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71.相思相愛

早太郎とスーザンの子供が生まれた、早太郎は黒狼とフェンリルの間に子供をつくっておりその子供たちも元気に育っているが人狼との間の子供はどの様に生まれて来るのだろうか?楽しみでもあったが不安もあった、生まれたのは可愛い人狼の姿の女の子の三つ子だスーザンは狼の姿になって乳を与えている人狼の姿では三人に授乳するの難しいからだろう


スーザンは少し神経質になっていて早太郎以外を近くに寄せ付けないが、私には子供と対面させてくれた、家族水入らずで子育てする方が良いだろう、後は早太郎に任せておこう、人狼は妊娠期間が短いようだ妊娠から半年ぐらいで出産となった、あと四か月くらいでイライザの出産予定日だ


クロエ達の修行に付きあって一緒にいる時間が減ってしまっている、妊娠中なのを免罪符に私だけが寝室でイライザに攻められるため少し距離を取るためではあるが、離れているとそれを求めている自分がいた、授乳するスーザンの姿を見ると自分も女としての喜びを手にしたいと考えてしまう、イライザが子供を産んで授乳期間を終えれば次の子供をどうしようか?


「次は香織の番だからね、私も楽しみで仕方ないの」

こんなセリフを私の首筋にキスをして耳たぶを甘噛みしながら囁き私を蹂躙する、女として男のイライザを受け入れる時を待ち望んでしまいそうに感じて怖くなりクロエ達の指導に逃げていた、そろそろイライザの妊娠安定期がやって来る


これからは私がイライザを攻める番だ彼女に自分が女だという事をわからせてあげないといけない、そう思うと私の中の男が蘇って来た、半年間イライザ責めを凌ぎ切ったのだ反転攻勢と行こう、今までたまったものをぶつけなくてはイライザも待っている、ただ忘れているだけだ思い出させてあげればいい




もう少しで香織に私の女になりたいと心に刻み付ける手前まで追い詰めたのに逃げられた、今では私が攻められている、香織の子供を身ごもったとは言え、追加で女であると再認識させられた、そのことに気付いたのは私の身体ではなく心だった


「クロエと言う神官の修行の相手をしているんだけど見込みが有るのよ、もしかしたらユリアを追い越すかも知れない」

彼女が私以外の女の話をしている事に嫉妬を感じていた、男の神殿騎士の話には何も感じないと言うのに、同姓の女性を嫉妬の対象にしていた


「イライザはクロエには神殿騎士達の中だと誰がお似合いだと思うかしら?」

香織がクロエを恋愛対象に見ていないと分かって安心している自分がいた、もう引き返さない所まで男としての香織が好きなのだろう、口惜しさは消えなかっがそれ以上の喜びも感じていた


子供を産んでからもう一度自分に聞いてみよう、その時は違う答えを選択するかも知れない、香織に私の子供を産ませることはまだ諦めない、私の執着心は強いのだ絶対に逃がさない男の香織も女の香織も私だけのものだ




「同盟」への旅の中で聖女ユリア殿から熱の籠った視線を感じる事がある、氷上千尋としての記憶が戻る前ではあるが彼女を殺す計画を立案したのはダークエルフとしての私だ、マチルダの身体を使って彼女たちの修行の相手をしている時にセシルが私をヒルダと呼びそうになったことから私の正体に気付いたようだ


短剣の能力で記憶を消すことも考えたが、弥生様を交えて話し合った結果彼女は私のこの世界での戦いを知って自らが導くべき勇者であると判断したようだ、勇者千尋様と呼び私に尽くそうとする、ダークエルフの族長になる筈だった私を世界樹の巫女として切り離そうとする意図も感じたが世界樹の若木を授かり自分の森を持った時点でカミラ様との間に距離が出来たことを感じている


カミラ様とは和平の調停者として新たな関係を築いていくことになる、聖女ユリア達を含めた「法王国」ともそうなるだろう、それでもダークエルフからヒルダとしての私を奪う代償を頂くことにしよう、ユリア本人も覚悟している、いやそれを望んでもいる様だ「法王国」やら聖女ユリアを奪わせてもらおう


この旅の結果の冒険者マチルダの評価はあがり聖女ヒルダの名声は高まった、2人の関係は弥生様も含めて和平の守護者として定着しつつある、旅立つ前よりも穏便な形で聖女ユリアを私のものに出来そうだ、旅の中で引き返す事に出来なくなる一線は越えていないが慌てる必要は無さそうだ、ユリア自身が自覚しているかは分からないが蘇った効果だろう寿命が延び心身の最高の状態が保たれる期間も長くなっているだろう





「シグルド同盟」への旅で弥生様が性転換のポーションを作成できる事が分かった、私は千尋様を私が導くべき勇者に選んだ出来る事なら彼女と結ばれたい、その手段は多い方がいい弥生様に相談すると少し考えられた後にイライザ様と香織様の関係を詳しく教えて頂いたうえでヒルダも香織様の使用した短剣と同等のものを香織様から贈られている事も教えてくれた、そして弥生様とカーリア様の関係も教えて頂いた


「貴女に性転換のポーションを渡すことは立場上できないわ、今教えたこともただの世間話よ、旅の中で話してしまって、私は話した事も忘れてしまう様な戯言よ、貴女から今夜相談されたことも忘れるでしょうね」

そう返事をされた後部屋の明かりを消して就寝された


私はその晩眠る事が出来なかった、眠れる様な精神状態では無かったが眠ってしまえばどんな夢を見ただろうか、睡眠不足のまま朝に宿の食事を頂くときに千尋様の顔を見れなかった


眠そうな私に弥生様から異世界の飲み物をご馳走して頂いた、苦いが眠気覚ましの効果がある黒い液体は私の目を覚ましてくれたが千尋様への思いも刺激した、媚薬なのではないかと疑ってしまうほど私には効果があった


愛し合う二人が共に飲むものではないだろうか?千尋様と夜を共にする前後に二人で飲みたいものだ甘い時間への導入とその夜を越えた朝の眠さに効きそうだ

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