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21.再会

女神との食事が終わりミネアさんの帰りを待つ間に私に譲渡されるスキルや特典の話が進む


「ビーストテイマーのスキルはあのくそい じゃなかった『早太郎』君を支援する為カンストするとて、君の空手や柔道の経験を活用するために「四神」と各種能力値を上げる常在型のスキルっと、「アイテムボックス」は容量大で、せっかく異世界に来るんだから魔法も使いたいよねミネアは聖女候補だったし神聖魔法が良いだろうこれもカンスト状態にして、フェンリルは精霊種でもあるから相互に支援しあえるように精霊魔法もカンストっとこんなもんかな、そうだ「生活魔法」を忘れるところだったこれもカンストでっと、他に何か欲しいものは有るかい?」

「いえ、それで充分です」

わたしの早太郎を「くそ犬」呼ばわりしかけた?それは良いとして『チアキ』様が居ないためだろう、「私が考えた最強の勇者」を作ろうとしている、神聖魔法をカンストってさっきの霊薬要らなかったのでは?でも死後時間が経過しているようだったし神聖魔法の上に何か上位スキルが存在するの?


そしてスキルの譲渡が進んでいく、途中で神力が足りなくなったのか少し考え、そうだ良いこと思い出したとばかり左手の手の平を右手の握った手度ポンと叩き、さっき『チアキ』さまを降臨されるために使った神器をもう一つ出してきてそこから神力を引き出しているあれは大丈夫なのだろうか?

「ふう、久しぶりに楽しかった!君の魂は素晴らしいもっとスキルを受け入れることが出来そうだ何がいいかな」

「あの女神様、有難いのですがその神器『チアキ』様が降臨するためのものですよね大丈夫ですか?」

まだスキルを渡す気でいる怖くなってきた、神器の事も気になる満足しかけてテンションも落ち着いてきたので聞いてみるとしばらく無言の時間を挟み


「しまった、つい調子に乗り過ぎた、一緒に言い訳を考えてくれ」

やっぱりそうだったんだと呆れながらもわたしも考えることにする

「『チアキ』様の力が強かったため必要な神力が増えたとかどうですか?」

「いや、使徒の降臨に必要な神力は一定だそれじゃごまかせない」


「その神器に女神様が神力を再充填出来ないのですか?」

「無理だこの神器は私への信仰心から自然とたまっていくんだ私がつめている訳じゃない」


「なら満タンのままだと貯まって行かないから勿体ないとかはどうでしょうか?」

「それだ!いける、頭のいい勇者を迎えることが出来た、素晴らしい!」


「もう一つミネアさんに送るスキルは大丈夫なのでしょうか?」

「それは問題ない、前に君に渡した「言語」と「ビーストテイマー」で十分だあちらで強力なスキルは必要ない「アイテムボックス」を渡す余力もあるし、どうしても欲しいとスキルがあると言うなら、神器にまだ半分以上神力が残っている、もう既に神器の神力に手を付けてしまった誤差だよ誤差」


そうこうしているとミネアさんの魂が戻ってくる、さっきの話の通りに「言語」「ビーストテイマー」「アイテムボックス」容量小を授かったその「アイテムボックス」の中に一つだけ入れて持っていくものが有る彼女の命を救い短剣から彼女をまもる聖印だ、これで「十分でです、頂きすぎです」とミネアさんは喜んでいた、彼女と別れの挨拶を交わし私達の『魂の交換』は無事に完了した


私が南神殿で目を覚ますとアリア様というこの神殿を束ねる司祭様とミネアさんの武術の師匠であるガンダルフさまと一頭のフェンリルが私の魂を待っていてくれた、しばらくすると部屋の外が騒がしいそこには黒狼を連れたフェンリルいた私にはそのフェンリルが早太郎だとすぐに分かった、早太郎は私の魂に気が付いてここまで来たのだろうミネアさんの身体にも関わらず前世にマンションの玄関で出迎える様に尻尾を振りながら私の顔を舐めた


その後正式に早太郎と従魔契約を結びついで黒狼とも契約を交わす、私を待っていてくれたフェンリルはどうしていいかわからないため『チアキ』様に確認を取ってからだ手順を踏もうとする私をおきざりに、早太郎がフェンリルを口説きだした、早太郎がこちらに来た目的は子孫を残すためだ、前世なら止めるところだが無理矢理でないのならいいだろう既成事実が出来れば譲ってくれるかもしれない


次に、アリア様とガンダルフ様にこの世界の事を教えて頂いた、その教育の中でカンダルフ様が稽古をつけてくれるという、ありがたく稽古を受けたが、前世でも経験や女神様から頂いたスキルのお陰で私の方が強かったが、違う武術の動きは参考になったし前世の武術は同じ条件で力や技を競うもののため武器を持つものに対する考え方が無かった、それに気づかせていただいたのは大きかった


