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冒険者○×¥の魔物覚書  作者: 幸壱


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ファングボア

 依頼が多く出ているが、あまりお勧めできない魔物がファングボアだ。

ファングボア討伐依頼のほとんどが畑を荒らしているからという理由で、畑に来ている奴を狩らなければいけないが奴らは夜行性だ。夜戦の対応が出来ないなら、受けない方が無難だ。


 全長は150センチ程で、体高は100センチ、全身が黒茶色の剛毛で守られている。

下顎の犬歯が20センチ程の鋭い牙となっていてその名前の由来となっている。


 ファングボアは森や森とつながっている平原に棲んでいる。

基本的には1匹で行動しているが、繁殖期前の晩秋になるとメスと番いとなって過ごしている。

繁殖期の冬まではオスがメスを巡って争い、勝った方がメスと番いになれる。オスは繁殖期になるまで勝ち続けなければならない。

 番になったファングボアは、出産、子育てを共同で行い、子供の巣立ちと共に別れる。


 ファングボアは穴を掘るのが得意で、寝床にしたり、地下茎や幼虫などの地下生物を食べたりしている。

また、地上に落ちている木の実や果実も食べている。


 ファングボアの革は初心者用の鎧として重宝されている。が、買取金額は安い。

その分、肉は量のおかげで買取金額はそこそこになる。

牙も触媒として利用されている為、忘れずに買取に出すことだ。


 ファングボアの突進は脅威の一言だ。

正面から受けてしまえば、体が吹き飛び骨も折れて戦闘不能になってしまうだろう。

かといってぎりぎりで避けて反撃しようとした時、牙に当たってしまうと肉を削がれることになる。

 素直に罠にかけるか、弓などの遠隔武器で弱らせてから戦うことを推奨するよ。


 ちなみにだが、この魔物は最初ボアと呼ばれていた。

この魔物を家畜化したものが現在のボアだが、見た目が違いすぎてびっくりするぞ。

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