表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
血戒の心臓  作者: 天野地人
第一章
20/36

第19話 反撃

 フレイアはルヴィスの心臓と同じ高さまで上昇していた。


 心臓は先ほどの爆発による噴煙に晒された中でも規則的な膨張と収縮を繰り返している。おそらく周囲に展開された箱型の結界のお蔭だろう。


 ギンヌンガガプを握る手に力が入った。


 その時、背後に殺気を感じてフレイアは振り返る。


「おい、どこ見てやがる‼」

「何⁉」


 フレイアの真後ろ。煙の中からルヴィスがとび出した。

 驚愕に目を剝くフレイア。しかし、一瞬の隙は大きかった。レーヴァテインの美しい銀の刀身が横一閃に踊る。


 フレイアはそれを咄嗟に避けるが、避けきれずに背中の皮膚がぱっくりと裂けた。生々しい血が鮮やかに舞う。

 魔力の動きも、気配も、全く感じなかった。――何故。


「まさか……空間制御の魔術を使ったのか! 馬鹿な……先ほどの魔術で気を失っていた筈‼」

「あんなもん、演技に決まってるだろ‼」

 ルヴィスは凶悪な笑いを浮かべた。フレイアは旋回してその場を離れ、慌ててルヴィスと距離をとる。


「逃がさねえ‼」

 ルヴィスは追撃しようとフレイアを追った。初めて巡ってきた、絶好の機会。逃すわけにはいかない。


 しかしその時、パキンと乾いた音が響く。はっとして、胸元に視線を落とした。

 胸元の精霊石に亀裂が入る。


 そして次の瞬間、粉々に砕け散った。


『主様‼』

「精霊石が……⁉」

 気付いた時には、遅かった。


 大きな鉛の塊が胸部に落下したかのような鈍い衝撃が走った。


「あっ……ガッ……‼」

 急激な心臓への痛みと抑えがたい衝動が同時に襲う。それらはあっという間に全身の力を奪い、脳髄をも麻痺させた。ルヴィスは思わず体を折り曲げ、口元を押さえる。


「ルヴィス‼」

 ユナはルヴィスの変化に気づき、叫んだ。フィーネも表情を曇らせる。

「あの女吸血鬼が放った魔術を防ぐのと、空間制御を行う為の魔力で、精霊石の内蔵する力を使い果たしてしまったのね……」

 そして、新たな魔力の供給源は、もう他に無い。ルヴィスの心臓も、取り戻せる状況ではない。


 絶望的な状況――――――――

 しかし、ユナは一つだけ思い当たるものがあった。ルヴィスの魔力を取り戻す、最後の手段。昨晩の、レーヴァテインの説明が脳裏に甦る。


 しかし、あれは………。



 一方、フレイアは茫然としていた。背面からは、傷から夥しい血が流れている。

 すぐさま魔術で塞ぐが、衣服を血が生々しい真紅で濡らした。フレイアはよほどショックを受けたのか、呆けたような表情でその様を眺めている。


「血……私の、血………?」

 フレイアは血が幾筋も流れた左手を見つめ、それをゆっくりと握り締める。すると、突如くつくつと引き攣ったように笑い出した。

「ふ……ふふ……あはははは………‼ あはははははははははははははははははは‼‼」


 やがてそれは大きな哄笑へと変わった。眼球を飛び出さんほど見開き、体を激しく仰け反って痙攣さえさせながら、狂ったように笑い続けた。


「な……何だ……⁉」

 フレイアの異様な様子にルヴィスとユナは眉根を寄せた。フレイアはグルンと上体を起こすと、奇妙に引き攣った笑いを続けながら喋り続けた。


「面白い……本当に面白い人ですね、ヴィルヘルム=シグムントさん! まさか、こんなに楽しませてくれるなんて思ってもみませんでしたよ‼」

「………ッ!」


 ルヴィスは心臓を押さえ、肩を激しく上下させながらフレイアを睨む。

 顔が歪んだ。とてもではないが、動ける状態ではない。何か策は無いか――必死に頭を巡らせるが、腹立たしいほど何も思い浮かばない。激痛は正常な思考回路まで奪っていく。


 やがてフレイアは笑顔を顔面に張り付けたまま、冷たく言い放った。

「あなたは良く頑張りましたよ、ヴィルヘルムさん。……そろそろおしまいにしませんか?」


