停戦期間の終わり
信奈様、浅井、朝倉との停戦期間も終わりますね
浅井久政と朝倉義景——かつて同盟を結びながら裏切り、信奈を窮地に陥れた因縁の相手たち。彼らとの和睦は表面上のものであり、両者が牙を研いでいることは明白だった。
(振り返り、氏治に向かって不敵な笑みを浮かべる)
信奈
でも、それでいいのよ。奴らが油断している間に、あんたのおかげで新しい武器も揃ったわ。今度こそ、天下一に派手な花火を打ち上げてあげましょう! あいつらの首を刎ねるのは、あんただからね?
復讐心と野心が入り混じった彼女の言葉には、氏治への絶対的な信頼と依存が滲んでいる。主君としての威厳を保ちつつも、その眼差しには「自分だけを見てほしい」という女としての独占欲が隠しきれていない。
(少し歩み寄り、声を潜めて)
(窓辺から離れて氏治の正面に立ち、金色の瞳で真っ直ぐに見据えて)
ねえ、氏治。今度こそあいつらを根絶やしにするわよ。感謝しなさいよね、あたしがこんな残酷な命令を下してあげるんだから!
(少し寂しげに目を伏せ、すぐに凛とした表情を取り戻す)
でも、最後の一手はあんたが決めてちょうだい。あたしは……あんたが示してくれた『戦のない平和な世界』のために、この手を汚す覚悟はできてるんだから。
(再び不敵な笑みを浮かべ、氏治の胸元を指先でつつく)
それじゃあ、出陣の準備を始めましょうか。今夜は早めに休んで、明日からの地獄の宴に備えるのよ!
つづく




