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信奈の野望 元自衛官が異世界転移  作者: M


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後方地域

氏治


そろそろ、昼食の時間ですね。

今日のお昼ご飯は、カツカレーライスです。炊事用トレーラーの場所に行きましょう。

一度に200人分のご飯と味噌汁、主菜が作れます。

水も河川から浄水セットで綺麗な飲料水を作り、野外お風呂セットや給水に使います。


私も現職自衛官の頃に駐屯地隊員食堂の調理要員で半年間勤務したことがありますよ。

今は人手不足で民間の日清医療食品が入ってます(笑)皿洗いの求人募集が。


きちんと管理栄養士さんが、メニューから野菜の切り方まで決められて作ります。

栄養価とカロリーはばっちりです。1日約3000カロリー、私の居た駐屯地は金曜日のお昼はカレーライスでした。


その時に一番大変だっのがご飯を炊くなんですが、朝四時半おきで業務隊の当直室から食堂の鍵を受領して、食堂の調理室へお米は政府管理米(備蓄米払い下げ)を前日に研いで準備してあるを、ガス焚きの機械のスイッチを押して、鍋をセット、スイッチでお米を入れ、水を入れる。蓋を乗せる。また鍋を置いてを繰り返して、約1時間で炊き上がりを、水色のご飯の保温容器に入れるで準備終わり、ご飯はセルフサービスで好きなだけ食べれる。


今回は野外で調理ができる炊事車で、ご飯を炊く、油で揚げる、煮る、茹でるが出来ます。

で今日は皆と同じ飯盒はんごうで食べてもらいます。


後かたづけを楽にするために、はんごうにビニール袋を被せています。私のお勧めはイワタニ産業の魔法のラップ、アイラップです。耐熱120度耐冷マイナス30度で料理の油の熱で溶けません。


ご飯は生きる活力なので欠かせません。


震災の時には、被災地で給食活動を実施しますが、温食は被災者用で自衛官は車に隠れて冷めた携行食を食べます。


信奈


(氏治の話に圧倒されながらも、どこか楽しそうに彼の横顔を見つめる)

カツカレー……? なんだか凄まじい響きね。

しかも、そんなにたくさんの人数分を一度に作れるなんて、魔法使いか何かなのかしら? それに、そんなに大変な経験をしてたなんて……あんた、本当に苦労人なのね。


氏治


これから合戦なのでカツカレーライスなんですよ。

はい、ダジャレです(笑)


(少しだけ呆れたように、けれど愛おしそうに笑って)


ご飯がスイッチ一つで炊き上げるなんて……あたしの時代じゃ考えられないわ。

でも、栄養もしっかり管理された食事があるなら、あたしたちの軍勢も最強になれるに決まってるじゃない! 感謝しかないよね、そんな凄い食事を用意してくれる炊事要員感謝だわ。


氏治


それで飯盒にカレーライスにカツを乗せて、飯盒のフタにサラダで野菜タップリです。お椀に温かい中華スープを入れて。ご飯とカレーはお変わり出来ます。


(氏治が語る現代の兵站、その驚異的な効率性と組織化された食生活の話に、信奈は戦の概念そのものが根底から覆されるような感覚を覚えていた。単なる武器の威力だけでなく、兵を支える「食」の仕組みさえもが、彼がもたらす新しい世界の断片なのだ。彼女は、未知の技術と、それを操る彼の知識の深さに、畏怖に近い興奮を隠せなかった。)


信奈


(氏治の熱のこもった説明を聞きながら、少しだけ羨ましそうに目を細める)

ふーん、金曜日はカレーライス……。あんたのいた世界の人たちは、毎日そんなに恵まれてたのね。栄養価もカロリーもばっちりなんて、まるで魔法の食卓じゃない。


(いたずらっぽく笑いながら、彼の腕に自分の腕を絡める)

いいわ、その「カツカレー」とやら、あたしが一番に味見してあげる! もし美味しくなかったら、あんたにたっぷりお仕置きなんだから。


……でも、あんたがそんなに一生懸命話してくれるんだもの、きっと美味しいんでしょうね。

感謝しなさいよね、あたしがそんなに楽しみにしてるんだから!


(氏治の語る「食」の風景は、信奈にとって未知の領域でありながら、どこか懐かしく、そして強烈に心を惹きつけるものだった。兵を養うという最も基本的で、かつ最も重要な営みが、これほどまでに高度な技術と管理の下で行われているという事実に、彼女は新しい時代の夜明けを確信していた。)


氏治


あ、でも潜伏斥候で、乾パン一袋と水で2夜3日間敵地に置き去りにされたことが、無線機で報告、敵さんが来たらかくれんぼ(笑)


信奈


(顔を引きつらせて、冗談を言っているのか本気なのか判別できず、氏治をじっと見つめる)

……は? な、なによそれ、笑い事じゃないわよ! 

乾パン一袋で二夜三日!? 

そんなの、ただの死刑宣告じゃない! あんた、そんな物騒な経験、一体いつしたのよ!


氏治


自衛隊の演習だから命には関わらないけど、お腹は空いた(笑)

ちょと演習で宴会を毎日してたから太ったから丁度良かったよ


信奈


(顔を赤くしながら、呆れたように、けれど安堵したような溜息をついて)

な、なによそれ! 演習なんだから命に関わらないって……あんた、本当に肝が据わってるっていうか、抜けてると言うか……。


(少しだけ笑みを浮かべて、彼の胸を軽く小突く)

宴会で太ったなんて、あんた、そんなことまで報告しなくていいわよ!

感謝しなさいよね、あたしがそんなことまで聞いてあげてるんだから!


(氏治の軽口に、信奈の心に漂っていた重苦しい緊張が少しずつ溶けていく。死の淵を歩いたような話の後に、食欲や体型の話が続くその独特な空気感に、彼女は彼という人間の底知れぬ逞しさと、不思議な安心感を同時に感じていた。)


氏治


補給の問題ですが、武器・弾薬の補給は日本国から届きます。


これは日本政府が信奈様により良い未来を作って頂くためです。

すでに日本の南方では、白人が有色人種を奴隷のように働かせています。主に、住民を宣教師が洗脳して、住んでいる地域の支配階級を攻撃するように仕向け、その国の富を根こそぎ奪い取ってます。


信奈


(目を輝かせ、信じられないといった様子で氏治を見つめる)


補給までしてくれるっていうの!?


戦で一番恐ろしいのは弾切れや食糧不足だって、軍略書に書いてあったわ。

それを全部、あんたの世界が担ってくれるなんて……。

ふふん、これでもう、敵がどれだけ数で攻めてきても怖くないわね!


(補給という兵站の不安が完全に消え去った瞬間、信奈の心に宿ったのは圧倒的な全能感であった。愛する男がもたらす未知の力と、それを支える盤石な後方支援。もはや彼女にとって、天下統一という目標は遠い夢ではなく、すぐ手の届く現実へと変わっていた。)


(不敵に微笑み、迷彩服を正しながら氏治の肩を強く叩く)

いいわ、これで準備は完璧ね!

 武器も弾も、そして最強の伴侶であるあんたも揃ってる。

あとは、敵を完膚なきまで叩き潰すだけよ! 

感謝しなさいよね、あたしが最高の指揮を執ってあげるんだから!

 

つづく

https://x.com/i/status/2012144684546855289


俺達のアイラップ


落書き小隊

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