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いつかの恋を待ってる  作者: かようこ
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桃の答え合わせ 高坂さん

空港に着き、時間を確認して、待合の椅子に向かっていたら、後ろから知った声が、私の名を呼ぶのが聞えた。

 振り返ると、

「ちょっと、朝陽! なんで昨日と同じ服着てんのよ」

「へ? あ、亜紀。なんでここに」


 そこには、亜紀がいた。

 その後ろに眼鏡をかけた男の人が笑いをこらえるように口元に手を当てている。

 誰?


「弟! どういうことよ!」

 急に指をさされて、翔はビクッと体を縮めた。

「どうって、朝陽、着替え持ってきてないし、帰るの面倒って」 

 亜紀が肩を上げて、大きく息を吸い込む。

 そして、後ろにいた男の人がクスクス笑いながら、彼女の肩に手を置く。

「亜紀、先に挨拶させて」


 背が高い亜紀とつり合うくらい身長がある細目の男の人。

 落ち着いた柔らかい微笑みを浮かべてる。

 亜紀はふんっと息を短く吐き、肩を下げた。

「私の彼の高坂さんです」

 高坂さんはぺこっと頭を下げて、

「こんにちわ。昨日、誤解を解いてくれたようで」

 私も翔も併せて、頭を下げた。


 このひとが、アーモンドの豆知識の人。


「一度、会ってみたいって言うから、連れてきたの」

「亜紀へのメールのおせっかいにね」


 翔が私をちらっと見たから、思わず、顔をそむけた。

 亜紀が納得したようにうなずきながら、

「朝陽が前に言ってた桃缶に、そんな意味があったなんてね」


 まだ、花言葉、調べてなかったと思い出す。


「僕も、その話、初めて聞いて、なるほどってね。恋の奴隷、貴方に虜、まぁ、他にもあるけど」

 その答えを高坂さんが言った。


 なるほど、きわどいって言っていた意味が分かった。

 他に返事らしくなるものがなければ、しょうがない。アーモンドは、手元にないだろうから。

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