 フレイアは魔術式を展開させた。再度周囲に無数の《ギンヌンガガプ》が並ぶ。


 それを見てジークフリートも動いた。ルヴィスを援護せんが為、魔術式を展開しようとする。フレイアはそれに気づき、横目でジークフリートに鋭い視線を送った。

「……二度と邪魔はさせない!」

 フレイアはすぐさま次の大型魔術の魔術式を展開させた。内容は王墓の棺に眠る王族に向けられた攻撃型魔術。


 それに気づいたジークフリートは舌打ちしつつ、発動させかけていた魔術をキャンセルして別の魔術式を展開させた。大規模な障壁を築いて王墓を守る。

 同時に大きな爆発。


 先ほどのレベルではないが、王墓は再び衝撃に晒され、激しく振動した。ユナとフィーネはたまらず近くの壁や手摺等にしがみ付き、ひたすら揺れに耐える。

 フレイアは嘲るように目を細めてそれを確認すると、ルヴィスに目を向けた。


「さようなら、ヴィルヘルムさん」


「ぐっ……‼」

 フレイアの満面の笑み。《ギンヌンガガプ》の穂先がギラリと狂暴な光を放つ。そして一斉にルヴィスを向き、飛翔した。


 背中が粟立つ。


 ルヴィスは全身で感じていた。

 己のすぐ後ろにある死の存在を。


 そして、今はそれをただ見つめ続けることしか出来ない。


「ルヴィス‼」

 揺れが収まり、体勢を整えたユナはルヴィスの危機を察した。

「ここからなら、届く!」


 王墓は広く、ルヴィスを支援しようにもユナの位置からではクルースニクもグレイプニルも届かなかった。しかし今、フレイアは辛うじて攻撃可能な範囲にいる。しかもルヴィスに気を取られ、こちらに背を向けているのだ。


 今ならここからでも攻撃できる。


 そう判断すると同時に短剣状のグレイプニルに手を伸ばし、フレイアに向けて放っていた。


 グレイプニルは空中で一繋ぎになると鞭になり、フレイアの左手に伸びた。鞭はあっけないほど簡単にその左腕に絡まる。

「これは……」

 フレイアはすぐさま自分に撒きついたグレイプニルがただの鞭で無いことを悟った。


 グレイプニルはクルースニクと同じく神聖魔術の効果が付与された武器で、吸血鬼の動きを著しく制限する働きがある。フレイアの行動を全て押さえつけるわけにはいかないが、一回分の魔術を封じることくらいならできる。


 グレイプニルの作用でフレイアが出現させた《ギンヌンガガプ》の大群が、呆気なく霧散していった。フレイアは苛立たしそうな表情で、ユナを睥睨した。


「またあなた達ですか。鬱陶しいですね。……そんなに死にたいのですか?」

「黙れ! 人間をナメるな‼ ルヴィスは殺させない……心臓も破壊させない! グレイプニルの威力を存分に味わうがいい‼」

 ユナは決して放すまいとグレイプニルを握る腕に力を込めた。

 フレイアは冷ややかにそれを見下ろす。


「本当に……どうしようもなく愚かですね。そこまで身の程知らずだったとは。そんなに死に急ぎたいというのなら、望みを叶えてあげましょう‼」


 魔術か――ユナは思わず身構える。何をしようと鞭から手を離すまい。そのつもりだった。


 だが、フレイアはグレイプニルが巻き付いている左腕を大きく振った。


 ただ、それだけだった。――しかし。

 その力は人間とは思えないほどの怪力だった。フェンリル族であるユナが全く太刀打ちできないほどだ。


「なっ……⁉」

 グレイプニルをしっかと握り締めていたユナは、鞭ごと振り回され、宙に舞った。予想外の出来事に判断が遅れ、されるがままになってしまっていた。


 フレイアは逆に鞭を操り、グレイプニルにしがみ付いたユナを王墓の壁面に叩きつける。


 あっという間の出来事だった。


 凄まじい力で壁面に叩きつけられるユナ。


 王墓を守る魔術障壁は、度重なるフレイアの攻撃によって強度を失っていたのか、呆気なく砕け散った。石造りの壁に、体をしたたかに打ち付ける。衝撃でフレイアの腕からグレイプニルがはらりと離れた。


