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第七十一話「ワイルド・ビル」

こんばんは、作者です。


今日は依頼人が出てきます。


どんな人なんでしょー?

ホテルを出た俺達は、黄色の馬車タクシーのような物を拾った。

道が分からないからだ。

都会だしね。

運転手に連邦保安局の本部までと、行き先を告げた。


馬車はアミマイを進んでいる。街は二車線道路が整備されていた。

中央分離帯と歩道に椰子の木が植えられている。

左側通行のようだ。


街は色とりどりの看板にあふれていた。コーラの看板や、お菓子、デニムメーカーなどなど、テッサではあまり見ない光景だった。


「派手だな」


「そうですよー、ここは何つってもアメリアの首都ですから。あとは連邦が広大なんで、こうやって商品をちゃんと広告しないと、売れないんでさぁ」


なるほどね。


「ねーねー、なんでガラス張りのビルが多いの?」


レイナはキラキラしたものにすぐ反応するな。


「あー、お嬢ちゃん。あれはガラスじゃねーんすよ」


「えー?違うの?」


「ガラス張りに見えるビルは、一部の大企業を除いて、全部連邦の関連機関の本部やなんやらが入ってるんでさ。意味分かります?」


「つまりは防衛拠点なわけだ」


マックが回答した。


「おっ!兄さん冴えてるねー」


ガラスはマジックグラスという、衝撃に強い素材で出来ているそうだ。

魔法耐性にも優れているらしい。

ここは連邦の首都。

いざという時は首都全体が指揮拠点と要塞を兼ねた物になるそうだ。

マジックグラスかー。

初めて聞いたな。


「何でもロステクとか何とかいう技術で作られたんだと?ま、俺っちには難し過ぎてわかんね」


運転手は禿げ上がった頭を掻いた。


「ロステク?」


「ロストテクノロジーだ。失われた過去の遺産だよ」


俺のつぶやきにマックが反応した。


「過去の遺産?」


「大昔にあった技術だ。今でもたまに遺跡から発掘される。ほとんどは解析出来なくて、博物館行きになるんだがな、たまにこうやって解析出来たものを、現代に流用しているのさ。何故かは分からんが、今より優れた技術が多いのさ」


へー。


「詳しいな」


「俺を誰だと思ってんだ?」


ニヤリと笑うマック。

ああ、忘れてたよ。

軍人だったな。

そんな凄い技術なら、各国の軍は先を争って求めるんだろうな。


銃もロステクなのかな?


そんな話をしているうちに、馬車は巨大なビルの前に着いた。

ビルの前面に保安官バッヂを模したエンブレムが描かれていた。

バッヂはあの世界のあの国の同じような名前のあれに似てるな。

名前は出せないけどね。


「着いたぜー。またのご利用をお待ちしてますぜ」


タクシーは俺達を下ろすと行ってしまった。


ビルの周りには制服を着た保安官が沢山いた。

馬車に乗ってる者、騎乗している者もいる。

保安官の制服は茶色のモノだった。

カウボーイハットを被っている。

ニホンで見た映画によく出てきたハイウェイパトロールの制服に似ていた。

一つ違うのは、制服の胸や肩、肘や膝などに、銀色のプロテクターみたいなものが取り付けられていた。


か、カッコいい!


「わー、凛々しいね。ズズズ」


アークがやや興奮していた。

似てるなあ、俺と。萌える部分が(苦笑)


その時だ、ビルの地下に通じる道からサイレンの様な音が聞こえた。


ウー!ピロリロリロリロリロ!


何だ!?


暗い地下から、青と赤の光が交互に点滅しているのが見えた。


ま、まさか。


やがて、羽根の生えた馬に乗った保安官が二組飛び出して来た。

上空でホバリングして、何やら話をしている。

青い毛の馬だ。

ヒポみたいに、アーマーみたいな物を付けている。

そのアーマーのお尻に当たる部分に四角いランプが付いていて、それが赤、青と点滅していた。


パトカー、、いや、パトウマ?


