発令!Libra破壊作戦
【緊急】ユーザーミッション:大型兵器進行阻止
発令者:バーテックス騎士団 団長 シリウス
全プレイヤー諸君緊急事態だ!『クリソコラ・ガーデン』と『ミッドリール』の間にある草原地帯より、所属不明の大型兵器が出現、『ミッドリール』を砲撃、これを壊滅させた。
我々の調査部隊により大型兵器は、<Libra>という名前であり、付近に戦闘機兵と呼ばれる小型歩兵を随伴させて地上を進行する、要塞型兵器であることが判明した。
この兵器は進路上の生物を無差別に砲撃し、その進路予想は『ファストヘッド』であると思われる。
この大型兵器の進行に際し、私は全ユーザーの力を借りこの兵器の進行を阻止するため、破壊作戦を立案する!尚、本作戦に参加する全ユーザーには騎士団の全面支援を約束する!
追記:運営より
本ユーザーミッションを運営は承認。貢献度に応じ上位のクラン及び個人には次回実装予定のフィールドで使用できるアイテムやSSR相当の装備等を準備しています。
この緊急告知により全プレイヤーの実に9割が参加する大規模レイドが、『ミッドリール』から離れた草原地帯で行われようとしていた。当初は『ファストヘッド』近くの予定であったが、<Libra>の砲撃を警戒しこの位置になった、この位置は『ファストヘッド』から離れているため、町を兵站施設として利用できないし『ミッドリール』に至っては壊滅しているため補給や休養に不向きと思われるが、大手生産職クランの全面協力により砦や城壁、何重にも重なる防壁などの防衛施設や迎撃施設が整備され、砦の中では生産職達の簡易生産施設、回復魔法が使える者達の治療施設や『ファストヘッド』でリスポーンした者達を連れてくる輸送クランのコンボイなど万全の態勢がとられた。
ここまで準備するのに現実世界で1日半、ゲーム内時間で5日かかったが、斥候の報告によれば大型兵器は現在修復中で、動き出すまでゲーム内時間で1週間はかかるとの報告があり、『防衛態勢を整えて動き出す前に倒してしまおう』という作戦計画であった。
「団長、準備は9割完了。後は両翼の配置完了を待つだけです」
シリウス:「ありがとう『青龍』、『白虎は』?」
この青龍と呼ばれる特徴的な角が生えた魔族種の女性は騎士団の作戦参謀であり、白虎と呼ばれ騎士団の切り込み隊長を努める獣人種の男性、玄武、朱雀と合わせて騎士団の四天王と呼ばれていた
青龍:「白虎ならいつもどうり、集団の先頭にいます。『進撃はまだか?』とさっきからうるさいです」
シリウス:「ははっ仕方ないさ、彼も最近は大規模な戦いがなかったから、ウズウズしているんだろう?」
玄武:「団長、『炬燵の騎士団』『アンサー』殿と『獄炎旅団』『雷』殿がこられました」
アンサー:「よう、シリウス来たぜ」
雷:「お久しぶりですね。シリウスさん、前の大規模レイド戦以来でしょうか?」
シリウス:「やぁ2人とも、来てくれて嬉しいよ」
この2人はNo1クラン『バーテックス騎士団』と同等と言われるNo2とNo3のクランマスターである、アンサーと呼ばれた、大型戦斧を使う獣人種の男性が率いる『炬燵の騎士団』は、13人のサブマスターがいて全体的にバランスの取れた『バーテックス騎士団』と異なり全員が近接戦闘を重視している武闘派集団、雷と呼ばれた、頭までローブを被った魔族種の女性率いる『獄炎旅団』は全員が魔法攻撃による戦闘を得意とする集団であった。
シリウス:「早速だが、作戦の最終確認をしたい。どうぞ座って」
2人が座るとシリウスは作戦を確認する。作戦としては、『バーテックス騎士団』のタンク役を中心にした集団が先行、途中敵が出てきたら魔法による防壁を展開、充分魔法の射程距離に入ったら『獄炎旅団』を中心とした魔法攻撃で敵戦力を減殺、その後『炬燵の騎士団』を中心とした近接部隊で活路を開き、内部から破壊しようという作戦である。
アンサー:「シリウスよぉ、作戦はわかったがあのデカブツは動き出さないのかい?」
シリウス:「あれの出現を間近で見ていたが、砲撃の失敗か何かで大爆発が起こってね、斥候からまだ修復中とのことだ。予想では後2日かかる見込みだよ」
雷:「まぁ、では何故あんなのが出現したのか原因がわかって?」
シリウス:「実は...『ソー・セージ』が大規模魔法を発動させて、たまたま岩の中にいたあれを呼び起こしてしまったらしいんだ」
雷:「それはそれは、かつての我々の同胞がなんと嘆かわしい...(アイツら後で殺す...)」
この雷という女性は腹黒いというのがもっぱらの評判で、事実これがシリウス達の落ち度であったなら、それをネタに報酬の譲渡等を企てていた、因みに『ソー・セージ』は元々『獄炎旅団』に所属しており、『言動が不快』という裏の理由があったが、表向きは『態度が悪いため』ということで脱退させられていた
シリウス:「何にしても、これが失敗すれば他の町が壊滅する事態になるからね。くれぐれもよろしく頼む」
2人が退出し、シリウスは1人作戦開始まで瞑想する
シリウス:(この作戦の成否はレイン君とリン君、そしてA.O君君にかかっている...頼んだよ....)
そして先頭のタンク役の後ろに2人はいた
リン:「結局A.O君会えなかったね...」
レイン:「大丈夫よ。きっと、その辺に隠れているのよ、初期装備になってるでしょうし。今はあのデカブツを倒す事だけを考えましょう」
リン:「うん!(A.O君きっと何処かにいるよね....)」
その頃A.Oは
「なんでだ~~~~~!?」
まだ出れないでいた




