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53.嫉妬

弥生さんと熱い一夜を過ごした、今まで近づかない様に避けていた禁断の扉を開いたのは魔王である彼女だ、責任を取って貰わないといけない、「魔導国」でも別の扉を開いてくれた、そこで初めて自分の中に眠っていた獣を解放した、一度目覚めてしまった獣は新しい獲物を求めている


責任を取るべき魔王はあろうことかサキュバスを客人として迎え一週間も神殿から出てこないのだ、そして使徒であるカーリア様が降臨した


弥生さんがサキュバスに宿った暗黒神と戦っているたのだという、一週間もの間1人で立ち向かい勝利したが弥生さんの心身とも消耗も激しくカーリア様がそれを癒すために降臨したという事だ、嫉妬しながら羨ましいとさえ思っていた自分が恥ずかしい


カトレアさんが止めたからではあるが何故助けに行かなかったのか?カーリア様の身体を穢さないため用意していた前世での身体で戦ったという、2体1なら一週間もかからなっただろう、共に暗黒神を倒したのなら今度は私の聖剣を受け入れてくれたかもしれないカーリア様の身体でないなら私を拒否する理由は無いはずだ


その偉業を称えつつも疎外感に襲われながら自分の劣情を抑えるため修行に打ち込んだ、使徒カーリア様の降臨を喜んでいるからだろうルイーズさんととオスカーさんがいつも以上に身を入れて修行している、私と違い心から弥生さんとカーリア様の再会を祝福し我が事のように喜んでいる、私も彼女達に感化されて純粋に祝福出来るようになっていた、そう祝福していたのだ、2人が友情以上の関係だと知るまでは


その関係を隠す訳でもなく親しげに語らう二人をみて、今まで感じた事のない感情をを持て余した私はその場を離れ魔法で「魔導国」に向かった、クルーゲ家の門の前まできた時には少し落ち着いていたリーゼロッテさんは貴族の当主として責務で私を受け入れたのだと思い出した


私の自分勝手な感情をぶつけてはいけない引き返そうとしたとき、視線を感じた

「おまえがクルーゲ家のお眼鏡にかなった勇者だな、少し遊んでもらおうか」

女性の声だ、ボロボロになった神官衣を身にまとった女性が舐めまわすように私を見つめている


「なんの用です、どんな遊びがお望みですか?少し欲求不満なので付き合ってくれるなら満足させてあげますよ」

「話が早くて嬉しいよ、まずは私より強いなんて贅沢は言わない、私と戦って5分以上たっていられたら合格だ、試験に合格したら、私が孕むか死ぬまで相手をしてもらう、目的はリーゼロッテと同じだ遊んでもらえるかな?」

「楽しそうね、私の方が強かったらどうするの?子作りはなかなか楽しかったから相手をしてあげても良いけど私にも好き嫌いがあるのよ」

嫌味を言いながらも場所を変えて戦うことにした、口だけでは無い事は分かる実力が伴っている


「魔王様に振られて相手を探してたの、このまま相手をしてあげてもいいのよ?」

「ひ弱なダークエルフが好みなのに私でも良いのか?見境が無くて期待が出来る、魔王でも私を孕ませることは出来なかった少し力を見せて貰おう」

そうか彼女から見れば魔王はヒルダ姉さんか、彼女は拳を握り顔面を狙い殴って来た、スーザンと同じタイプか?力は段違いだが頭突きで出迎えよう、身体強化にスキルで強化して受け止めた、拳から魔色を感じる彼女も身体強化を使っている様だ、流石に拳を砕くことは出来なかったが受け止めた、彼女が嬉しそうに笑っている

「面白い対応だ、次はお前の番だ殴らせてやる」


「では遠慮なく」

私も彼女の顔面を狙い正拳突きを繰り出す、彼女が私がしたように頭突きで返してきた、結果も同じだった


「今度は頭突きでやりあいますか?」

私がの提案に笑って目の前に立ち睨みつけてくる、同時に頭をぶつけあうがお互い倒れず額を合わせたまま押し合いになった、悪戯したくなり力を抜いて受け流し彼女の唇を奪い巴投げの要領で彼女を投げそのままの勢いでマウントポジションを取った

