MBー7<Antares>
レイン:「ねえ?本当にこっちであってるの?」
「間違いない。反応はこっちであってる」
リン:「けど周りは岩だけだし...その『基地』って言うのも見える気配はないよ?」
3人は『アイアンゴーレム』を撃破した時偶然にもA.Oが捉えた『MB-7<Antares>』のTACAN信号を追って山を進む。しかし見渡す限り岩だらけであり2人はA.Oに疑念を抱く
「着いた、ここが出入口だ。」
レイン:「着いたって...周り何もないじゃない。」
そこは円錐形に天に伸びる岩が多数ある場所だった
「いや、この岩光学迷彩で一目ではわからなくなってるんだよ。ほら!」
リン:「うぁ!スゴイ」
レイン:「本当にあるなんて....」
A.Oが触れた瞬間、そこには周りの景色には似つかわしくない円筒形のエレベーターが出現した、A.Oは躊躇なくそれに乗り2人もあわてて飛び乗るとエレベーターは降下を始める。エレベーターは静かに降りていく中3人は無言であったが、緊張に耐えきれずリンが喋りかけたその時エレベーターの扉が開き、
リン:「うわぁ~何かの工場みたい!」
レイン:「そんな...本当にこんな場所が存在するなんて....」
そこは前線基地よりはるかに広く2階建ての吹き抜け構造物のようであり3人が降りた2階部分は四方八方に渡り廊下が伸びその接続部には下に降りるエレベーターがあり、1階部分は前線基地とは比べ物にならないくらい多数の機械が所狭しと並んでおり、整備用のハンガーも多数存在し壁際には様々な倉庫へ続くであろう扉が多数存在している
「..........」
だが、この景色に一番喜びそうなA.Oは、珍しそうに辺りを見回す2人とは別にこの基地に強烈な違和感を覚えた
(おかしい、FOBにいたType-1が1機もいない...これだけの基地だ施設の維持管理用は相当数いるはずだ。それにここはつい最近まで使っていたぐらい綺麗になっているし、下のハンガーもつい最近まで稼働していた様に見える...Type-1が機能を停止するのは基地が稼働状態になったから?...下のハンガーは最近まで別の機体がいたから?...今いないのは全員出払っているから?...あり得るのは作戦行動で全員出払ってる...)
「奥のあの扉、おそらくCommand Unitのサーバー室だ急ごう。」
リン:「え!?何々!?」
レイン:「ちょっと!!急にどうしたの!!」
「確かめたいことがある、もしかすると不味いことが起きてるかもしれん!!」
「「!!」」
3人はサーバー室に入ると、そこは無数の光る球体状の機械が空中に浮き、互いに光の線を離したり結合しながら漂う幻想的な光景が広がっていた。A.Oは脇目もふらず中央の制御装置に向かいこの基地の事を調べ始める、残された2人はしばしその光景を眺めていたがA.Oの怒号で我に返る
「クソが!!!!!!!!!!!」
レイン:「ちょ、ちょっと落ち着いてよ!!何があったのよ」
「予想以上に最悪なんだよ....」
A.Oは2人にこれまでわかったこの基地について話す
1.元々この基地はMB-6<Spica>と共に、ある兵器とその随伴兵である完全武装の戦闘機兵の生産、補給の拠点として建造された
2.A.Oが最初に発見したFOB-666の起動信号を受けて自らも起動
3.起動したところ地上には敵対生物の他に<Unkown《識別不明》>が多数いたのを確認
4.現在<Scout《偵察機体》>を全力出撃させ観測中
5.敵対するようであれば出撃可能な全機体で最終作戦計画に基づき行動開始
6.現在完全武装した戦闘機兵とある兵器は出撃位置で隠蔽して待機中
「おそらく、Unknowは君達プレイヤーやNPCだ、出会った時そうだったからね」
レイン:「じゃあ何、ここの連中は隠れて私達の事を観察してるってこと?」
リン:「しかも、敵だと思ったらA.O君みたいなのが大量に襲ってくるってことーー!!」
「そうだ、ここに着いた時は何もかも手遅れだったんだ」
リン:「でもまだ大丈夫なんだよね?」
「今の所はね...敵対しなければ何とかなるかもしれないけど...君達から見れば<Enemy>だからね」
レイン:「ねえ、その兵器って何?」
「詳しくはこれから調べるが<Libra>って名前の大型兵器みたいだ」
リン:「でもでも!A.O君みたいな人だったらNPCでも話しあいで何とかなるんじゃ...」
「それはない!」
レイン:「何でそこまで言いきれるの?」
リン:「そ、そうだよ。やってみなきゃわかんないじゃん」
「奴らが受けた最終作戦計画が1番の問題なんだ..」
レイン:「一体何をしようとしてるのよ」
「奴らの最終作戦計画...作戦名は」
A.Oは2人の目をみていいはなつ
「"EXTERMINATION"...奴らは地上の全てを殲滅するきだ!!」




