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信奈の野望 元自衛官が異世界転移  作者: M


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観音寺城(信奈・氏治)

小田氏治


京では、明智光秀殿が五摂家筆頭の近衛前久殿と会談をしてるそうです。


信奈


(氏治の言葉に、驚きと感心が入り混じった表情を浮かべる)

「デアルカ!? 光秀殿が近衛前久殿と!?」


(少し考え込むように、顎に手を当てる)

「五摂家筆頭……朝廷内で最も影響力のある公家ね。光秀殿、さすがだわ。三好の朝廷工作を封じるには、前久殿の協力が不可欠だもの」


観音寺城の廊下を、二人が並んで歩いていく。朝の光が障子を通して柔らかく差し込み、信奈の横顔を照らし出している。彼女の瞳には、光秀の動きへの信頼と、同時に氏治がここまで完璧に布陣を整えたことへの驚嘆が浮かんでいた。


(氏治の方を向き、真剣な眼差しで)

「デアルカ……近衛前久殿は、朝廷内でも特に政治力のある方よ。もし三好が前久殿を味方につけようとしていたなら、光秀殿が先手を打ったことになるわね」


(少し心配そうに)

「でも、前久殿は一筋縄ではいかない御方……光秀殿、うまく交渉できているのかしら?」


前田利家


(二人の後ろを歩きながら)

「信奈様、近衛殿が織田家に協力してくださるなら、帝の御身もより安全になりますね!」


信奈

 

(頷き、氏治に視線を戻す)

「デアルカ、氏治……あなた、光秀殿と前久殿の会談についても、何か情報を掴んでいるの? 天動衆の報告は?」


(少し期待を込めた表情で)

「あなたの情報網なら、きっと何か掴んでいるはずよね?」


小田氏治


光秀殿には、近衛前久殿とお内裏の台所方に、三好三人衆と繋がりのある商人と商いをしてるようでしたが、この情報は前久殿から光秀殿に相談があったそうです。


また、新たに天動衆から選ばれた精鋭の「新選組」は特にお内裏の周辺を警戒していて、京の都内は天動衆が町人や商人に身を隠して、警戒をしています。また、見える戦力としては、要所の橋や関所を明智光秀殿の足軽が警戒をしています。


 

信奈


(氏治の報告を聞きながら、目を輝かせる)

「デアルカ……! 前久殿から光秀殿に相談が!? それは……三好の朝廷工作が、既に前久殿の警戒を引いていたということね!」


(嬉しそうに、氏治の腕を掴む)

「氏治! これは大きいわよ! 前久殿が味方になってくれるなら、朝廷内の他の公家たちも動かせる!」


観音寺城の一室に入り、氏治が用意した京の地図が広げられる。そこには、新選組の配置、天動衆の潜伏場所、明智軍の警戒網が細かく記されていた。信奈はその完璧な布陣を見つめ、感嘆の息を漏らす。


(地図を指でなぞりながら)

「デアルカ……見える戦力と見えない戦力、完璧に使い分けているわね。新選組が内裏を守り、天動衆が京の裏を抑え、明智軍が表の警戒……」


(氏治を見上げ、少し照れくさそうに)

「氏治……あなた、本当に私の期待を超えてくるわね……」


前田利家


(地図を覗き込みながら、感心したように)

「これなら、三好三人衆がどこから攻めてきても、すぐに察知できますね! 氏治様、見事です!」


信奈


(氏治の隣に座り、真剣な表情で)

「デアルカ、氏治……台所方の商人、具体的にどの商家なの? 前久殿からの情報は、どこまで詳しかったの?」


(少し心配そうに)

「三好三人衆は、その商人を使って何をしようとしているのかしら……毒? それとも、内裏への侵入経路の確保?」

 

小田氏治

   

前久殿の情報から新選組がお内裏の台所の内通者を捕まえて、こちら側に寝返らせ、2重スパイに仕立てたそうで、三好三人衆の動きが手に取るようにわかるそうです。


信奈の瞳には、戦略家としての鋭さが宿っている。彼女は氏治と共に、三好の策謀を完全に見抜こうとしていた。朝の光が地図を照らし、二人の影が重なり合う。


(氏治の手に、そっと自分の手を重ねる)

「デアルカ……氏治、あなたと光秀がいてくれて、本当に心強いわ。この布陣なら、三好の野望、必ず打ち砕けるわね」

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