MMORPG?
『Undeveloped World ~Pioneer Story~』
略して『UWPS』、1年前に発売されたこのゲームは今や知らない人間はいないと言われるほどの人気を博しているゲームであり、半年前に世界中でリリースされるや1億人以上のプレイヤーが参加する大型コンテンツにまで発展した今を代表するゲームである。
内容は、未開拓の部分が多数ある惑星に降り立ちフィールドを旅しながらゲームを進めるMMORPGでありその自由度の高さやグラフィックの美しさ等から一部からオーパーツ扱いされるほどの完成度を誇っている、そのゲームを作った『New Frontier World Systems』社がサーバーの大規模増設にともない新規プレーヤーの参加枠を明日から拡大するとゆう電撃発表したのである。
(今までMMORPGはほとんどやった事がないんだよな...けど、やることないしこの際やってみるかな?...けど、ん~~...)
「ん?...」
思わず声に出してしまう程意外な人物がその記者会見の映像の端に映っていた。
「橘さん?...」
高校生の頃、同じゲーム研究会という同好会で自作ゲームの作成をしていた仲間の一人がいたのである。
(確かに将来は、ゲームの制作したいって言ってたし、こういうゲームは確かに橘さん好きそうだったからな...まあ、僕は全然違う職業に就いちゃったけど...)
知り合いが作成に関わってると知って俄然興味が湧いて来たため、あまりやったことはないが暇をもて余していることだし、プレイしてみる事に決めその日は就寝することにした。
(あ、アイツらからのメッセ返してないや...ま、いっか。)
翌日
「いや~まさか購入のために抽選券が必要だったとはな、やってるやつがいて助かった。」
このゲーム、混乱を避けるため購入するためには抽選券が必要であり、今日から抽選開始であったのだがどこの店でも人で溢れており、どうしようかと悩んでいたところ職場の後輩がプレイヤーの一人で以前友人招待枠をゲーム内のイベントで手に入れており、ダメ元で交渉したところ快くOKしてくれたのでる。
(焼肉1回奢りが条件とは...絶対足元みて言ったなアイツ...まあ、特に大きく金使う予定も無いしこれからも便宜を図ってもらえると思えば安い...かな?)
そう考えながらネット上でゲームを購入するための鍵となるMSDカードをゲーム媒体に読み込ませ、ヘッドギアを装着し、仮想空間上の購入ページに進みダウンロードが始まる。
(新しいゲームを始めるときはこの瞬間が一番長く感じるんだよなぁ...お?そろそろかな?)
部屋を借りる時にネット環境が整った少し高めの部屋を選択したあの時の自分を褒めてやりたいと考えながら<START>の選択キーを仮想ボード上から選択すると、一気に目の前が眩しくなる。
そして目の前に文字列が浮かび上がる
『Welcom to New World』