「私は合格かしら」

笑いながら声をかける


「ああ合格だ、このまま好きにしていいぞ」

流石にこのまま相手はしたくない


「神殿まで神聖魔法で帰還するわ、一緒に来て、汗も流したいし」

返事も待たず魔法を発動する、生活魔法で二人の身体を綺麗にして自分のために用意して貰っている寝室に案内する


「準備はいい?私は貴女を喜ばせなくても良いでしょ、貴女が種を欲しいのだから貴女がリードして」

「蟲毒壺」の効果でポーションを練り上げ身体の準備をした後彼女を誘った


返事も無く私をベットに押し倒しそのまま上に乗り生命力ごと彼女が求めるものを吸い尽くそうとする、なるほど孕むか死ぬかとはこういう事か、身体強化に加え神聖魔法でバフをかける自分自身にも、子種にもだ


しばらくお互い我慢比べのようなり彼女の方が先に満足したようだ嬉しそうにしている

「感謝する、ようやく妊娠することが出来た、お礼にお前の力になろう必要な時は言ってくれ」

「そうだ、これも貰ってくれ」

アイテムボックスだろうか宝石をいくつか出してきた


「私も楽しんだからお礼は要らないけど宿代として頂くことにするわ、部屋を用意させるわね」

ダリアさんに頼み部屋を準備して貰らい宝石を彼女に渡す


「運動してお腹もすいたし一緒に何か食べましょう、希望に添えるか判らないけどリクエストはあるかしら」

「ならこの肉を焼いてくれ」

とアイテムボックスから肉の塊を出してきた、精霊魔法で直火焼きにした

皿を用意し切り分けていると


「姉御いい匂いがするな、俺にも味見させ

部屋に入りかけて中を見たあとすぐに逃げて出していった、珍しい事もあるものだ


「良い反応だ、部屋に入る前に気が付かないのが残念だがお前のペットか?」

「彼女が失礼な反応をしてごめんなさい、私が従魔契約で名付けした人狼よ、ペットかと言われれば少し違うわね」


「あれにも前が種をまいたのか?胎の子は強そうだな」

「その子の親が私のペットというか愛犬よ、フェンリルの身体を女神様から頂いたの」


「ほう、オスを見る目は有るようだ、私がお前を見つけるまで60年もかかったことを思えば私より優秀かもしれないな」

「そう言えば、魔王を搾り取って衰弱死させたんだっけ?」


「そんな事話した覚えは無いが心が人の記憶を読むのは止めてくれないか」

「そんなことはしないし出来ないわ、貴女の相手をして予想したのよ、正解でしょ?」


「そうだな、今までの相手は私に吸いつくされて、子供をつくれないまま私の力と若さに変換された」

「共に旅した勇者達が3人で私を襲った時にその力に気が付いた、そのまま1人で魔王を襲って討伐した、違うな殺したんだ、これでも聖女だったんだが神殿に戻る気にもなれなかった、今では魔王と相打ちになったと思われている」

「そうなの、私には関係のない話だわ、貴女は私の女、それ以上の関係は必要?貴女が望むなら父親として責任を取るわ遠慮は要らないわよ」


「ほとんど妊娠など期待していなかったスキルを奪う事が目的だったよ、ついでに授かれば嬉しい程度の使い捨て種馬だそこまで厚かましくは無いつもりだ私が礼をしないといけない何かほしいものは有るか?」

「貴女が欲しいと言えば私のものになってくれるの?」


「物好きだな、殺しても構わないとおもって誘ったんだ、お前が死ぬまでは付き合ってやる、私の相手をするといつ死ぬかわからないが大丈夫か?」

「まずは無事に出産したら名前を付けさせて、そういえば貴女の名前を聞いていなかったわ、私は香織、貴女の名前は」


「聖女イライザ、いや、もう聖女では無いな、ただのイライザだ宜しく頼む」

「宜しくね、貴女が要らないというまで私の子を産んで貰うわ」

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