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敵襲来

この時、防犯カメラが反応した。


映像を観るとログハウスの上空をワイバーンが飛んで行った。


「ワイバーンだ。」

零が言った。


リラも気づいたようで、上空を見上げた。


「確かに、あれはワイバーンです。でも何故ワイバーンが⋯あれは⋯牙狼族の集落の方角に飛んでいます。」

リラが言った。


「牙狼族の集落?フェスがいる所?」

零が聞いた。


「はい。ワイバーンは上空から火を噴きます。もし牙狼族の集落が襲われたら、ひとたまりもありません。」

リラが言った。


『粒子、あのワイバーンを追って映像に。』


零の前に粒子画面が現れてワイバーンを表示させている。


粒子画面はリラには見えてない。


ワイバーンはログハウスの上空を通過して、牙狼族の集落の上空で牙狼族を見つけた。


思いついた気まぐれのように、ワイバーンは牙狼族の集落に攻撃を開始した。


ワイバーンの攻撃は口から炎を吐くブレスだ。


炎を受けて牙狼族の集落とその周辺は炎に包まれた。


逃げ惑う牙狼達。


牙狼達も魔法で炎を放って対抗するが、ワイバーンは上空で高度を上げ、届かない。


集落には獣人化した子供もいる。


集落では牙狼達は獣人化して暮らす者もいる。


ワイバーンの炎で牙狼族の集落は全て炎に包まれてしまった。


それを粒子画面で観ている零。


「このままじゃ牙狼族は全滅だ、ちょっと行って来る。」

零が言った。


驚くリラ。


「お待ち下さい。行くって、牙狼族の集落に行くのですか?」

リラが言った。


「そうだよ。」

零が答えた。


「行ってどうするのですか。」


ワイバーンが暴れたら町ひとつを簡単に焼き尽くす。


ワイバーンが飛び去るのを待つしかないのだ。


「捕獲する。」

零が言った。


「えっ?捕獲?」

リラが驚いて聞き返した。


ワイバーンを撃退するだけでも至難の技なのに、捕獲する事など出来るはずがない。


「捕獲等出来るはずがありません。何の為に捕まえるのですか?」

リラが聞いた、


「食べる。」

零が言った。


「はっ?食べる?」

リラが唖然となって聞き返した。


「魚ばかりで飽きてきたからなぁ。」

零が言った。


「何ですか、それは、ワイバーンですよ。」

リラは呆れて言った。


「うん、ちょっと行って来る。」

零が言った。


「お待ち下さい、それでは、私も連れて行って下さい。」

リラが慌てる様に言った。


ワイバーン相手に零がどう戦うのか、リラは見極めなければと思った。


「えっ?いいけど。じゃ行くよ。」

と零が言ってリラと共に飛び上がった。



時間は少しだけ遡る。


「ワイバーン襲来!!」

牙狼族の集落の物見が叫んだ。


「ワイバーンだと!何でこんな所にワイバーンが?!」

フェスが空を見上げながら言った。


「子供達を逃がせー」

フェスが叫んだ。この時、防犯カメラが反応した。


映像を観るとログハウスの上空をワイバーンが飛んで行く。


「ワイバーンだ。」

零が言った。


リラも気づいたようで、上空を見上げた。


「確かに、あれはワイバーンです。でも何故ワイバーンが⋯あれは⋯牙狼族の集落の方角に飛んでいます。」

リラが言った。


「牙狼族の集落?フェスがいる所?」

零が聞いた。


「はい。ワイバーンは上空から火を噴きます。もし牙狼族の集落が襲われたら、ひとたまりもありません。」

リラが答えた。


『粒子、あのワイバーンを追って映像に。』


零の前に粒子画面が現れてワイバーンを表示させている。


粒子画面はリラには見えてない。


ワイバーンはログハウスの上空を通過して、牙狼族の集落の上空で牙狼族を見つけた。


思いついた気まぐれのように、ワイバーンは牙狼族の集落に攻撃を開始した。


ワイバーンの攻撃は口から炎を吐くブレスだ。


炎を受けて牙狼族の集落とその周辺は炎に包まれた。


逃げ惑う牙狼達。


牙狼達も魔法で炎を放って対抗するが、ワイバーンは上空で高度を上げ、届かない。


集落には獣人化した子供もいる。


