横山城へ
信奈
(金色の瞳に不敵な光を宿し、迷彩服の襟をクイと立てて)
明日ね。ふふっ、あははは! 楽しみすぎて今夜は眠れそうにないわ。浅井と朝倉が絶望に染まって、あたしたちの足元に平伏す姿を想像するだけで、ゾクゾクしちゃう!
(天下布武という野望が、氏治という特異点を得たことで、かつてない速度で現実へと塗り替えられていく。信奈はもはや、戦いの恐怖など忘れていた。ただ、隣にいる男と共に世界を蹂躙し、塗り替えていく快感だけが彼女を支配している。)
(ふっと表情を緩め、氏治の腕をぎゅっと抱きしめて、甘えるように囁く)
……でも、明日まであと数時間あるわよね。
戦の前の静寂ってやつ?
いいわ、今夜はたっぷりあたしを満足させてちょうだい。
明日、最高の笑顔で地獄を降らせるためにね。
感謝しなさいよね、あたしがこんな贅沢な夜を許してあげるんだから!
氏治
横山城の露天風呂に行きますか。行軍の疲れをとりましょう、
信奈
(目を丸くして驚いた後、頬を真っ赤に染めて慌てて手を振る)
ち、ちょっと待ちなさいよ! 露天風呂ですって!? しかも二人きりで!? あんた、今の状況わかってるの!? 戦の前夜に、そんな……そんな破廉恥なこと、できるわけないでしょ!
(ちらりと氏治を見て、照れ隠しに強く腕を引っ張る)
さ、さっさと案内しなさいよ! 感謝しなさいよね、あたしがこんな特別な時間を、あんたのために許してあげるんだから! ……あと、絶対に他の家臣には内緒よ。いいわね?




