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04


「めーちゃんw」


空良の様子を見ていた雲母が帰ってきた


「…どうだった?」


「ビンゴー!!!一応声撮っといたよ」


雲母はにっこりと服からボイスレコーダーを取り出した


「ここも知られちゃったし…引っ越そうか?」


「んー…そうだねwこのことはどうするの?」


「少しいたぶりましょw雲母…頼んだわよ」


「了解」


二人は暗がりの部屋の中で微笑みあった。








雲母と空良が仲良くなるまでには時間はかからなかった

何か月か3人で行動するようになった

しかし、真桜は空良の様子が変なことに気が付き始めていた


空良は自分のことを一切二人にはしゃべらなかった

しかし、真桜と雲母は家族構成、自分の考えを言うのにもかかわらず

空良は…その話を切ってまで千袈の悪口を言い始めるのだった


「空良ちゃん~言いすぎだよ?今は楽しくお話をしようって言ってるじゃん」


「うん…私もそのほうがいいかな?」


真桜は苦笑いしながら雲母の意見に賛成した


「そう?私は楽しいよ。ってかホントにむかつくんだって!なにが私はストーカーに合ってますだよ!たいして可愛くないのに、それなのに周りはさ”千袈ちゃんがかわいいからだよ”ってみんな口揃えて言っちゃってんのーwwマジでキモいw」


空良の悪口は止まらなかった。


「空良ちゃん、嫌いなのはわかるけど言いすぎるのはどうかと思うよ?…私、用事があるから先に帰るね」


雲母は真桜の頭をなで、先に家に帰ることにした

雲母の姿が見えなくなるのを確認した空良は真桜に近づいた


「ね、ね、真桜ちゃん…雲母ちゃんってなんだか怖いんだけど」


「そうかな?優しいよ?」


「そう?私は怖いなー。」


「だって、雲母ちゃんが言うように空良言いすぎだよ?」


「…わかった…私も帰るね」


空良はスッと立ち上がり、帰って行った。

その様子に不安を抱いた真桜は、すぐさま空良の携帯に電話をかけた


《お客様のおかけになった電話番号はー……》


かからなくなっていた・・・。

さらに不安が増した真桜は急いで雲母たちが待つ家に帰ろうと走り出した

その時、目の前にOLぐらいの女性が二人立っていた。


「あ…すいません。急いでたんで…」


そういいながら二人の横を通り過ぎようとした途端

手をつかまれた


「あなた…千ちゃんをストーカーしてた人?」


「私たちでも羨ましいもんねw千ちゃんの可愛さって」


二人の目はオカシカッタ…

周りのものを見てないような…焦点が合ってないような…

一言…ただ…ただ…”狂っている”それだけだった


恐怖のあまり動けない真桜をいいことに

二人は隠し持っていたナイフを取り出した


「(この人たちは…人を殺すことに躊躇っていうものはないの?)」


真桜は力いっぱい目をつむった

こんなところでは死にたくはない…でもそれが運命なら・・・・



「真桜ちゃん!迎えに・・・・あれ~?」


後ろから明るい声が響いた


「ぁ・・・雲母ちゃん…」


真桜は雲母をみた途端に涙かあふれた

手をつかんでいた二人は第三者に見られたことを焦り

ナイフを振り下ろした









真桜は死を覚悟し目を再び閉じた

でも、痛みはなく。

逆に冷たいものが自分にかかった


真桜はゆっくりと目を開けると

もう手はつかまれてはいなかった

それと引きかえに…真桜の周りは真っ赤な世界が広がっていた


「ぇ…」


真桜は目を疑った…先ほどまで自分の後ろに立っていた雲母が

目の前に立っていた

紅い赤い世界に大きな薙刀をもって立つ雲母が…


「大丈夫?」


「うん…ありがとう…」


真桜は思ってはいけないと思いつつも

血だまりに立つ雲母はきれいだとおもってしまった

首のない死体を横切り、くつが血で汚れるのも忘れ真桜は

雲母に駆け寄った


「強くなりたい?」


雲母は真剣に真桜に問いかけた

真桜は死体を見ながら、恐怖も何もなかった


「なりたいよ…あいつを…この街すら壊したい…」


真桜の目には復讐の光が宿った

その目に雲母は微笑んだ


「ようこそ…殺しの世界へ」


そう言い残し二人は帰っていた


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