国体を観よう!〜その4〜
皆さん、ご無沙汰しております。
『徳と信用 信徳国体!』
観戦に来ております、唐河中央高校ボクシング部監督、黒木達也です。
大会2日目、沿岸ブロック勢少年の部は1回戦があった信徳、高南、両県勢全選手が圧勝で突破しております。
先頃のインターハイで団体総合優勝を果たした我が唐河県チーム(自慢)でさえ国体沿岸ブロックの予選で敗退することがあるわけですから、そのレベルがわかるというもの。
次回の選抜からは、ここにあの薙沢県から来た精鋭集団、国教大附属国際が乱入してくるわけですから、いよいよ沿岸ブロックボクシング戦国時代本格開戦!
あぁ噂をすれば来てますね。
国教大附属のみんな。
今朝、ちょっとしたトラブルで地御前くんが国体警備の警官と大立ち回りをした、と聞いて驚きましたが、そこで警官を引っ掻いたのが実に地御前くんらしくて、不謹慎ながら笑ってしまいました。
まぁ話を聞くだに警官を引っ掻いた以外には地御前くんに非があるとは思えませんし、手打ちも済んでいるようでしたので国教大附属チームの顧問である西木先生には事実を報告した上で何も問題ない旨、LINE で伝えておきました。
そうそう、西木先生なんですが、学校の授業との兼ね合いで信徳県に来られるのは土日の準決勝と決勝の2日間だけと聞いています。
西木先生が来られるまではもちろん我々沿岸ブロックのみんなでしっかり彼らを気にかけておきますのでご安心ください。
最も江波くん、銀山くん、宮内くんあたりが本当にしっかりとしていますので、それこそ心配ご無用かとも思ってますけどね。
さて、試合の方気にかけてみましょうか。
今回沿岸ブロックから参加した2県、開催県の信徳県と沿岸地区ブロック予選の勝者である高南県。
この2県の選手は山型トーナメント表で完全に上下に分けられています。
つまり信徳県と高南県はお互いが決勝戦に残らない限りは対戦することはありません。
同一ブロック同士の対戦を初戦からは極力避けるという配慮の一環だと言われております。
では、信徳県のピン級、相良直紀(信徳学院高校)からです。
皆さんこの名前聞いて何かピンときませんか?
ピン級なだけに・・・あれ?
どうしたんですか?
国教大附属チームのみんなが、えらく冷めた目をしているのですが?
銀山くんはなぜか顔が真っ赤。
オホン!
とりあえず続けます。
この相良くん、ご想像の通り信徳学院高校相良監督の甥でUJ 経験も豊富。
今年のインターハイピン級を見事に制しています。
昨日の1回戦はシードされていて2日目の今日が初戦でしたが陸奥ブロック代表を全く寄せ付けずパワー、技量とも圧倒して3R・RSC勝ち。
客野くん、食いいるように見ていますね。
もう1人、沿岸ブロック高南県から羽嶋奏(高南工業高校)。
相良くんとは逆ブロックで、彼も今日が初戦。
内陸ブロック代表の選手を手数で攻めたてて5-0のポイント勝ち。
余裕たっぷりでした。
「確かに強いっすね!」
客野くんが不敵に笑ってますね。
「けどまあ俺は沿岸ブロック全選手は横並び1列だと考えてますんで」
ほう?
「全員本命ってことですよ!今国体出てるあの2人もそうですが、唐河にも武領にもあの2人ぐらいのレベルの選手は当然いるでしょうし、もちろん俺だって当然強いっす!」
言うね〜〜〜
つまり、君も本命の一人ということか?
「本命の1人からさらに鉄板を目指すつもりッス!」
前向きなのは素晴らしい。
どんどん上に向かって挑戦していくといいよ。
客野くんの迷いがない若者の言葉が実に心地よく耳に響きますね。
そう思っていたらその客野くんが、ふとある疑問を口にしました。
「昨日も試合見てて地御前と話してたんすけど、合宿の時に練習試合で俺とやった大咲南の山田さん」
大咲南の山田くん、彼がどうかしたのかね?
「いえですね、ライトフライに落としていたのもびっくりだったんですけど、あ、今から試合始まりますんで見てみましょうか」
ふむ?
「あの人・・・山田さんってあんなスタイルの戦い方でしたっけ?」