「ユナッ‼」

 ルヴィスは叫んだ。気付いた時には動いていた。破裂しそうなほど痛む心臓を必死で押さえつけ、ユナの元に向かう。


 しかし、間に合わなかった。


「………死ね」

 凍えそうな程冷たい目でフレイアは言い放つ。


 次の瞬間、魔術式を発動。


 多数の《ギンヌンガガプ》がユナを貫いた。


「ぅああああっ‼」

「ユナーーーーーーーーーーーーーーーーッ‼」


 鮮やかな血が舞い狂う。槍はユナを壁面ごと貫くと、同時に引き抜かれ、フレイアの元に戻っていく。弾みで壁面を覆っていたレンガがガラガラと崩れる。


 ユナは崩れた瓦礫と共に王墓の底に向かって落下した。王墓の底までは百メートル近くあろうか。落ちたら助からない。


 ルヴィスは歯を食いしばった。


 崩れる瓦礫の欠片。


 ユナの銀糸の様な髪が儚げに揺れる。


 一秒一秒が恐ろしく鈍く感じた。まるで海の底にいるかのようだ。

 早く――早く! 何とか地面に衝突するまでにユナを受け止める。


 そのまま抱きかかえると降下し、王墓の底に下ろした。


「ユナ! しっかりしろ、ユナ‼」

 ユナは傷だらけだった。槍によって穿たれた傷からは血が滲み出し、鎧や衣服を赤く染めあげていく。内臓を傷つけたのか、口からも血が溢れていた。


 兎に角、止血しなければ――魔術式を浮かべようとして、初めて自分が治癒系の魔術を使えないことに気づく。今まで必要なかったのだ。こと、己の事に関しては。

 吸血鬼とて万能ではない。内心で己の無力を激しく罵った。


 ユナの身体は、随分軽く感じた。血が流れ出すのを見る度、どんどん小さく、軽くなっていくように感じる。頼む、目を開けてくれ――ルヴィスは祈るような心境でその小さな体を揺さぶった。すると、ユナの体がびくりと一度跳ねた。次いで苦しそうに顔を歪める。


「ユナ! ……ユナ‼」

 思わず大声で呼びかけていた。ユナはルヴィスに気づいて薄目を開ける。


 唇が微かに動いた。


「―――――――――――…………」

「……何だ?」

 小声で内容が聞き取れない。何かを言おうとするユナの口元に、ルヴィスは顔を近づける。


 その時。

 ユナも僅かに上体を動かした。


 その柔らかい唇がルヴィスの唇と重なる。



「――――――――………‼」



 硬直した。

 一瞬、何が起こったのか理解できない。


 しかし、口の中にじわりと広がったものにはっとし、咄嗟にユナから体を離す。


 ユナの唇は微かに血の味がした。なめらかで甘美な液体が舌に絡まる。


 ルヴィスの脳髄は電流が奔ったかのように痺れ、胃の中がカッと熱くなった。手足の感覚が力強く、同時に鋭敏に研ぎ澄まされていく。

 失われた魔力が戻って来ているのだ。


「ユナ……」

 ルヴィスの視線が揺れる。本来は力が戻ったことを喜ぶべきなのだろう。しかし、単純にそうだとはとても思えなかった。


 逆に心のどこかで打ちのめされてもいた。吸血鬼ではないと、精神面ではどれだけ否定しても、体は貪欲に吸収する。――何故。


 様々な感情が去来し、言葉にならない。ユナは何とか右手を持ち上げると、表情を歪めるルヴィスの頬に片手を添えた。


「……恐れるな、ルヴィス……。吸血、鬼……だろう……と……何で、あろうと……お前は……お前、だ……。フレイアを……倒……せ………!」


 ユナは少し喘ぐと、ひどい負傷をしているとは思えないほど穏やかな表情で微笑む。



「私は、お前を……信じる。だから……お前も、自分自身を信じろ……!」



「………………………………ッ‼」

 目を見開く。風が吹いたような気がした。己の中にあるもの全て、何もかも吹き飛ばし、ばらばらの塵芥にしてしまう様な強い風。

 ユナの瞳の中にある蒼天の光がルヴィスを照らし、やさしく包み込む。


 言い表しようのない感情が胸の内に広がった。鼻の奥に刺激が走り、涙が溢れそうになる。奥歯を噛み締め、それをぐっと堪えた。


 痛いほど思い知らされていた。求めていたのだ、と。どんなに絶望的な状況でも、例え世界中から見放されても、求めずにはいられない。肺が酸素を要求するように、求めずには生きていられないのだ。


 不思議な、それでいて心地いい静けさに満たされていった。こんな時に、と自分でも妙に感じるほど、穏やかだった。それと共に、一つの強い想いが湧き上がる。


 ――守りたい、と思った。


 地下牢から目覚めてからこれまでも、ミズガルズを守る為に戦っているつもりだった。でもそれはあくまで理屈であって、それ以上ではない。しなければならないことを、かつてしていたことを、機械的にただこなしていただけに過ぎなかった。


 守りたい。己の損得や感情の為ではなく、誰かの為に戦いたい。


 それは懐かしい感情でもあった。


 聖騎士として王都を守り続けた自分。

 使命感と共に《ルヴィス=レギンレイヴ》と対峙し、仲間の命を背負って戦った自分。


 ジークムントが何を企んでいるかも知らず、仲間に囲まれ、ただひたすら純粋だった。純粋であることが許される事は、幸せな事だ。そうであるという事すら、気づかなかった自分。