私はお礼もかねて空手の型の演武を披露したガンダルフはそれを見て何か考えておられるようだった、一週間ほどして『チアキ』様が戻られたダークエルフとは和平を結ぶ方向で動いているらしい、それを手伝う様に言われた、これが私の初陣だ気合を入れていこう、フェンリルも早太郎が口説き落とした様だ許可を貰い従魔契約を結んだ


初陣の前にやらなければいけない事がある、私が勇者『カオリ』となる前に済ましておかなければならない、ミネアさんの故郷に向かい彼女の家族に身体を貰うことのへのお礼とお詫びそして彼女の活躍を伝えなければならない『チアキ』様も協力してくれた、共に彼女の故郷の村へ向かう最中に何かお礼がしたいと考えた、貧しい村にお金を渡しても使い切ればそれまでだビーストテイマーの能力で農耕に使える牛の様なモンスターと乳の出る山羊のようなモンスターを村に連れていった千秋様に尋ねると、女神様がスキルをカンストしてくれたお陰でこのモンスターから生まれる子供たちも人間のいう事にしたがってくれるようだ、実家だけに渡しては変な争いが起こるといけないので村全体に送ることにした


緊張しながらミネアさんの家族と面会する彼女の父はわかれに悲しみながらもお礼の牛や山羊に大喜びだった母や姉は別れの悲しみが大きいように見えた兄は妹の活躍にを誇りを感じていた弟二人は姉の事をあまり覚えてはいない様子だったが感じることがあるようで喜びと悲しみを噛みしめていた


次に彼女が預けられた神殿に向かうこれは『チアキ』様からの提案だそこでは喜びと悲しみ、自分が選ばれていたらどうなっていたかという安堵、共に暮らしたミネアさんへの誇りなど様々だったが使徒『チアキ』様の来訪が一番喜ばれていたようにも見えた歓迎したいと別れを惜しまれながら私たちは魔王城に向かった、この時点で私とミネアさんは共に故郷に帰らないと決めているが申し訳ないと思いつつの勇者『カオリ』となり『チアキ』様を通して女神様から身体も使い慣れた自分の身体と同じ様に変化して貰った、しばらく使い慣れた体の感触を確かめていたが不意にミネアさんのへの残悪感に襲われるミネアさんに申し訳ないとの思いが増す中私の身体は元のミネアさんの身体に戻っていた

「驚いたそんな事が出来るとは知らなかった、私には必要なかったから気づかなかった、自分で前世の身体に出来そうか?」

試していると可能だとわかった神聖魔法が働いている様だ魔力もそれなりに消費している


「自由に変えられるならいろんな使い方が出来そうね、それなら香織も気にせずに済むだろう、どちらの身体をメインで使うか決めておいて」

しばらく考えて前世の身体を選んだ


「これで私たちは正式に同志となったこれからは君をさっきのように香織と呼ぶ、君も私達ふたりの時なら千秋と呼んで欲しいそれ以外は千秋様かな、よろしくね!」


それから状況の説明を受けるっダークエルフの族長の娘を魔王として擁立しそれに従わないものを力で従えるという話だった、すでに魔王城はダークエルフが押さえているとの事だそこで族長の娘とその母親、彼女たちの主だった配下の者達と顔合わせをする、その顔合わせでカミラと言う母親から声がかかった、どういう訳か連れていていた早太郎が彼女に尻尾を振っている


「香織どうしてここに居るの?」

まだ紹介されていないのに私の名前を知っているようすがおかしい彼女と早太郎が話している会話が聞こえてくる彼女が大笑いしている、私は彼女が『異世界転移』の被害にあった女性の身体に自分の魂を入れて日本で私の父を襲って生まれたらしいその後結婚したという


それ以上の詳しい事情は教えてくれない意味が分からない頭痛もしてきた、早太郎は私を『異世界転移』から守るために彼女が準備したお守りでもあったらしい、早太郎からも聞いたが正しいようだ、千秋様も驚いている


「早太郎よくやった!女神を土下座させたのか素晴らしい、何か欲しいものが有るか?」

彼女が笑いながらよろこんでいる、早太郎も誇らしそうだ


彼女は私の母になるのだろうか?私はこの世界の魔王と姉妹になるのか?頭痛が収まらないまま時間が過ぎる、魔王となる彼女の娘もなぜか頭を押さえて苦しんでいる様に見える


「カミラ様、無事に私を産んでくださったのですね」

とスッキリしたように彼女に抱き着く涙ぐんでいる様だ

「千尋ついに思い出してくれたか待っていた」

と彼女が抱き返す、素晴らしい感動のシーンが展開されているがわたしの頭痛はひどくなり混乱して整理していた情報がばらばらになっていく


釈然とししないまま顔合わせが祝いの宴になっていった千秋様はこのころには宴を楽しみながら考え事をしているあれは悪巧みをしている顔だ、一方でイザークと言うダークエルフの副官になる男は

「カミラ様、説明してください」

と言っているが二人の間に割り込めない様でついに諦め、私から情報を聞き出したいのか話しかけてくる、説明して欲しいのは私の方だ

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