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いつかの恋を待ってる  作者: かようこ
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朝が、きてた

 目覚めたら、朝? カーテンの隙間から陽が入っている、見慣れない風景。


 あっと思い起き上がると隣のベットにこちらに背を向けた翔がいた。


 彼はもぞもぞと動くと私の方を見た。

 眉をしかめて、瞳を薄くして眠たそうな顔をしている。

 昨日のことを思い出して呆然とし、はっと気づく。

 最悪、寝てしまった。


「ごめん! ……なさい」 

 頭を下げたら、服がしわくちゃだった。それを見てさらに、情けなくなり顔が上げられなくなった。

 んんっと、翔の声が聞こえて、そちらをちらと見る。

 薄いブルーの柔らかそうなTシャツを着てて、起き上がって、伸びをしていた。

 そして、はーっと大きく息を吐き、髪をガシガシ掻き、ぼーっとした表情のない顔で正面を向いた。


 そのままで、私を見ない。

 怒ってるからだろうかと、心配になる。

 こちらを見る感じがしないから、翔に背を向けて、ベットから降り、服のしわを伸ばす。

 スカートの後ろを見ると翔がこちらを見ていたらしく、瞳が合った。 


 ひととき、見つめ合って、お互い身じろぎもしない。


 何か言わなくちゃと思うけど、謝っちゃった私からはもう何も言うことはない。


 翔、次第だ。


 息をするだけで、今の空間が崩れそうな、苦しいくらいの緊張感が漂う。

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