牙狼達は集落で獣人化して暮らす者もいる。


ワイバーンの炎で牙狼族の集落は全て炎に包まれてしまった。


それを粒子画面で観ている零。


「このままじゃ牙狼族は全滅だ。ちょっと行って来る。」

零が言った。


驚くリラ。


「お待ち下さい。行くって、牙狼族の集落に行くのですか?」

リラが言った。


「そうだよ。」

零が答えた。


「行ってどうするのですか。」


ワイバーンが暴れたら町ひとつを簡単に焼き尽くす。


ワイバーンが飛び去るのを待つしかないのだ。


「捕獲する。」

零が力強く言った。


「えっ?捕獲?」

リラが驚いて聞き返した。


ワイバーンを撃退するだけでも至難の技なのに、捕獲する事など出来るはずがない。


「捕獲等出来るはずがありません。何の為に捕まえるのですか?」

リラが聞いた、


「食べる。」

零が言った。


「はっ?食べる?」

リラが唖然とした後聞き返した。


「魚ばかりで飽きてきたからなぁ。」

零が言った。


「何ですか、それは。相手はワイバーンですよ。」

リラは呆れて言った。


「うん、ちょっと行って来る。」

零が言った。


「お待ち下さい、それでは、私も連れて行って下さい。」

リラが慌てる様に言った。


ワイバーン相手に零がどう戦うのか、リラは見極めなければと思った。


「えっ?いいけど。じゃ行くよ。」

と零が言ってリラと共に飛び上がった。




ワイバーンが上空から牙狼族の集落をブレスの射程に捉えた。


ワイバーンが火を噴いた。


牙狼族の集落が炎に包まれた。


逃げ惑う牙狼達。


上空から攻撃されては逃げる所もない。


フェスや牙狼達は魔法の炎で対抗するが、ワイバーンには届かない。


「ぐっ、あの高さでは我の攻撃も届かぬ⋯」

フェスが悔しげに言った。


逃げ遅れた子供達を結界魔法で守っているのでフェスの魔力も尽きてきた。


零とリラが飛んでいる速度は、魔豹族が走るスピードの数倍だ。


「何という圧迫感、ガダンが言っていたのはこれか。」

リラは当然初めて空を飛んでいる。


「それにしても空を飛ぶというのは何という爽快な。」

慣れれば余裕もできる。


零とリラは数秒でワイバーンに追いついた。


ワイバーンの広範囲ブレスが牙狼達を狙って放たれた。


「これまでか。」

フェスが観念したその時、牙狼達全てを覆い尽くす広範囲のブレスが、寸前で止まった。


炎が何かに跳ね返り広がっているのだが、包み込まれている。


「何だこれは?!」

フェスが驚いて言った。


目の前に炎が広がっているのに熱さを感じない。


一旦広がった炎は徐々に縮んでいって消えた。


「助かったのか?!」

フェスが言った。


炎がなくなって視界が広がった上空に、動きを止めて静止しているワイバーン、そして零とリラがいた。


「零!」

フェスが複雑な感情をこめて叫んだ。


「あっ、フェス。」

零が空中から手を振って応えた。


「だいぶ燃えてるなぁ。山火事になるとまずい。」


上空から牙狼族の集落やその周辺が燃えているのを見て零が言った。


『粒子、炎を分離して無酸素状態にして消火。』

燃えていた集落や草木が一瞬で消えた。


牙狼達は消火された辺りを驚いて見渡した。


さっきまで燃え盛っていた炎が一瞬にして消えたのだ。


牙狼達は自分達に何が起こっているのか、理解出来ずにいる。


零とリラが空から降りてきた。


「まさか、これは、零が火を消したのか?ワイバーンは?!⋯まさかワイバーンも固めたのか?!」

信じられない、そんな顔でフェスが言った。


ワイバーンは空中で静止し、集落とその周辺は全て消火されている。


「そうだよ。」

零が事もなげに言った。


畏怖の念を抱いた目で零を見つめるフェス。




【次回予告 】

いよいよ異世界最強チーム!?が結成される。


物語を読んでいただきありがとうございます。

これからも面白い物語に育てていきます。


「面白い!!」「続きが読みたい!!」と思っていただけたら、

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