 吸血鬼となってからは、ただの愚か者だったと嗤い、切り捨ててきた過去の自分。


 その自分と今の自分が再び重なろうとしている。


 忘れ去っていたものを、ユナが思い出させてくれた。


 ルヴィスはユナが添えた手を握りしめると顔を僅かに俯けて唇を噛む。そして、ユナをその場に寝かせると、立ち上がった。

「すぐに終わらせる……!」

 ルヴィスは上空に浮かんだままのフレイアを睨む。


 視線の端にジークフリートとフィーネの姿が見えた。ルヴィスにはユナを救う術は無い。しかし彼らにはそれが可能だ。

 ユナを任せるのは正直なところ癪だった。しかし、今は個人的な感情を優先させるべき時ではない。己にできる事は、フレイアを倒すことだけだ。


 ユナもそれを望んでいる。――きっと。


 ルヴィスの赤眼が力強い光を帯びる。


『あ、主様……今、まさかあの女と……キ、キス……!』

 レーヴァテインは刀身の姿のまま、あうあうと言葉にならない言葉を口にした。

「行くぞ、レーヴ!」

 しかし、ルヴィスはそれには全く構わず、ひたとフレイアを見据える。

『うう……は、はいですの!』

 レーヴァテインも渋々それに従った。


 魔術式を浮かべ、ルヴィスはフレイアへと向かって飛翔を始める。

「魔力を補給したという訳ですか。いいでしょう、ヴィルヘルムさん!決着をつけましょう‼」

 酷薄に笑み、フレイアもまた槍を構えてルヴィスに突っ込んで行く。


 それを合図に再び激闘が始まった。互いに魔術式をいくつも発動させる。二人の前方から周囲にかけて魔術による爆発がいくつも連鎖する。

 その中でルヴィスとフレイアは激突した。今までにない激しさだった。剣と槍がぶつかり、弾く。それを何度も繰り返す。


「……今度は随分とアグレッシブですね!」

 フレイアもまた、これまでになく積極的に槍を振るいながら言った。ルヴィスは叫ぶ。

「小賢しい手はもう無しだ! 来いよ、こっちも全力で行く‼」

「いいですね……ゾクゾクします‼」


 赤の閃光と蒼の閃光が、二、三度ぶつかり合った後。

 互いに正面から激しく突き当り、交叉に組み合う。剣と槍がギシギシと音を立てて軋む。


「捕まえたぜ‼」

 組み合った一瞬を捕らえ、ルヴィスは自身とフレイアの両腕に、グレイプニルを巻きつけた。ユナの手を離れ、王墓の底に落下していたものを拾ったのだ。鞭状になった短剣は、容赦なく互いの皮膚に食い込み、魔力を奪っていく。

「何………⁉」

 フレイアに僅かな動揺が走った。ルヴィスはカッと目を見開き、新たな魔術式を発動。そのまま凄まじい勢いでフレイアを押し始める。二人は組み合ったままどんどん加速した。


「く……!壁にぶつけようという訳ですか⁉」

 フレイアは背面に迫った壁に意識を向けた。しかし。

「……甘いな!」

 ルヴィスはニヤリと笑うと新たな魔術式を発動させた。それを読み取ったフレイアは驚きに目を見開く。

「それは……空間制御の魔術⁉」


 同時にルヴィスとフレイアは組み合わさったまま王墓の壁に激突した。ドオンと大きな音がし、砂塵が嵐のように舞い上がる。

「グウッ……‼」

 フレイアは壁に激しく叩きつけられる。更に加速による力が加わってフレイアに巨大な力が圧し掛かった。王墓の石壁に大きな亀裂が入り、円状に幾重にも広がっていく。


「いけない……このままでは王墓が……‼」

 二人の様子を見ていたフィーネとジークフリートは顔に懸念の色を浮かべる。


 その時。


 ルヴィスの魔術が発動し、ルヴィスとフレイアの姿が消失した。





 ルヴィスとフレイアは組み合ったまま王都の上空に姿を現す。

 足元に、石造りの美しい街並みが見えた。王都アースガルドだ。


「ここは……成る程。王墓はあなた達にとって大切な場所でしょうからね」

 フレイアは悠然と笑む。


 空間を転移した後も、両者は加速したままだ。それどころか、その勢いはどんどん増している。

 フレイアはそれに気づき、やや怪訝そうな表情をした。しかし、すぐにいつもの作った様な笑顔に戻る。


「ところで、私はいつ開放して貰えるのですか?」

「そう急ぐなよ。お楽しみはまだまだこれからなんだからな‼」

 ルヴィスはそう言ってにやりと笑うと、地上に対してほぼ水平に飛んでいた飛翔角度を真上に押し上げる。

 更に魔術式を発動。スピードがぐっと上昇する。


 二人は宇宙に打ち上げられたロケットの様に真っ直ぐ天を目指して上昇していく。


「何を……しようというのですか……⁉」

 フレイアの表情に初めて不安に似た色が浮かんだ。


 ルヴィスは答えない。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