やがて保安官は、馬の首を、よろしくな!といった風に優しく撫で、どこかの方向へ猛スピードで飛び去った。

な、何だこの格好良さ!

俺は思わず素っ頓狂な声をあげた。


「ペ、ペガサス!?」


「違うよ先生!ペガサスは白馬。あれはフェザーシュヴァルっていってね。ペガサスの亜種。ペガサスより数段力は落ちるよ。それなりのスピードで、飛んだり走ったり出来る以外、特に何の能力も無いんだ。てかペガサスなんて、そうそうお目にかかられないよぅ!ま、それでも、あんな風に乗りこなしてるって驚きだけどね」


トッドがやや呆れ顔で答えた。

な、なるほど。

大型二輪と原付の違いみたいなもんか。

しかし、羽の生えた馬かー!

いいなあ。


初めて見る、色んな物に感動しつつ、俺達は建物に入った。


まず見えたのが、ゲートだ。

国境にあったのと同じだな。

来訪者がそこを通って行っていた。

あとは受付か。

まず、あそこへ行けばいいのかな。

アークを先頭に、受付に行った。

こういう時はいつもアークを盾に、、間違えた、アークを立てて行くんだよなーこいつら。

確かギルドで最初に会った時も彼が話しかけて来たんだよな。

アーク、苦労が絶えないね。

アークは背中に張り付いたみんなにグイグイ押されてズルズルと前進していた。


「う、うわ!ちょっと!押すなよ、コラ!ズズズ」


ズルズルしてたのは鼻もだった。


「ち、ちょっといいかな?」


あの日と同じ話しかけ方だな。

やや引きつった笑いを浮かべる受付の女性に、アークは名前と面会相手を告げた。


「少々お待ち下さい」


受付嬢は糸電話みたいな物で誰かと話していた。


「お待たせしました。ゲートの脇よりお通り下さい。最上階で長官がお待ちです」


またセキュリティーチェックを通らずに済んだ。

何で?

とりあえず、俺達はエレベーターみたいな物に乗って、最上階へ向かった。

50階まで一直線だった。

高いなー!


「きゃー、空ー!早ーい。登れー!登れー!」


「まじかー!すげー!ホテルより高いー」


バカとなんとかは高いとこが好きだな。レイナ、トッド!


《!?い、嫌ですわー、高い所なんて》


アンジー!

大根芝居はやめろ。

お前もかー!


アンジーは言葉と裏腹にウキウキして見えた。


アーク、アークは悲惨だった。

高いの苦手だったよな?

剣を握っていても、青い顔で震えていた。

かわいそうに。


マックは普通にしていた。鼻歌を歌っていたが、何故か手で膝をつねっていた。

やせ我慢かよ!


え?俺?

高いトコ大好きー!

行けー!


《バカだな》


モトユキの蔑むようなツッコミが聞こえた。

うっせ!バカだもーん!


最上階は、一面紺色の絨毯が引かれたフロアーだった。


ガラス張りのドアを抜けると、秘書室のような場所があり、綺麗なおねーさんが、長官の執務室へ通してくれた。


ノックをして入る。

中には白髪を短く刈り込んだ、立派な風格の老齢の男が待っていた。

おっちゃんよりも年上みたいな感じだな。

ビシッとスーツを着込んでいる。

首からバッヂをぶら下げていた。

保安局長官のベイツ提督だろうな。


アークが挨拶をして、みんなが自己紹介をいる間、俺はキョロキョロと部屋を見ていた。

秘書がコーヒーを持って来た。


執務室はカイロスの部屋に似ていた。

豪華だが、飾り気の無い部屋だった。

窓からはアミマイの街が一望出来た。

壁や棚にトロフィーや表彰状、写真が飾られている。


とある写真が目に付いた。

何人かで撮った記念写真だ。

崩れかけた大きな建物みたいな何かの前で撮ったらしい。

全員傷付いてボロボロだったが、みんな笑顔だった。

見たところ色んな種族がいた。


俺はある人物達に目が行った。

ひとりは恐らく目の前にいるおっさんの少年の頃だろう。

その隣に、そいつらはいた。

確かにあの日修練場で見た若い兄弟。


「カイロスとレグルス?」


「あ、お母さん!」


え?アンジー何て?

