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24.初陣

顔合わせと祝宴、千秋様の言う「楽しいゲーム」が終わりカミラ様から自分の生まれに隠されていた秘密を明かされた、どうにか理解は出来たが納得できないスッキリしない状況によっては私は母親たちと知らないまま戦うことになっていたかもしれない


今までの信頼できる千秋様が恐ろしい使徒様になっていた、私のここでの立ち位置と理想的な両陣営の関係を築かなければならない、双方に理の有る共存共栄関係、Win-Winな関係を築かなければ私はこの世界に来る時の様に、身を切るような選択を迫られる、今私に出来ることは「楽しいゲーム」が生み出した険悪な空気を少しでも和らげることだ


「カミラ様、私は貴女の事を今後どのようにお呼びすればいいでしょうか?ヒルダ様に対してもそうです、私にとってお二方が合わさっての母となるようですがカミラ様を中心に考えるとヒルダ様と私は姉妹という事になるようで、困っております」


「お母さまがわたしを身ごもられてからあなたが生まれた世界に私の身体で向かわれました、私から見て貴女は妹になります姉と思ってくださればよいかと、私の故郷で生まれた大切な妹です」

私の質問にヒルダ様が答えてくれた


「私の事は悪いがカミラ様で頼む、周囲からの見る目もある何かと問題が出て来るだろう、それで構わないか千秋様」

様々な感情が混ざり合った返事が返ってくる


「では、これからはカミラ様とお呼びしますお母さま、ヒルダ様の事はお姉さまと呼ばせてください、表向きは今後の和平のために姉妹の契りを交わしたという事にしたいとおもいます、千秋様、そうさせてもらって構わないでしょうか?」

ここは私がリードしておきたい千秋様が答える前に私が割り込んだ


「流石、カミラ様がお産みになったお嬢様です女神に奪われたが残念でなりませんなカミラ様」

「そうね、イザークの言うとおりだわ、千秋様、私の娘を返して頂けないでしょうか?」


「私の持ち物ではないので答えようが無いわね、今後和平が成立すれば共に暮らすことも出来る様になるとはおもいますが、女神様が自分の勇者を手放されはしないでしょうその話は5年後にもちこしになりますね」

気に入らない流れなのだろう千秋様の不機嫌な様子を初めて見た


「使徒が勇者にイニシアティブを取られるとは思わなかったわ、今後が楽しみです使徒になって私を楽をさせてくれたら嬉しいわ」

今度は嬉しそうに私に話しかけてくれた


「これからは純粋に祝宴を楽しいで下さい私は十分に楽しみましたので少し席を離れましょう、香織も楽しんでね、あまり羽目を外さんないでくれれば大丈夫だから任せましたよ」

優しい言葉を残して千秋様は席を立たれた女神様と今後の話し合いでもしてくるのかもしれない「羽目を外さない」「任せました」の言葉が重い


その後は次第に空気も和んでいった千秋様に対してはわからないが私は歓迎されているようだ、自然にお姉さまと言えるようになっていたし、ヒルダ様は香織と呼んでくれる、カミラ様からは香織殿と呼んでくれる今後どんな場所でもお母さまと呼べるの日は来るのだろうか、いつの日か堂々と「お母さん」と呼べるようになりたい、故郷の実家で当たり前のように毎日呼んでいたように



しばらくして千秋様が席に戻られた今後の具体的な話し合いになり千秋様はエルダーリッチ対策を、私は人狼対策を担当する事になった


「カオリ様この森です」

案内しくれたダークエルフの戦士が彼が跨る黒狼のスピードをとしながら前方にある森を指さす、早太郎に跨り並走していた私も足並みを揃えて

「ありがとう後は私たちがやるから引き揚げて頂戴」

「大丈夫ですか、もしもの事が有ればカミラ様からどのような責めを負わされるか」

「心配ないわ、勇者にフェンリルが2頭を連れて話し合うだけだし大丈夫よ、いざとなれば帰還の神聖魔法で魔王城まで帰れるから」

余程お母さまの事が怖いのか帰ろうとしない仕方がなく、彼の責任を問わないよう手紙を書き神聖魔法の使命で帰らせた


さてと人狼の呼び出さないと

「早太郎、喧嘩をするから挑発するような遠吠えをお願い」

早太郎の遠吠えが響いたあと、森の中から返答の遠吠えが返ってくるしばらくすると大きな人狼が三頭いや3人やって来たこちらの数に合わせているのかもしれない200人以上の群れと聞いている森の中に気配を感じる、中央に2メートルほどの灰色の毛皮を生やした人狼が黒い毛皮を身についてやって来た胸部が膨らんでおり女性のようだ、彼女がボスのようで事前に聞いている情報と一致している左右に180センチくらいのオスの人狼が従っている毛皮の色は同じく灰色この色が基本らしい腰にしか毛皮を巻いていない、私は空手の道着で胸に晒しを巻いている


「たった3人で喧嘩を売りに来るとは良いと度胸だ、要件を聞いてやるダークエルフが案内しているのは見えていたあいつらの使いだろう」

彼女基準ではフェンリルも人扱いなのだろうか、私を基準にしているだけなのか、まだ知らないだけでフェンリルは人化出来るのだろうか


「そうです、お姉さんが貴女を捻ってこいと言うので」

「あ~ん、よく聞来なかったもう一度行ってみろ!」

「ですか

返事の途中でに彼女が距離をつめ握った拳で顔面を殴ろうと右腕を振り上げた、私スキルを実戦で試すことを今回の課題としているいい機会だ、「四神」のから「玄武」を発動し頭突きで拳を迎撃する私の持つ「玄武」のイメージが反映され身体に堅牢さを与える、他にもいろいろ活用できそうである程度は試している


