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新たな謎と更なる脅威と対抗策

3人は頂上付近にある制御中枢のある区画の部分までやって来た


レイン:「此処まではプレイヤーも入ってないようね」


「そうだね、しかし改めて思ったけど、コイツは人が動かさず、自立行動前提で作られたんだね」


リン:「なんでそう思ったの?」


「此処まで来るのに、人が移動するための通路がなかったからさ、点検用の通路はあったけどあれでは狭すぎる、非常時にはスムーズに動けない、それに人間の居住施設が全然見当たらなかったからね」


Lis:『Yes.この<Libra>は設計段階より、無人運用が前提でした』


リン:「へぇ~A.O君詳しいね」


ここに来るまでの間、人が歩いて移動出来る通路がなかったので、所々無理やり破壊したり、A.Oに乗って飛行したりして、此処までたどり着いた


「だとしたら.....」


リン:「?」


「人が乗って制御出来ないのはいくらなんでも危険すぎる...」


「コレを作った連中は何と戦ってたんだ?」


リン:「モンスターとかじゃないの?」


「確かに普通はそう考えるんだけど...何でプレイヤー達のことを僕らは認識出来なかったんだろう」


「今まであんまり考えてなかったけど僕ら”戦闘機兵”ってなんなんだ?」


レイン:「確かに...作ったのが昔のNPCなら、敵対しないわよね」


そこでA.Oは立ち止まりレインに聞き返す


「ちょっと待ってくれ、昔のってどういう事?」


レイン:「あれ?知らなかったの?フィールドのあちこちに、古代文明みたいなものが多数あるのよ?」


レインから詳しく聞くと、フィールドには大昔に作られたと思われる遺跡らしきものが多数あり、代表的なのが『壊れずの古城』といわれるものがあり、プレイヤーの攻撃でも傷一つつかないのである


「破壊不可能オブジェクトではなくて?」


レイン:「だったらエラーメッセージで表示されるもの、それが全然出てこなくて現在も破壊不可能、一種のオーパーツね」


「フムンッ」(明らかにゲームイメージと異なる物体ね...)


リン:「過去に何かがあって滅んだんじゃないか~って、考察クランの人達が熱心に調べてるんだ」


レイン:「それだけゲームの作り込みがすごいってことでしょうね」


(確かに...大昔僕ら戦闘機兵が作られモンスターと戦っていた、そして人類は1度滅んだと戦闘機兵達は思っていたが、実は生きていてそれを認識出来なかった...それならなんとなく辻褄が合うように感じるが....本当にそうか?)


「ここまでだんまりだが、Lis何か知っているか?」


Lis:『回答。Error。現在のクリアランス・レベルではその情報は閲覧出来ません』


「なに?その言い回しだと、何処かにアクセスして検索しているみたいだな?」


Lis:『No。私の記憶領域にその情報は封印されており、解除出来ません。おそらく作成者が意図的に封印したものと思われます』


「戦う為に作られたのに?自分の敵がわからない?」


Lis:『現在私が敵と認識しているのは、個体名称”プレーヤー”と呼ばれる人形生物と敵対しているもののみです、他のA.Iはわかりません』


レイン:「ますますわからなくなって来たわね、貴方達は本当に何と戦ってたの?」


Lis:『レイン。現在の私の権限ではそれしか表現出来ません、しかし、人類の防衛は絶対命令としてプログラムされていることだけは確かです』


「なら、この前機体の情報を書き換えた時僕の事を”独立起動型特殊機体”と言ったな、あれはどういう意味なんだ?」


Lis:『回答。”独立起動型特殊機体”は既存の機体群とは異なり、自ら思考し行動方針を決める事が出来る機体のことで、Code Nameは機体特性を考慮しつけられます』


リン:「どういうこと?」


「つまり、他の戦闘機兵達は誰かから命令されて、その命令を守る様に自分である程度考えて行動するんだけど、僕みたいに誰からの命令も受けずに、自分で考えて行動する機体って事だよ、要は中がプレイヤーって事」


リン:「おぉ~!わかりやすい」


そこでA.Oは気づく


「Lis、他にも”独立起動型特殊機体”は存在するのか?」


Lis:『不明。しかし、Type-2の後期生産型には特殊計画が存在していた模様』


レイン:「また曖昧な返答ね」


Lis:『計画の詳細も記憶領域に封印されています。詳細不明』


「まあ、そのうちわかるでしょ。今はこの<Libra>の中に何が眠っているのか調べるだけさ」


3人は制御中枢が納められている部屋に着いたが、扉が開かなかったので、A.Oが無理やり扉を切断して中に侵入する、中は暗かったがスパコンの筐体の様なものが所狭しとならんでいた


「これは....」


レイン:「此処から探すなんて一苦労よ、ましてや接続する端末がないわ」


Lis:『ご安心ください。正面に制御装置があります』


3人が進むと大型モニターとコンソールの様なものがあった


リン:「でもこれ、電源入ってないよ?」


Lis:『問題ありません』「うわっ!!」


A.Oの胸部装甲が勝手に上下に開き


Lis:『ここに私が指示する、コンソールの接続端子を差してください』


「人の身体を勝手に改造しないで!!」


Lis:『No。元からの仕様です』


「さいですか....」


2人はLisの指示に従い端子を差していくが


レイン:「これ昔遊んだ、剣を差すと海賊が跳んでいくゲームみたいね」


「人の身体で遊ばないで....」


リン:「えいっ!セーフ!次レインちゃんの番」


「いや頭とか跳ばないし!!遊ばないで!!」


2人に玩具にされるA.Oだったが全部の端子が接続されたので、Lisに補助してもらい大型モニターにデータを表示するが、


「駄目だ、戦闘の衝撃で破損しているデータが多すぎる」


レイン:「解読出来るデータはないの?」


「現状解るのは....」


1.<Libra>の様な”特命機”といわれる機体は全部で12機作られそれぞれ黄道12星座になぞらえてCode Nameがある

2.それぞれが戦略兵器級の威力をもつ

3.製造は偶数番号の基地で作られ、奇数番号の基地は随伴する戦闘機兵等を作っていた

4.現存数は戦闘で消失したかもわからず、正確な数も不明

5.情報漏洩防止の為、基地の正確な位置も不明、知っているのは基地にいた人間のみ


レイン:「なるほど、所在不明のこんなやつが後、最大で11機いると....最悪じゃない」


「2~3機纏めて来られたら流石に不味い...」


リン:「何かいい方法ないかな~?」


「よしっ!!決めた!!」


レイン:「何か方法があるの?」


「仲間を集めよう!!」






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