よく見ると、レグルスの隣にTシャツで見た女性がいた。


「こ、こら、モズ、アンジー!話の途中なんだから!」


アークが怒っていた。


「はっはっは、構わんよ!大昔の写真だ。仲間さ。君らがそうか!カイ兄が言っていた面白い男と、レグ兄とジュリアの娘か!母親によく似ているな。懐かしいな。父に会えたと聞いたぞ。良かったな。ジュリアの事は聞いたよ。葬式に行けなくてすまなかった」


提督は悲しそうな顔になり深々と頭を下げた。


「い、いえ」


アンジーは恐縮していたが、母を知る人物に会えたからか、嬉しそうにも見えた。

俺が口を開く。


「仲間だったんですね」


「そうだ。良き友たちだ。むう。その様子だと何も聞いてないのか。カイ兄め。変わってないな。では俺も黙っていようかな」


ベイツ提督はニヤリと笑った。

こいつらは!

ってカイ兄、レグ兄って(苦笑)

これで提督の年齢が分からなくなったぞ。

この人も規格外の一員か(苦笑)


「さて、込み入った話をする前に場所を変えようかね。ここは息が詰まる」


ベイツ提督が唐突に言い出した。


「えー?こんなにいい景色なのに?」


レイナが不満顔だ。


「まあな。景色はいい。だがそれだけだよ。私はここが嫌いだ。この高みから民の何が見えるというのか?民を守るべき我々が、民と同じ目線にいなくて、何を守るというのやら」


確かに、ここからは民の営みは見えない。


「まったく、机の前に座って治安が守れたら苦労はせんよ。これだから背広組は、、、マクナイト中佐。君ならわかるだろう?」


マックはやや驚いた顔をした。

やがて苦笑混じりに口を開いた。


「提督。色々お聞きのようで。確かに、、、仰る通りで。戦場に出ない軍人など軍人とは言えませんね。そんな奴に率いられる軍隊ほど惨めなもんはありませんね」


マックは珍しく真面目な顔をして言った。

マックは自分の事は語りたがらない。

左遷されたとか言ってたっけ?

グールの時も、実戦から離れて長いって言ってたな。

こいつにも色々事情があるんだな。


「さて君達、ちょっと早いが昼飯でもどうだ?おごるぞ?」


提督がニカッと笑った。


「はーい!」


トッドとレイナが反応した。

食い意地の強いヤツらだなー。


提督は笑いながら、ネクタイを外し、帽子かけのカウボーイハットを取った。

そして、机の引き出しから、銃の入ったガンベルトを取り出し、腰に巻いた。

長い銃身を持つリヴォルヴァーだった。

銃身には綺麗な彫り物が入れられている。磨かれたウッドグリップが美しい。

ほ、欲しい!


「この格好が一番楽だ。あの頃が懐かしいな」


提督は例の写真を懐かしそうに見つつ、満足げに頷いた。


「それに」


「それに?」


「ここは禁煙でな。葉巻も吹かせん。まったく、不便な世の中になったもんだ」


俺とマックは苦笑するしかなかった。

喫煙者は肩身が狭いのは、どこも同じだな。


数分後、俺達は提督を先頭に本部にほど近い路上を歩いていた。


バンクと書いた建物。

銀行の向かいにその店はあった。

オープンテラスのある、赤い窓枠が印象的な店だ。

【デイビーボーイズ】という看板が出ていた。

準備中と書かれた札を気にも止めず提督はズカズカ入って行く。

い、いいのか?

俺達も後に続いた。

中は古びていたが、綺麗に掃除、、、の途中らしく。

床にモップとバケツが置いてあった。


「あ、ちょっとお客さん、まだ準備中、ってビリーか、お前、目が悪いのか?」


ビリー?


「スミス。ちょっと聞かれたくない話があってな。ちょっと早いが昼飯を頼む」


店の主人だろうか?

