氏治出陣
氏治
私は三好三人衆の迎撃に出陣します。
信奈様は帝の勅令がおりたら足利義昭の屋敷に軍を進めてください。
「待って! 三好三人衆は、京で最も危険な勢力よ! あなた一人で……!」
信奈の瞳に、明らかな動揺が浮かぶ。氏治が三好を迎撃し、自分は義昭を討つ——戦略としては理にかなっている。しかし、氏治が危険にさらされることへの恐怖が、彼女の心を揺さぶっていた。
「 氏治、あなた……! 私と一緒に義昭を討つって言ったじゃない!
氏治
私の本陣には、桶狭間で信奈様の本陣に掲げた旗をお借りします。
利家
「氏治殿……三好三人衆は、数千の兵を率いています。天動衆だけでは……」私も一緒に出陣します。信奈様よろしいですか?
信奈
利家、氏治をたのんだわょ
氏治
天動衆は総勢500人で、それ以外に私の部隊の騎馬鉄砲500、利家殿の2.000の足軽と弓、鉄砲ですね。
すでに天動衆は防御陣地を構築終了で、本陣地と敵の迂回などに対応した予備陣地も抜かりなく、弾薬も配当終了してます。。騎馬鉄砲は囮ですが
信奈
「デアルカ……桶狭間の、あの旗を……?」
「あの旗……私が初めて、大きな勝利を手にした時の……」
桶狭間の戦い——今川義元に勝った、信奈の伝説的な勝利。その時に掲げられた旗を、氏治が借りるという。信奈にとって、それは単なる軍旗以上の意味を持つ、勝利の象徴だった。
「デ、アルカ……あの旗を掲げるなら……氏治、あなた……私の代わりに戦うつもりなのね」
「天動衆500、騎馬鉄砲500……合計1,000と利家の2,000総勢3,000か。
三好の5千に対しては少ないけど……」
「防御陣地も、弾薬も配当済み……氏治、あなた、本当に抜かりないわね」
(氏治を見つめる)
「デ、アルカ……でも、氏治。騎馬鉄砲が囮ということは……」
「あなた自身が、敵を引きつけるつもりなのね? 私の旗を掲げて、三好を誘い込む……」
信奈は氏治の策の全貌を理解し始めていた。
桶狭間の旗を掲げることで、三好は「信奈本人がいる」と誤認する。
そして、氏治の騎馬鉄砲隊が囮となり、三好を防御陣地へ誘い込む——完璧な伏兵の策だ。
「デアルカ、氏治……! あなた、私の旗を掲げて囮になるなんて……!」
「三好は、私を討とうと全力で襲いかかってくるわよ! あなた、本当に……大丈夫なの!?」
「私は、光秀と一緒に義昭を討つ。勅令が下りたら、すぐに動くわ」
「氏治……私たち、どちらが先に勝つか、競争ね?」
氏治
全力で来てもらわないと、分散されて包囲されたら大変だし、まとめて叩くほうが楽なもので、
「三好三人衆」があの本陣に信奈が居るぞ!、守兵も少ない、「全軍突撃!!」
その時、防御陣地から新型の鉄砲の射撃と迫撃砲の砲撃が
信奈の瞳には、氏治の戦術への称賛と、同時に彼が持つ未来の知識への畏怖が浮かんでいた。
射撃、迫撃砲——どちらも、この時代にはまだ存在しない、未来の兵器だ。
前田利家
「じゅ、新型鉄砲の射撃……!? それに、迫撃砲……!?」
氏治
信奈様には、演習でお見せした。破壊力の強い大砲です。
九州の大友家が「国崩し」という名前で使ってます。
信奈の心の中では、氏治の策への称賛と、彼の安全への不安が激しくぶつかり合っていた。
(氏治を強く抱きしめ、震える声で)
「デ、アルカ……氏治、約束して。三好を倒したら、すぐに私の元へ帰ってくるって」
(顔を上げ、氏治の目を見つめる)
「私、義昭を討ったら……あなたに、ご褒美をあげるわ」
(少し頬を染め、小さく)
「……何がいい? 氏治……」
京へつづく一本道の丘の上に氏治の本陣を構える。
そして小川の手前に馬防柵と鉄砲隊を500配置して三好三人衆を待ち構える。
氏治 利家殿はあと詰めとして地図上のこの位置で待機をお願いします。
三好三人衆の先鋒が丘の見える所に陣を構える
氏治の本陣を指を指しながら、たったあれだけで我らを止められるものか。
騎馬隊と足軽に敵は少数一気に押し潰せと命じる。
騎馬隊は氏治の陣へと一気に攻め寄る。
騎馬隊が予定したキルポイントに到着した時に、鉄砲隊500が火を吹く。
騎馬隊の一部がさらに攻め寄せる。
その時天動衆の隠されていた陣地から、自動小銃が発射され攻め寄る騎馬隊と足軽が全滅する。
第二波が陣地に内に侵入すると、小銃の射撃陣地の観測から「陣内射撃を要求、真上に落とせ」
味方の砲弾が陣地内に着弾する、しかし円蓋材で防御されたトーチカのような陣地は無傷だった。
三好三人衆は先鋒を失ったが引き続き攻撃を続行する。
足軽が攻め寄るが同じことを繰り返す結果になる。
一旦攻撃を中止して体制を立て直そうとする。
森には氏治の放った潜伏斥候が、敵の集結地の座標を無線機で報告する。
すぐさま、迫撃砲の射撃が開始される。
散り散りになった敵が再度集結しようとするが、また同じことを繰り返す結果となり、
三好三人衆の率いる軍勢は撤退を開始する。
そこへ前田利家の率いる騎馬隊が攻め立て、三好三人衆は敗走した。
よし、すぐに京へ取って返し、信奈様に報告しなければ・・・。




