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混迷、それぞれの立場で

「主任!謎のエネミーが出現!町が吹き飛びました!」


「プレイヤーからの問い合わせが殺到しています!」


橘:「落ち着いて!あれは今から特殊エネミーとします!プレイヤーにはそう説明しなさい!それとレイドボス戦の準備を!大至急!!」


「わかりました!」


(全くなんて物が隠れていたのよ~!恨むわよ藤木戸さん!)


NFWS社の管理サーバー室は大混乱していた、急に出現した謎のエネミーが突如として町を砲撃、壊滅させ、人形エネミーが大量出現、職員達は対応を迫られ右往左往する中、唯一A.Oからこのエネミーの出現を予言されていた橘は、冷静に状況を見ていた


(杏梨は相変わらず応答なし、管理AIに関しては『正常な状態である』としか反応しないし...混乱するのも無理ないわね、葵君貴方は今何をやっているのよ?)「主任!」「どうしたの!?」


「例の青いロボットが出現!!大型エネミーと人形エネミーに突進していきます!!」


橘:「なんですって!?」(葵君!?何しようとしているの!?)


職員達が見ているなか、謎の青いロボットは人形エネミーの群れを掻き分け、大型エネミーの手前まで迫ったが、人形エネミーからの攻撃で停止してしまった。


「青いロボット停止!攻撃を回避いていますがこれ以上進めないようです!...あ、両手の剣を逆手に持ち変えました!」


橘:「一体何を?」


青いロボットは両手の剣を逆手に持ったと思ったら、自らの胸を貫き...大爆発した。


「うぉっ!!ロボットが爆発しました!!」


橘:「なんてこと...」


職員達は青いロボットが自爆したのを呆然と見ていたがすぐに状況分析を開始する


「今の爆発で人形エネミーの6割が壊滅!!」


「大型エネミーもダメージを負ったようです!行動停止」


橘:「....取り敢えず今ので時間は稼げたわね、今のうちに大規模討伐任務の準備を!」


「主任、その事なんですが、『シリウス』というプレイヤーがユーザーミッションの申請を行ってきています」


橘:「!!...わかりました。それで進めましょう、報酬は今までで一番の物を準備しなさい!」


「わかりました!」


橘:(葵君貴方は無茶しすぎよ....それにしても、いつの間にあの2人は出会ったのかしら?)



ここは、『ミッドリール』と『ファストヘッド』の中間地点、残された5人は朱雀の移動速度上昇のバフスキルでここまで退避し、A.Oの爆発の光景を遠くで見ていた。


レイン:「A.O...貴方こんな危険物付いた状態で、よく今まで平気だったわね....」


リン:「A.O君....」


レイン:「リン...そんなに落ち込まないで、A.Oもプレイヤーなんだし、どこかでリスポーンしてるわよ。」


リン:「そうなんだけど...」


シリウス:「2人ともちょっといいかい?」


落ち込むリンとそれを励ますレインにシリウスが提案を持ちかけた


シリウス:「今運営にユーザーミッションの申請と、合わせて大手クランに参戦の要請をかけた、あの大型兵器は必ず止めなければならない、幸いA.O君がダメージを与えたみたいだし、暫くは動けないだろうね。2人にもこの戦いには参加してもらいたいんだが、いいかい?」


レイン:「もちろん参加しますが...貴方たちは、No1のクランでしょう?何で無名の私達にわざわざ参加要請なんてするんです?実力者は他にもたくさんいると思いますが?」


シリウス:「勿論A.O君の知り合いみたいだから声を掛けたのもあるが、1番の理由は...」


リン:「理由は?」


シリウス:「君達が今回の戦いの『鍵』になりそうでね!僕の直感がそういってるんだ!」


レイン:「カン...ですか?」


レインは根拠のない『シリウスの直感』という回答にズッコケそうになるが、流石にNo1プレイヤーを前にこらえる


玄武:「団長そろそろ、団員や他のクランとのミーティングが...」


玄武と朱雀は僅かな時間で連絡・調整を実施し、ミーティングの場を整えていた。No1クランのNo2と3ともなれば事務処理能力や他との調整や交渉といったものまでこなさなければ勤まらないのである


シリウス:「わかった。じゃあ、2人ともユーザーミッションの詳細は告知されると思うからよろしくね!」


シリウス:(そう...君達が勝つための『鍵』なんだよ...)


シリウス達は自らの拠点へと戻って行く


レイン:「私達も行きましょう。間違いなく今までで1番の大規模レイドになるわよ」


リン:「うん...」(A.O君敵はとるからね!)




「うん?...ここは?」


その頃A.Oは<MB-7:Antares>内のハンガーでリスポーンした


「ここは、MB-7か?それに...この身体は」


A.Oの身体はType2の素体に戻り、よく見るとかなりボロボロになっていた。実はA.Oは最初に遭遇したType2を何とか修理出来ないかと、ここに持ち込み試行錯誤していたが、何度やっても再起動しなかったのである


(なるほど、機能停止した機体はそのまま、リスポーン用の予備扱いなのね...こんな無茶をやるなら今後は予備機体も確保しないとな....)


「何にしても今は<Libra>対策が最優先だ!久しぶりの対要塞戦、楽しくなってきたぞー!」


A.Oは立ち上がり嬉々として作業を開始するが思わぬ事態に見舞われる


【Error!】You are now under suspicion of treason.Therefore,sortie is not permitted

(【エラー!】貴機には今反逆の容疑が掛かっている、よって出撃は許可できない。)


「なん...だと....」

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