表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/19

014話 処分?すりつぶし??

「で、どうなんだ?」


 頭の少し先のほうで声が聞こえる。どうしたんだっけ?なんかパーリィとかいう闘いに出て、帰ってきたんだよな。で、部屋についたとたん眠くなって、そのまま寝ちゃったんだっけ。


「はい、ひとまず初動はまずまずといったところでしょう」


 頭がぼうっとして、声も遠くのことのように聞こえるが、なんとか耳には入ってくる。うつ伏せの姿勢で、マッサージでもしてもらう時みたいな恰好だが、ベッドに倒れこんだときはこんな恰好だったな。そのまま金縛りにかかっているようだ。視界も真っ暗なままで、手を上げようとしても身体は動かず、指一本動かせない。


 なにやら声だけでなく、頭の周りに気配を感じる。複数のなにかが”居る”のは感じられるけれど、身体が動かなくては確認のしようもない。


「ちょっと危険な場面もございミャしたが、このこには高い適性と伸びしろを~」


 この声は聞き覚えがある、高めでところどころ発生が怪しくなる、リーサの声だ。


「その辺の学生だったら、適正なんてだいたいあるだろう」


 相手の方の声は、それぞれトーンが違っていて、議論を交わしているようだが、あまりいい雰囲気でもないようだ。


「だいたい進捗のほうはどうなっている?面倒を抱えこんだだけではないのか?」


 リーサが複数に囲まれて、お説教を受けているような雰囲気だ。耳としっぽがたれて、しゅんとうなだれている姿が勝手に浮かぶ。


「そ、それは~、その、ニャんといいますか~」


「役割はちゃんとわかっているよね?そんなにヨリミチをしていてよい状態でもないことも、わかってくれているよね??」


「はい、それはもちろん!ちゃんと成果は出しミャすから!!」


「なんかたよりないなぁ。いっそのこともう”処分”したほうがはやいんじゃない?」


「それもいいのかもしれないね。かわいそうだけどヒトの方は”すりつぶし”でさ」


「気持ちはわかるけど、ヘンにかまって自分も失敗じゃあ話にならんよ」


 後頭部の左右何かがあたっている。少しひんやりしていて、ぺたぺたしたかんじ。


『(処分?すりつぶし??ってもしかして~)』


 何か寝ている台全体が振動をはじめている。上の方で何かが回転しているような音もしてきた。


「そんなこといわニャいで!このこならきっと!!」


 なんか身体全体をおおうようにひんやりぺたぺたした感触がする。


「まぁ、ひとまず処分はおいておいて、必要な処理をしちゃいましょう。まずは~」


 ひんやりぺたぺたしたものにおさえつけられたような感覚を感じたのもつかの間で、次の瞬間、意識は深い闇の底におちこんでいった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