事件の詳細
『事件、詳細』
・概要
後述の被害者四名が謎の焼死体となって発見。
犯行はいずれも夜中に行われており、それぞれ被害者の件で疑いがかけられた容疑者はいたものの、いずれもアリバイがあり無罪と証明されたことが霊殺士兼、警察関係者の証言により分かっている。よってそれらの容疑者は全て無関係と判断。これらの事象から霊殺士協会は幽霊が被害の原因であるとして、目下、事件の調査と防止を霊殺士に要求している。
・被害者情報(被害者が亡くなった時系列に沿って記載)
被害者①
名前――千台公明。
性別――男。
年齢――二十五歳。
誕生日――十月十日。
血液型――A型。
外見――痩身長躯。くせっ毛の茶髪に派手な服装。
性格――朗らか。
職業――タレント。アイドル。
配偶者――なし。
家族構成――中流家庭の一人っ子。
住所――橋暮町所在のアイドル事務所管理の寮にて一人暮らし。
焼死体発見の経緯――六月三十日、午前九時頃。寮の部屋から起きてこないことを不審に思った当被害者の先輩が(当被害者のアイドル事務所では朝、先輩アイドルに挨拶をして回る習慣になっていた)、当被害者の部屋を訪ねた際、部屋から異臭が漂っていることに気が付いた。追って中の焼死体を発見。
死亡推定日時――六月二十九日午後九時~午後十二時。
備考――未成年の女性との交際が発覚し、スキャンダルが報じられた経歴あり。
被害者②
名前――神之宮雫。
性別――女。
年齢――十七歳。
誕生日――一月二日。
血液型――O型。
外見――華奢で小柄。長い黒髪を一つに纏めて肩から垂らしている。服装は地味目のものを好む。
性格――大人しいが、甘えん坊。
職業――私立神之宮学園(当被害者の父親が経営する高校)の二年生。
配偶者――なし。
家族構成――父。母。血縁ではないが、住み込みで働く二十三歳男性執事が一人。
住所――橋昏市橋暮町四丁目×××の一軒家。
焼死体発見の経緯――七月四日。午後十一時頃。家の見回りをしていた執事が当被害者の部屋から異臭が漂っていることに気が付いた。当被害者の部屋に入ったところ、当被害者の焼死体をベッドの上にて発見。
死亡推定日時――七月四日午後九時~午後十一時の間。
備考――第一発見者である当執事は死体発見の翌日、執事を辞職。死体発見によるショックによるものと思われる。
被害者③
名前――矢尻美夏。
性別――女。
年齢――十五歳。
誕生日――八月二十一日。
血液型――B型。
外見――女性らしい起伏に富んだ体形。ウェーブのかかった金髪をサイドで纏めている。肌の露出が多いファッションを好む。
性格――活発だが主張が激しい。
職業――県立橋暮南高校に通う高校一年生。
配偶者――なし。交際相手はいた模様。
家族構成――父。母。兄。
住所――橋昏市橋暮町一丁目×××成高マンション三〇三号室。
焼死体発見の経緯――七月六日午後十一時頃、通常午後九時頃に塾から帰ってくるはずの当被害者が帰宅する様子がなく、電話も繋がらなかったため、当被害者の父親と母親が塾に電話。塾からの返答も「既に帰宅した」とのことだったため、両親が塾までの経路を捜索。午後十一時半頃、橋暮町一丁目公園にて焼死体となっている姿を発見された。
死亡推定日時――七月六日午後八時半~午後十時半頃(塾からの帰宅時間は塾終業時刻の午後八時半から午後九時の間)。
備考――当被害者は夜遊びが多い傾向にあった。両親の捜索開始時刻が僅かに遅かった原因もそれかと思われる。
被害者④
名前――瀬川凛太郎。
性別――男。
年齢――二十歳。
誕生日――九月十二日。
血液型――B型。
外見――やや小柄。筋肉質。黒髪をくすんだ金色に染めている。ラフな服装を好む。
性格――明るいムードメーカー。ややお調子者。
職業――都立橋暮大学に通う大学生三年生。
配偶者――なし。
家族構成――父。母。
住所――橋昏市橋暮町一丁目×××橋昏ハイツ四〇一号室(大学の近くのアパートにて一人暮らし)。
焼死体発見の経緯――七月十日午後十時頃。橋昏橋高架下にて当被害者が燃えているところを、偶然通りかかった高校一年生(神之宮高校に通う男子生徒――一条清太郎)が発見。被害者の幼馴染の女性の証言によれば、彼女は被害者が被害に遭う十分前まで被害者と遊んでいたとのこと。
死亡推定日時――七月十日午後十時頃。
備考――多数のサークルに所属しており、友人が多く、交友関係が広かった。
・犯人(幽霊)情報。
名前――目下不明。
外見――目下不明。
能力――火炎系。小さい無数の光の玉のようなものを出し、それをターゲットにまとわりつかせる形で燃やす。
未練――目下不明。
弱点――目下不明。
・追記。
調査頑張って。by立花。
ご一読ありがとうございました。次話もご覧いただけますと幸いです。




