↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Nice Fight!〜違う道が1つになって同じ夢を見ていた〜  作者: livingdead


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
59/101

Bienvenidos a la prefectura de Buryo, Japón.(ようこそ日本の武領県へ)

11月中旬、俺たちの公式戦デビュー。


武領県武領高校体育館にてキューバジュニアチームとの対抗戦に臨みます。


こんにちは。


銀山御幸(かなやまみゆき)です。


我々国際教育大学附属国際高校ボクシング同好会は、今日に備えてコンディションもバッチリ整え、あの日の懇親会以降、練習場の体育館に折りたたみ式のリングが備え付けられるなど、練習環境もさらに充実!


「ここを会場にして、沿岸ブロックの大会も開催可能だね」


顧問の西木先生も設置されたリングを見て満足そうにしていました。


簡易リングとのことでしたが、井口が中で動いてみて


「これかなりクオリティ高い。試合で使っても問題ないと思う」


と、太鼓判を押してました。


さて、俺たちは対抗戦の前日に武領県に移動。


そして武領高校の合宿所の一室に落ち着いたのですが、同じ合宿所内でキューバチームも寝泊まりするらしく、やたらと賑やかでした。


キューバチームの監督らしき、かなり大柄な人が俺たちを見つけると手を挙げて明るく挨拶してきました。


「Hola, encantado de conocerte. Soy boxeador japonés. Nos vemos mañana. Soy Miguel Suárez, entrenador del equipo cubano.」


はい、何を言ってるかさっぱりわかりません。


すると地御前(じごぜん)が、すたすたと近寄っていき


「Muchas gracias. Somos el equipo de boxeo de la escuela secundaria internacional afiliada a la Universidad de Educación Internacional de Nagisawa.」


はい、こちらも何を言ってるのかさっぱりわかりません。


まあ、一般的な挨拶を交わしているという認識でいいでしょう。


すると今度はキューバチームの監督さんが


「Esta es una intérprete muy simpática que habla un español precioso. ¿Será una niña de primaria que está ayudando?」


そういった次の瞬間、地御前は笑顔こそ保っていますが


ピキッ!


・・・・と、あぁ大体何を言われたのか察しがつきました。


こういう時の頼みの綱、西木先生は、あちらで別のキューバ人と何やら打ち合わせしてます。


すると井口が


「地御前、深呼吸!」


と、地御前は言われた通りに深呼吸をして、落ち着いた様子になり、


「Soy estudiante de secundaria. Participaré en el partido de mañana, así que por favor, apóyenme.」


と、キューバの監督さんに告げてました。


「井口くん、地御前くんを手懐けてるね」


宮内が少し驚いた風に言うと、江波が


「国体の時のことがあるからねぇ」


と、あの時矢面に立った事を思い出したのか、ため息混じりに呟いてます。


すると今度は別のところから声が上がりました。


キューバジュニアチームの選手らしき高校生の声です。


「¡Ahhh! ¿Por qué está Iguchi aquí?」


「¿¡El perro rabioso Iguchi está aquí?!」


「Ahí está Iguchi, quien fue expulsado de la Copa Mundial de la UJ después de noquear a un jugador británico que era uno de los favoritos para ganar, golpear a un aficionado británico que lo estaba increpando y romper una bandera británica que estaba expuesta en el recinto.」


・・・正直全然意味はわからないのですが、彼らの様子と言葉の端々に出てくる


「イグチ!」


という単語から少なくともろくでもない内容であることは容易に想像がつきます。


そして、この会話の内容を理解できている地御前に


「・・・井口くん・・・」


と、ジト目を向けられ井口は顔を背けて知らないふりをしていました。


そんな様子を見て呟く客野(きゃくの)。


「あいつの悪名はキューバにも響いているのか・・・」


【補足・スペイン語会話訳】


「こんにちは、はじめまして。日本人のボクサー仲間。また明日お会いしましょう。私はキューバ代表チームのコーチ、ミゲル・スアレスです」


「どうもありがとうございます。私たちは薙沢県国際教育大学附属国際高校のボクシング部です」


「とても感じの良い通訳さんで、スペイン語もとても上手ですね。もしかして、お手伝いに来てくれた小学生でしょうか?」


「私は高校生です。明日の試合に出場するので、応援よろしくお願いします」


「ヒィィィ!なぜ井口がここにいるんだ?」


「狂犬イグチはここにいるのか?!」


「井口選手は、優勝候補の一人だったイギリス人選手をノックアウトし、野次を飛ばしてきたイギリス人ファンを殴り、会場に掲げられていたイギリス国旗を引き裂いたことで、UJワールドカップから追放されたやつだ!」


(注)精度の低いアプリ使用のため意訳が多いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。