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Nice Fight!〜違う道が1つになって同じ夢を見ていた〜  作者: livingdead


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天才と異能

今日も国教大附属ボクシング同好会はフルスピードで活動してます!客野(きゃくの)です!!


中学時代まで野球やってたんですけど、野球部の監督から

『ガリマッチョ』

なんてひどい呼ばれ方して、さすがに折れちゃったんですよ。それでもう野球なんかとは関わらなくて済むような高校に進学したんですけど、やっぱり長いこと体を動かしてきたから何もしないのは耐えられないかな〜〜何て思ってた?ところで何がどうなってたのか、この学校にボクシング同好会ができますよ♥という張り紙がありましたから、サクッと飛びつきました!


それで最近なんですけどね、オナクラの井口もこの同好会に参加することになりまして、前から井口は中学校より前からのボクシングの経験者というのは俺のフィジカル系ネットワークで情報入手してはいましたんで初手で誘ってみたんですけどね、多分だけど、ボクシング絡みで面倒ごとがあったんでしょうね、


「俺、いいや」


あっさり振られちゃいました。だったらいいや、絶対あいつその気になるからそうなるまで待ってるもんね!


ボクシング同好会が動き始めて運動部での経験者が俺だけってことで、とりあえず俺が知っている体力作りのメニューを日々こなしつつ、それが終わったら顧問である西木先生が気合いで集めたアマチュアボクシングの技術に関するあれやこれやの勉強会。


西木先生、知ったかしないから逆にあれやこれや質問しやすくて俺は好き。答えられないことはきっちり勉強して、ちゃんと後で答えてくれるから、こんなの今までやってくれる指導者なんていなかったんだよね。

必要以上にこっちから突っ込んだら下手したらぶん殴られるし、本当に面倒くさい世界だった。挙句の果てに俺に対して

『ガリマッチョ』なんて面白半分にあだ名つけて、ふざけんなって話だよな。あれで野球に対する熱が氷点下まで冷めましたわ。


だから今現在、この高校でボクシング同好会に参加させてもらってトレーニングしてる?時間って俺、幸せすぎてテンションバグってる感じ!基礎トレーニングってことで走って動いてサーキットトレーニングやって、とまぁやりたい放題やってたら宮内が潰れかけちゃって・・・・悲観するなよ、普通に考えたら宮内の運動歴でこのトレーニングに8割方は食らいついてこれてたわけでしょ?シンプルに偉い!だから明日はもっとやるよ〜〜♥


やっと決心がついたのかな?オナクラの井口がボクシング同好会に合流して一緒に練習することになった。

入学した後に1回誘ったんだけど、その時はフラレた。でも俺は確信していた。こいつがボクシングなんてやりがいがありそうなスポーツ絶対にやめられるわけがねぇ!放置しておいても絶対こっち側に来る。来てくれたらきっちり付き合ってもらおうかなって、いや〜〜思惑通りにことが進んでくれて、俺としてはよかったかな?


合流して練習して再確認。やっぱり井口はとてつもない天才だと思う。

UJ とか言う高校生以下の大会でも全日本選手権を俺が聞いた限りでは3連覇以上はしているという話。しかも試合内容自体がもはやレベルが違っていたと。そんなやつがなんでこんな何もない学校に進学したのかってそれは不思議だよね。

え?それを言うならお前もだろって、その辺についてはまた機会があれば話すからさ、それよりも同好会の話。井口が俺にこう言ってたよ。


「ごめん、なめてたかもしれない」

「そうか?俺ら何もわかってないから必要最低限のことしかしてないはずだけど?」

「その内容でみんなこれだけボクシングを理解している。俺の常識ではありえない。あと地御前(じごぜん)、あいつボクシングの基本を知らないはずなのに基本を壊すやり方を知っている。混ぜるな危険!ってやつだ」


井口ほどのやつがここまで言ってくれるのならこの同好会もまんざらではないんだろうな。地御前に対する評価は俺の感覚ではよくわからないがよくわかるようになれるよう努力しようと思う。

そもそもそれはこの同好会、ひいては西木先生の信念でもあるのだから。

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