50才くらいの、ブルドックに似たオヤジが厨房から顔を出していた。


「はっ!まあいい。座れ。お前が客を連れて来るなんてな」


ブルドックは厨房へ引っ込んだ。


「ビリー?」


「ん?ああ、ビル・ベイツが本名なんだ。あのスミスは今でも俺をビリーと呼ぶ数少ないヤツの一人さ。一応まだ軍に籍も置いているから提督と呼ばれる事もある。大抵は長官と呼ばれるがな。君達はビリー、ビル、ベイツ。好きに呼んでくれ」


な、なるほど。


席に座ってしばらく、街の事やこの店の事を話した。馴染みの店だそうだ。


やがて、ブルドックがやって来て、ドン!

と机に料理を置いた。


「飲み物は勝手にやってくれ。カカアが買い物に出ててな。仕込みでお前らまで手がまわらん。すまんな」


ブルドックは戻って行った。


「わー!」


レイナが目をキラキラさせた。


テーブルには、チリコンカンのような食べ物。

フライドチキン。そして、タップリ野菜の入ったソース付きのタコス。トルティーヤチップスみたいな物が並んでいた。

う、美味そう!!


「店はこんなんだし、店主はあんなんだが、いい店だ」


「うるせー!!」


ビルの声に厨房から怒号が響いた。


「はっはっは。まあ食おう!」


俺達は料理にかぶりついた。

ビルが自らカウンターに入って飲み物を持って来てくれた。

気さくなおっさんだな。


「カラーイ!美味しーい!」


レイナを筆頭に、みんな満足そうだった。


料理を食べながら、依頼の話をした。


「君達を呼んだ理由は、保安局にも内通者がいるらしく、我々では身動きがとれないからだ。君達には遊撃隊として、情報を集めて欲しい。今夜俺は、有力な手がかりを握ったという友人と会う予定なんだ。動きはそれから決めよう。なんせ段々込み入った状況になって来ているからな」


ビルは、深いため息をついた。


ビルの話によると、銃と麻薬の密輸には、国の内部に首謀者がいるようだ。

他国でハリウッドジャムや銃が見つかり密輸が発覚した後、並行して捜査を開始したものの、常に後手後手に回りだした頃、タレコミがあったそうだ。

その情報がもたらされたのでカイロスに支援を要請したらしい。

現在は、運輸庁の友人に、内密に捜査の協力をしてもらっており。それに関して進展があったから、今夜会うんだとさ。


いやー、何だか大変だなー。

ランド王国の時みたいに、敵が分かるとやりやすいのになあ。


暗い雰囲気になって来た時、外を見ていたマックがやおらビルに話しかけた。


「なあ、長官。あれはちとヤバい前兆なんじゃねーでしょうか?」


「ん?」


マックは銀行の前を指差していた。

馬車が止まっている。

別段変わった様子は無いが?


「銀行の馬車には見えないし。それに、ほら、あそこ、御者席の下。ついでに言うと、さっきから銀行から誰一人出てこない」


「ふむ、うーむ。なるほど」


ビルは意味が分かったらしい。

俺にはさっぱり分からない。

マック以外キョトンとしていた。


やがて


「君達はここへいてくれ。マクナイト中佐。手伝ってくれるか?」


「お安い御用で」


「ありがとう。スミス!保安局に行って、目の前の銀行まで人をよこしてくれ!」


ブルドックは厨房から顔を出し、ビルを見た。


「よっしゃあ!任せとけ」


ブルドックは裏口から飛び出して行った。


「取り越し苦労だといいが」


そう呟いたビルは、マックと一緒に店を出て行った。


???


何?


