよぶ超長距離狙撃が可能であり、『SOM』の全機体中”この機体以上に狙撃に長けている機体はない”と言われる程オンリーワンの性能を誇る
レイン:「ここが過去の戦いの最前線...」
「推測だけど...だが、取っては取られを繰り返して地下にちゃんとした施設を作れなかったと考えれば、辻褄が合うからね」
豊:「後はどっちから敵が来たかだな。こればっかりは他にも調べてみないとなんとも言えん。只、その後方に重要な施設や場所があったのは間違いないはず」
Alex:「どっちにしろ、これ以上はわからねぇって事だな」
「そうだね。とりあえず一度拠点に戻ろう、今後の方針と2人の機体の整備もしなければならないからね」
7人はMB-7<Antares>に向けて出発した
「Alexはどうやって運ぼうか?移動速度あんまり早くないし」
Hina:「私がぶら下げて行くよ。弾薬を全部消費したから積載量には余裕があるしね」
Alex:「おう!丁寧に頼むぜ!」
そう言うとHinaは蜘蛛が上から糸を垂らすようにAlexを宙釣りにし、Alexもそれが当たり前の様に運ばれる
レイン:(ヤッパリ蜘蛛じゃない!!)
レインは心の中で叫んだ
リン:「もうすぐ到着だね~」
Hina:「その基地はちゃんと弾薬はあるんだろうね?」
「大丈夫だ。今まで発見した施設から弾薬・資材は運び込んでいるから当面は心配しなくてもいい、だけど長期的に見れば補給基地みたいなのも発見したいな」
A.Oが今後の事を考えているとLisから警告が入る
Lis:『警告。基地周辺に複数の熱源を探知。どうやらプレイヤーのようです、基地を包囲するように展開中』
茜:「なんだ?この前の連中が報復しに来たのか?」
Lis:『彼等が基地を捜索している様子はありません。どちらかといえば防衛する陣形です、さらに入り口付近に2名停止中』
レイン:「どういう事?」
豊:「考えれるのは、何かしらの交渉か?決裂したら周囲から襲って来るとか?」
「とにかく確認してみよう。Hina、Alex高度を上げて見てみてくれ」
Alex:「OK!」
Hinaが高度を上げ、Alexが狙撃銃のサイトで確認する
Alex:「ん~。周囲にいるのは種族バラバラの男女20人位全員同じ甲冑を着ている、恐らく何処かのクランだ。入り口は女と男一人ずつ女の方は頭に角が生えてる、男は白い甲冑を着てるイケメンだな、どうするここからでも頭吹き飛ばせるぞ?」
「あ~。いや、とりあえず会ってみようか」
レイン:「ねぇ、私多分その人知ってるわ」
「僕もだよ、合いたくないけど....」
シリウ:「会いたかったよA.O君!!さぁ、勝負の続きと行こうじゃないか!!」
「断ーーーーーーーーる!!!!」
入り口で待っていたのは『バーテックス騎士団』団長のシリウスと参謀役の青龍であり、会って早々にシリウスが勝負を仕掛けてきた
シリウ:「この前は邪魔が入って決着がつかなかったからね!諜報部隊を総動員して君達を探したのさ!あぁ、安心したまえ周囲の団員はモンスターが入って来ないように見張っているだけだから!これで邪魔されずに戦いに集中できるよ!!さあっ!!!」
「やらんと言ってるだろう!!そんな事に無駄に労力使いやがって!!」
茜:「なぁ、誰だいあの...残念イケメンは?」
レイン:「No1クランの『バーテックス騎士団』団長、シリウスさんです。前の<Libra>戦でも指揮をとるくらい有能な方なんですが、根っからの戦闘狂らしくて....」
リン:「今はA.O君のストーカー?」
豊:「”天は二物を与えず”とは、まさしくだな....」
このままでは埒が明かないとA.Oとシリウスの押し問答に呆れた青龍が口を出す
青龍:「団長?今日は彼等に頼みがあって来たのでしょう?それだと、相手の印象が悪くなって断られますよ?」
シリウス:「おっとそうだった!つい好敵手を見つけて気持ちが早ってしまった!」
「勝手に好敵手にしないで!!」
青龍:「ハァッ...改めまして騎士団参謀の”青龍”と申します。本日は皆様にお願いがあって参りました」
茜:「お願い?」
Hina:「君達の方がこのゲーム内では上なのに、無名の私達にお願いかい?」
青龍:「ハイ。」
青龍が訳を説明する
青龍:「簡潔に申しますと。あなた方のメリットが少ないのです、それを承知ですので今回はお願いという形で参りました」
豊:「なるほど。断られる可能性もあるって訳だ」
青龍:「ハイ」
Alex:「そんで?その無茶なOrderは何かな?」
シリウス:「それは僕から説明しよう」
いつの間にかさっきまではしゃいでいた姿は何処へ行ったのか、すっかり団長としての風格を纏ったシリウスが口を開いた
シリウス:「君達には、騎士団が主導する南方向の新フィールド開拓、その護衛をお願いしたい」




