初戦闘と兵装試験
リン:「うわーーー高ーい、空から見るとこんな感じ何だね~。レインちゃんも見てみてよ!」
レイン:「無理!と言うかあんたよく平気ね!」
あれから<迷いの森>を飛び立ち西にある町『エッジフォール』手前の湿地帯を目指して飛んでいる。本来なら発見を避けるため高度10000m以上を行きたいが若干1名高所が駄目なようで現在は地形に沿うように高度100m以下で地形追随飛行をしていた。
リン:「そういえばまだ自己紹介してなかったね!私リンって言うんだ、職業は<GLadiator>でこの子はレインちゃん職業は<Swordsman>だよ!!」
レイン:「あんたよくッこんな状況で言えるわね!!!」
(本当にキモが据わってんだか能天気何だか...)
A.Oは自分の背中で2人のやり取りを聴きながら返答する
「A.Oだよ。職業....と言うか種族は『戦闘機兵』」
リン:「ねえ、最初からこんなロボットだったの?」
「いや、最初はチュートリアルに出てきた素体ってやつだったんだが、あの森の奥で前線基地を見つけてね。そこの製造施設でこの機体を設計したんだ。」
リン:「へぇ~!?A.O君ってすっごいね!!」
レイン:(今サラッと、とんでもない事聞いた気がする!!!)
レイン:「ねぇ!森の奥で....」
「お!あれが目標地点かい?」
リン:「うん!そう!あれが西に向かう最初の難関『静かなる沼地』!!」
「了解、降下する! Port side!」
レイン:「ちょっと聞いて!..キャーーー!!」
目標地点である『静かなる沼地』を確認しA.Oは左旋回、エルロンロールしつつ降下し低空から沼地全体を確認する
(敵の反応は水中か地中であまり無いな、ついでにプレイヤーの反応も周辺地域含めなし、と望ましいのはこのまま焼夷弾の空爆で焼き払って出てきた敵を各個撃破だけど爆装してないから地上戦闘で手早く<Objct>のフィールドボスを倒すか...)
「周辺にプレイヤーはいないが、敵も余りいないみたいだ。空から攻撃しても効果が薄いから何処かに降りて戦うしかないな」
レイン:「何でそんなことわかるの!?」
「一応対地対空のマルチレーダー搭載してるからね!」
レイン:「なんてでたらめな...」
リン:「だったらあそこの小島みたいな所に降りて!」
この『静かなる沼地』は草が生い茂り地面は所々に水溜まりがあり樹木の密度が高いため鬱蒼としているが真ん中の開けた場所に水溜まりと呼ぶには大きすぎる沼の真ん中に浮島のような場所があった
「了解!」
A.Oは2人と共に浮島に降り立つ
レイン:「ここのボス何だけど、周りの雑魚キャラをある程度倒すと出現するの。ただ、周りは足場が悪いからこの島におびき寄せて倒すのが基本戦法よ。」
「なるほど。わざわざ不利な場所に行かなくても大丈夫ってわけね、どうやっておびき寄せるの?」
リン:「何か大きな音を出せば自然と集まって来るよ」
「OKなら丁度いいのがある!」
そう言うとA.Oは両脇の兵装庫からHG-3『投擲型手榴弾』を取り出し時限信管をセットする
リン:「あ、A.O君?それもしかしてなんだけど?」
「投げたら危ないから耳ふさいで伏せてね」
2人が忠告に従い耳を塞いだのを確認し、手榴弾を投げる。暫くしてセットした時間になると轟音と共に5m程の水柱が出現する
(お!今ので結構な数を撃破したな、次は他の兵装も試すか)
レーダー上に多数の接近する敵を捉えつつA.Oは水面を滑走する。
最初に現れたのが【ステルス・ポイズン・フロッグ】という擬態が得意な毒蛙10匹の群れである
(最初は頭部機関銃から試すか!)
蛙の群れを端から順に見るように頭部を動かすと横の機関銃の曳光弾がそれに続く。その光に当たった蛙は例外なく弾け飛び光のポリゴンになって消えていく
(ん?何か威力が上がった気がするが...まあ、蛙だしそんなもんかな?次は近接戦兵装だ!)
次に近付いて来たのは【スニーキング・スネーク】という3m位蛇が3匹近付いてきた。最初にA.Oは両手にDK-11『小型投擲短刀』を持ち先頭の2匹に投擲、見事頭部に命中させ撃破。すかさず跳躍し、こちらを見失い鎌首を持ち上げた3匹目の頭部にB/K-51『小型複合式防護盾』の剣を突き立て撃破する
「よし!次は...!!」
視界に電子音の警報と矢印が出現し上を見ると無数の【フライング・スパイダー】という30cm位の蜘蛛が群れをなして飛びかっかてきた、それをA.Oは肩と腰のブースターを前方に噴射し回避すると同時にGL-4『擲弾発射機』の榴弾を近接信管にし5連射、すると群れの真ん中辺りで信管が作動飛び散った破片により蜘蛛を細切れにして行く
「一通りかたずいたな、そろそろボスが出てくるかな....!!」
音響探知が自分の下で反応し急いで後退すると先ほどまでいた水面が盛り上がり水中から5mは越えるであろう大蛇が出現した。
これこそがフィールドボス【ジャイアント・スワンプ・アナコンダ】であり今回のObjctである
「これは、誰でも蛇苦手になるくらいでかいわな...大人しく食べられると思うなよ」
A.Oは最後の試験兵装GBU-43『対装甲ライフル』の照準を蛇の頭部に合わせる。蛇もこちらが攻撃するのを気付いたのか丸飲みしようと向かって来るがA.Oの照準の方が早かった
「FOX3!!」
轟雷のような音と共に発射された1発の弾丸は蛇の頭部に命中し貫通するかと思いきや、何と首から上を見事に吹き飛ばしたのである
「あ、あれぇ~~?こんなに威力あるんだっけかな?ま、まぁこれくらいみんな出切るよね??」
そう言いながら2人を見ると、まるで鳩が豆鉄砲どころか30mmアベンジャーガトリング砲を撃たれた位驚いた顔をして固まっていた
(あ~これは予想以上の成果なのかも知れない...)
後で知ることになるが通常最前線のベテランでも同じ結果を出すには2~3人必要であり、ボスを一撃で倒すのはトップランカーぐらいなのだと聞かされた




