県対抗団体戦フェザー級
【 宮内白塔(国教大附属国際1年)ー西岡拳三郎(高南城北1年UJ経験あり) 】
両選手、高校進学後は初の対外戦。
緊張してる様子が伝わる。
レフェリーからリング中央に招かれ試合開始前の簡単な注意。
両者ともにコーナーに分かれて1ラウンド目スタート!
開始早々宮内、西岡両選手ぎこちない動きから両腕を必死に前に突き出すワンツー連打の打ち合いを展開。
ただし、UJ 経験のある西岡のパンチの方が的確で、宮内のガードの隙を塗って次々と左右の拳が宮内にヒット!
ロープに詰まって防戦一方となった宮内に主審がダウンカウントを宣告。
カウント8で再開になったところに西岡が必死の形相で左右を乱れ打ち。
再度ダウンカウントが宣告され、そのままRSC 決着となった。
「ただいまの競技の結果をお知らせいたします。1回41秒青コーナー高南県・高南城北高校西岡拳三郎選手のRSC 勝ちでした」
◯西岡拳三郎(高南県・高南城北)
【RSC1回41秒】
宮内白塔(薙沢県・国際教育大学附属国際)✕
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そうなんですよね、本来これなんですよね?
どうもお世話になります。
沿岸ブロックで
『軽量級の虎の穴』
と呼ばれております、信徳学院高校ボクシング部の顧問を務めております相良隆志と申します。
よろしくお願いいたします。
今年、信徳県は国体開催を控えておりまして、我々ボクシング部も、大いに士気盛んなのですが、今回はその国体前の最後の猛練習ということで、この沿岸ブロック強化練習に参加しています。
いやしかし、驚きましたね。
未知との遭遇とはこういうことか?
薙沢県から来た国教大附属チーム。
客野、凄い!
地御前・・・キモい!
宮内、弱い!
・・・・失礼、教育者ともあろうものが生徒に向かって言うに事欠いて
「キモい!」
とは失言でした。
反省。
それでまあ、ついさっき試合が終わりましたフェザー級なんですが、練習環境や練習期間、その他諸々のことを考えれば、今試合をしていた宮内が薙沢県チーム本来のレベルであるはずなんです・・・・
はずなんですがねぇ・・・・
国教大附属チームの西木先生が相当本気でこのチームに取り組んでいることは耳にしておりましたが、そこに客野みたいな才能、地御前の異能、さらにあの井口まで加わってとんでもない化学反応を起こしてるのは確かなようですな。
つい、さっき試合をしていた宮内だって別に悪い選手じゃない。
まだ弱いけど。
練習期間や環境を考えればちゃんとしたボクシングになっていたこと自体が普通ならすごいんですよ。
まして、あの宮内はどう見てもスポーツ経験がない選手。
あの才能、異能たちの中で高校3年間じっくり漬け込まれて、どんな風に熟成するのか、ちょっと見ものだと私は思っています。
ところで、国体の件で皆さん何か気がつきませんでしたか?
今年沿岸ブロックから国体に参加する県は2県。
開催県である我が信徳県、そして先ほど高南工業の梶川が言っておりましたな。
「全試合ストップで国体制覇したる!」
つまり高南県が参加枠を地区予選で勝ち取っとるんですわ。
これどういうことかわかります?
先頃のインターハイで全国総合優勝を果たした唐河県が国体では沿岸ブロック大会で敗れておるんですよ!
これを見たら沿岸ブロックの層の分厚さというものがお分かりになるかと思います。
そこに今年から加わってきた薙沢県。
目が離せませんな。
おや、噂をすれば唐河中央高校ボクシング部の黒木先生。
なんだか愉快そう?
「さっき、梶川くんと試合した地御前くんに出くわしまして、少し話したのですが、ね・・・」
え、なんですか?
面白そうですな、聞かせてくださいよ!
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宮内なんですけど・・・僕の試合だけ扱いが雑だと思いませんか!?
「いや、さすがにこのタイムだと、むしろここまでよく話を引っ張ったと俺は思うぞ」
銀山くんの冷静な分析が心に刺さる・・・・
・・・・次こそは・・・・




