↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
96/111

首脳会談

1か月後。


王国と帝国の初の首脳会談はウライアで行われた。


ウライアの両軍の本陣の中間地点に仮設の会見場が設置された。


帝国側の入口から


皇帝ゼノヒィス

将軍フレリック

副将軍ベリンラル

黒騎士長デュンデ

黒騎士レンバス

黒魔法士クラリッサ


王国側の入口から


アルベール国王

総司令官バルハイト

宰相フランツ

近衛騎士長レグルス

騎士セレスティア

魔法士カタリナ


が入って来た。


最後に零達3人が入って来た。


長く豪華なテーブルに両陣営、向かいあって騎士達以外着席した。


零はテーブルの末席で椅子を探した。


「婿殿、席はこちらじゃ。」

アルベール国王が笑顔で、国王や皇帝よりも上座の席を指した。


「えっ?…いや、僕はここでいいです。」

零が慌てて言った。


「主、あっちの方がよく見えますぞ。」

フェスが言った。


「フェス、やめなさい。」

零が声を殺して言った。


「フェス殿の言う通りじゃ。零殿、さ、こちらへ。」

皇帝ゼノヒィスも言った。


「は、はぁ…わかりました。」

零が諦めて言って、トボトボ歩いて上座に座った。


「あの〜ちょっと良いでしょうか。」

零が右手を上げて言った。


「ん?婿殿どうされた?」

アルベール国王が聞いた。


「はい。立会人を増やしたいのですが。」

零が言った。


「立会人を増やす?」

皇帝ゼノヒィスが言った。


「はい。ちょっと連れて来ます。」

と言って、零は粒子の傀儡を残し、粒子で転移し、立会人を連れて戻ってきた。


「シルビア!」

「イザベラ?!」

アルベール国王とゼノヒィス皇帝が叫んだ。


「零様、椅子を。」

イザベラ王女が言った。


「はい。」

零は粒子で、零の左右に零の座る椅子より豪華な椅子を作った。


シルビア王女は王国側の、イザベラ王女は帝国側の椅子に座った。


「なぜ2人が?婿殿、これはどう言う事だ?!」

アルベール国王が言った。


「はぁ、事前に言おうと思ったのですが、2人から内緒にするように言われて。」

零が申し訳なさそうに言った。


「お父様に言うと反対されるでしょ。」

シルビア王女が言った。


「当たり前だ。ここはお前の来る所ではない。」

アルベール国王が言った。


皇帝ゼノヒィスがイザベラ王女に何か言おうとした。


「お父様はフレリックやベリンラルを連れてるじゃない。零様にも私とシルビア王女がついていなければ、不公平よ。」

イザベラ王女がすかさず言った。


「私達がいないと又フランツ宰相が零様に無理難題を押し付けるかもしれませんわ。」

シルビア王女が宰相フランツを見て言った。


無理難題はアルベール国王が宰相フランツに言わせている。


宰相フランツが恨めしそうな目でアルベール国王を見た。


「あ、あぁ。婿殿には儂が付いておる。フランツにその様な事はさせぬ。」

アルベール国王が苦笑いで言った。


宰相フランツは目を瞑った。


皇帝ゼノヒィスの口元が笑った。


「まあ良い。今後の勉強になるだろう。立会うが良い。」

皇帝ゼノヒィスがイザベラに言った。


「…ふむ。シルビア構わぬ。立会いを許す。」

アルベール国王が言った。


「ありがとうございます。お父様。」

シルビア王女、イザベラ王女が言った。


両国首脳会談が始まった。


「ウライアは我が帝国の領土である。分割の必要などない。」

将軍フレリックが言った。


「現実の話をしている。せっかく停戦できたのだ。」

宰相フランツが言った。


「王国の全兵団がウライアから撤退すれば全ては解決する。」

副将軍ベリンラルが言った。


「帝国がウライアから撤退しない限り、王国軍の撤退はない。」

総司令官バルハイトが言った。


やはり話は50年前から堂々巡りで、これが4時間続いた。


お互い一歩も引かない姿勢だ。


双方に沈黙があった。


「婿殿はどう思われる?」

アルベール国王が零に聞いた。


「僕は…やはりウライアの分割が現実的だと思います。」

零が言った。


アルベール国王はニヤリとして皇帝ゼノヒィスを見た。


「ダメよ!ウライアは帝国の領地よ。」

突然、イザベラ王女が叫んだ。


「えっ?!」

零が驚いてイザベラ王女を見た。


「ウライアは王国の領地です!」

シルビア王女も叫んだ。


「え?」

零は又驚いて今度はシルビア王女を見た。


「お父様!帝都や皇宮を守ってくださった零様へのお礼は、少ないのではないですか!」

イザベラが言った。


「イザベラ王女、突然何を言い出すのですか?」

将軍フレリックが言った。


「お父様!零様に対して帝国の領地を差し上げるべきですわ!そう、帝国にとって一番価値のある、ウライア領を零様に差し上げるべきです!」

イザベラ王女が叫んだ。


「な、何?」

終始表情を変えなかった皇帝ゼノヒィスが驚きを見せた。


「お父様、王都や王宮やバルセバル領を救ってくれた零様に、王国の大切な領土、ウライアを差し上げるべきです。」

今度はシルビア王女がアルベール国王に言った。


「ウライアを婿殿に…」

アルベール国王がシルビア王女を見ながら呟いた。


零は目を丸くした。


【次回予告 】

零のウライア王国誕生か。


物語を読んでいただきありがとうございます。

これからも面白い物語に育てていきます。


「面白い!!」「続きが読みたい!!」と思っていただけたら、

【ブックマーク登録】

【評価(★★★★★)】

をいただけると励みになります。


また読んでもらえることを楽しみにしています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。