(閑話)拳闘解體新書(ボクシングかいたいしんしょ)〜その2〜
こんにちは、西木匠です。
我が国教大附属高校ボクシング同好会の主力2人が僕の美術芸術活動を学んでいる生徒について色々と聞きに来ましたので、はい、お答えします。
前回の内容を読み取っていただいて欲しいのですが、僕からしたら大前提が違います。
地御前くんがやっているのはボクシングというよりは創作活動であり、まずその創作をするにあたってマテリアル(素材)の特徴を観察する。
そして1度イメージして完成品のイメージ、それを一旦解体するイメージ。
ただし、今回地御前くんが3年間の課題として選んだ題材はボクシング同好会。
地御前くんが実際にボクシングをやって、彼なりにどうボクシングの技術を捉えて彼の創作の支配下に置けるのか?
僕は彼に教えているのはボクシングを自分の支配下に置いて地御前くんなりのアートに昇華させる手段にすぎない。
彼には全ての可動域から目を離さないように、そうアドバイスをしたことがあったけど、元々彼のアートに対する素養もあったんだと思います。それをボクシングテクニックに落とし込むという形で・・・・
「普通にマッドサイエンティストとその弟子1号じゃん!」
「正直何言ってるか理解が・・・・」
客野くんと井口くんが頭を抱えている。
なぜに?
うん、これから迷惑がかかるかもしれないけど地御前くんもみんなと一緒に頑張りたいのでよろしくお願いします。
あと、僕たちはサイエンティストじゃなくて、アーティストだと理解してほしいなぁ。
それで地御前くんのボクシングに対する特化している能力は僕が見た限り
①対象の可動域や筋肉の動きを観察して動きを先読みする動体視力
②対象の筋肉や可動域の動きを観察して、相手が出してくる攻撃を無効化する。反射神経
③対象の筋肉や可動域の動きを観察して、ボクシングルールの範囲内でもっとも効く急所にパンチを打ち込むことができる的中率の高さ
④上3つの観察力を応用して相手の行く先や方向を予測し、立ち回る空間把握能力の異常な高さ
「・・・今日のライトスパーで、てくてく歩いてるだけにしか見えない地御前を振り切れなかったのはそういうことなんですね・・・ダメだ震えが止まらない・・・」
「・・・恐ろしい話を聞いてしまった、としか感想が出てこない・・・」
当然だけどまだ地御前くんの創作は始まったばかりで、これからどんな風に展開してくか?
同好会のみんなにもしっかりと見ていてほしいと思います。
・・・あれ?2人ともなんだか魂が抜けてるみたいだけど、どうしたの?