彼女に実証実験に付き合ってもらおう、拳を砕いた感触が私のオデコに伝わってくる今度はこちらの番と拳を握るが、拳が砕けたことを気にしないのか痛みを感じていないのか、続いて左の拳が来る少し体を反らし腹筋を使って左の拳も頭突きで受け止める、これで両方の拳を砕いた次は肘か足かそれとも牙かと待ちうけると再び右の拳が来たまた拳が砕ける、なるほど再生能力が高いんだその再生能力はどれだけ持つのかな玄武の能力で余裕で受け止められる我慢比べに付き合ってもらおう、相手もその気のようだ私がどこまで持つか試す気いでいるしばらくすると彼女が距離を取った


「やめだ!やめ!キリがない、頑丈すぎるだろお前の頭はなんで出来てんだ?」

「なら別の勝負にしましょう、腕相撲とかどうです?」

「けっ、いい度胸だ何を賭ける?」


「私が勝ったら新しい魔王様に忠誠を誓ってください」

「お前は魔王の部下か?」

「いいえ、私は勇者です、今後の和平を前提として協力しているんです、昨日義理の姉妹の契りを結びました年齢で決めのですが魔王がわたしの姉です」


「なら、聞けないな、そうだお前が勝ったら子分になってやる、私が勝ったらお前が俺の子分だ、わかりやすくていいだろ?」

話がまとまりそうになった時


「ご主人様の前に俺が相手だ俺が勝ったらお前は俺の女だ」

早太郎がとんでもない事を言いだした

「面白い事を言うな、俺が勝ったらお前の毛皮を貰う、それでいいなら受けてやる、勝負内容はなんだ腕相撲は無理だろ」

「相手を組み伏せた方が方が勝ちだ」

「良いだろう受けてやろう、勇者、ちょっと待ってろ、腕相撲はあとだ、心配するな生きたまま皮を剥ぎ取れるその後でお前が神聖魔法で癒せばいい、勇者ならそれくらいで来るだろ」

「おいフェンリル、俺に気があるんだろ、その時悲鳴をあげないで耐えきれる根性が有れば俺の番にしてやろう」

満更でもないのかな?さっきの3人って彼女視点で3人だったんだ


「お前らは手を出すな」

彼女が子分に指示を出している


早太郎がハーレムを作る気だ、いま妊娠中で南神殿にいる黒狼に始まり、次にフェンリル、今度は人狼だ

感慨深く早太郎が「いっぱい子供をつくるんだ」と別れたことを思い出していると勝負が始まった


その勝負はすぐに決着が着いた始まるや否や魔力をまとって腹に頭突きをいれ、次に悶絶知っている彼女の脛に頭突きを入れ足を払うとバックを取る、そのまま早太郎の剣で分からせ始めた、早太郎が行為をしている場面を初めて見た、彼女の子分が唖然としてうごけないでいる、始めは四つん這いになっていた人狼もその内が腕で支えることが出来なくなって、今は腰だけをすこし浮かせたまま早太郎の剣の鞘になっている


今のうちに腕相撲を済ませば良いか時間が勿体ないし

「ねえ、待ってられないから腕相撲やっちゃうね」

「てめえ、何をいってやがる二対一じゃねいかあっあっ・・ふざけんなあっ」

「そんなこと関係ないよやってみればわかるから」

「玄武」で自分体重を増やして彼女の前に伏せる、魔力を使い身体強化を発動して這いつくばる彼女の手を掴む

「早太郎少し中断して、スタートの合図をお願い」

「う~ わん!」

彼女の腕を勢いよく地面に叩きつけるうっかり彼女もの手を握りつぶしてしまった、肘も曲がってはいけない方向にまがり・・・違うもげてる、彼女なら治るかな?しばらく待ったがつながらない

「ごめんなさいすぐに直しますから」

無事に神聖魔法で治すことが出来た、流石カンストした状態で貰っただけの事はある


「すみませんでした、さっきのは無効でいいです、やり直しましょう」

「早太郎もう一度やるから」

「う~ わん!」

またやってしまった、なんならさっきよりひどい


「重ね重ね申し訳ありません、これも無効で「止めてくれ子分になる、いや子分にしてください」

私の言葉を遮るように、涙をこらえながら彼女が言ってきた、気まずい、どうしよう、でも当初の目的は達成している


「良いでしょう、貴方は今から私の子分です、従魔契約を交わしましょう、今から貴方の名前は「スーザン」です、ます最初の指令を出しますここで起きたことは他言無用です」


「あなた達もいいですね、私の子分の子分は私の子分です、ここ見たことは他言無用です、わかりましたね」


「早太郎、待たせてごめんね!続きをやっていい良いわ!」

早太郎は嬉しそうにスーザンと愛し合っている、スーザンもそんなに嫌では無いみたいだ、人狼の習性で強い異性を歓迎しているのだろう


それでもやってしまった感がある、こんなはずではなかった、もう少しスマートに出来なかっただろうか?結果的には人狼達のボスを従魔契約で従えたし、早太郎のハーレム要員も増えた大成功だろう、何も間違ってないはずだ・・・うんっ、間違っていない・・・間違っていないよね

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