ビルとマックは途中でヒソヒソ話をしつつ、二手に別れた。

ビルが銀行の裏手に回り、反対側から、つまり馬車の正面から出てきた。

ゆっくり馬車に向かって歩いて来た。

マックは馬車の背後に潜んで、側面に回り込んでいた。

ビルの保安官バッヂが陽光に光る。

馬車の御者はそれを見て急いで馬車を出そうとした。

が、その瞬間、側面から御者席まで来たマックに身体をつかまれて、地面に引き下ろされた。

マックは腹に蹴りを入れ、すぐさま荷台にぐったりした御者を押し込むと、馬車を操りかなり前方まで移動させた。


その時であった。


ジリジリリリリリリ。


と銀行内でベルが鳴り響いた。

銀行の重そうな扉が開いて、銃を手にした覆面姿の男達が飛び出して来た。

手にはズタ袋のようなものを抱えていた。


ここまで来て、やっと俺達にも事態が分かった。


「銀行強盗だ!」


男達は馬車が無いことに愕然としていた。


仁王立ちしたビルが何か声をかけている。


男達はその声に耳を貸さずに銃をビルに向けようとした。


ドーン!


店の窓ガラスが震えるくらいの轟音が響いた。


男達の一人が後方にぶっ飛んだ。

ビルの手には立派な銃が煙を上げていた。

い、いつの間に抜いたんだ?

み、見えなかったぞ!


たじろぐ男達。

だが、また男達は銃を構えた。


ドーン!ドーン!


立て続けに銃声が鳴り響く、もんどり打って倒れる男達。

一人逃げ出した男の背中に一発。

容赦ないな。


もう二、三発銃声が聞こえた後、街は静けさを取り戻した。


倒れている強盗の一人に悠然と近づくビル。


仰向けに倒れていた一人の強盗が、近くの地面に落ちていた銃に手を伸ばそうとした。

ビルが何か言いつつ男に銃を向ける。

男は考えているようだ。


やがて男はあきらめたように両手を頭に上げた。


馬に乗った保安官達がやって来た。

男達を連行して行く。

てか、強盗は全員息があった。

あえて急所を外したのか?

何て腕だよ!


最後に抵抗しようとした男がビルの横を、保安官に両側を挟まれて通過していこうとして、立ち止まった。

ビルに何か言ってる。


ビルは少し笑いつつ、自分の頭に銃を向けて、引き金を引いた。ように見えた。


男の顔が驚愕からやがて、負けを悟ったような表情に変わった。

ビルは、指を折り六つ数えて、人差し指で自分の頭をコツコツと叩いた。

男にはそれで伝わったらしい。

神妙な態度に変わった男達が保安官に連行されて行った。


歩いて来たマックがビルに近づいて握手を交わしていた。

ビルに何か言われて、謙遜しつつ頭を掻いていた。


いやー。

凄いものを見た。


店内の俺達は固まるばかりだった。


店にビルとマックが戻って来た。


「なあなあマック!何で気づいたの?」


トッドが不思議そうに聞いた。


「銀行の前で馬車を見たら強盗だと思えってことわざがあるだろ?」


ねーよ!


「ねーよ!」


「ははは。煙草さ。御者席の下の地面に煙草の吸い殻が沢山落ちてた」


「銀行の前で張り込むなんて、強盗か保安官ぐらいだからな」


ビルが補足を入れた。


「んで、長官と話して、かまをかけてみたのさ。前から保安官が歩いて来たらどういう反応をするかってね」


「後はご覧の通りだ、我々が店に来る前に彼らは銀行に入って、機会をうかがっていたらしい、ま、マクナイト中佐の眼力のお手柄だな」


ビルが最後を締めた。

マックが照れていた。


みんなは驚くばかりだった。

アンジーはちょっとマックを見直したように、彼を見つめていた。


あ、俺今回何にもしてねーや、とほほ。

存在感が薄れていくー!

読んで頂きまして、ありがとうございました。


えー、色々あると思いますが、ビルとカイロスやレグルス達との関係はそのうち書きます。


ビルは西部劇の人物から名前を頂きました。


パトウマに関しては、ただの乗り物です(笑)

ちょっと欲しい。


お店の名前は、作者が好きなプロレスラーに敬意を表して、拝借いたしました。


強盗のシーンは長年暖めたシーンです。

上手く書けているといいんですが。

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