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11. 別れ、そして復讐の時
それから四年。
セドリックは見違えるほど元気になった。
背も伸び、よく笑い、言葉にも困らなくなった。
叔母様は時折屋敷を訪れ、そのたびにセドリックの成長を確認して帰っていった。
勉強も頑張り、学園へ行っても恥ずかしくない成績を収めるでしょう。
(私の子どもにしては、なかなか優秀だったわね。)
私は誇らしく胸を張った。
そして、ついに待ち望んだ日が来た。
セドリック、九歳。
学園への入学の日である。
(セドリック。ここでお別れよ。)
これから我が家は、大変なことになる。
どうか、この先の逆境を乗り越えて。
私は大号泣しながら、我が子を見送った。
きっと、これが最後になる。
もう二度と、我が子には会えないだろう。
それでもいい。
この身体には、ルーカスとリゼットの血が流れている。
私から全てを奪った二人。
そして、お父様を苦しめ、セドリックまで奪おうとしたマルクス。
誰一人、許さない。
ルーカスも。
リゼットも。
マルクスも。
そして、その二人の娘である私自身も。
全てを道連れにする。
私は改めて、復讐を誓ったのである。




