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20.魔王討伐

「お母さま、お帰りなさい何かお土産でもあるのですか?」

「ええ、頼まれていたノートとボールペンよそろそろ無くなる頃じゃないかしら」

と「次元牢獄」から取り出して渡す


「お母さま有り難うございます、まだあるんでしょう楽しみだわ」

私がからかっているのに気付いた様で手伝いの内容を催促する、言う様になってきた、母として嬉しくもある


「魔王討伐の準備をしてきたわ、貴方のノートをかして頂戴、情報を集めているのでしょう」

「行方不明の魔王の居場所を掴んだのですかカミラ様?その情報を手土産に使徒と協力して倒し和平結ぼうと言う訳ですな、流石カミラ様、あちこちお出かけのようでしたがそのためだったのですね」

私の比喩が悪かったのか?イザークが無駄に頭が回るのか?彼の中で情報を整理した結果検討違いの世辞が返って来た


「違うわ、私の言う魔王とは使徒のたとえよ、私たちが厳選したパーテイを組んで使徒を討伐するのよ、切り札も用意している、今まで相手がやってきたことをやり返してあげましょう」



南神殿でミネア嬢の身体に犬飼さんの魂を受け入れた勇者『カオリ』を出迎える今後この世界でどちらの名前を名乗るかは彼女次第だ、私は勇者時代討伐が終わるまでは引き継いだ勇者の名エレノアを名乗り討伐後に『チアキ』の名を女神様より授かったという事にして姿を前世の姿に変えてもらった、暫く魔王軍の残党の中で戦闘を継続するものを掃討したあと使徒『チアキ』になっている


心配した通り多くのスキルを女神様より授かっている様だ魔力も私の目からも見てもかなり高い、南神殿を束ねるの司祭とミネア嬢の武術の師匠である審問官に彼女へ彼らの目線でのこの世界の事を教えるよう頼み彼女を託した引き一頭のフェンリルを残して関所の有る街に転移魔法で跳ぶ。そこで神殿騎士60騎が到着するのを待ちながらと聖女候補たちの保護にあたあたった無事聖女候補6人神殿騎士12名の保護を達成したそのころには南神殿からの神殿騎士達も到着していた


そろそろ使徒としての力をダークエルフに見せるターンだ馬車一台騎士12騎で私は馬車の中でフェンリルを連れ魔力を聖女候補程度に抑え南神殿に向かう、聖女候補1名を護衛している様に見えるはずだ、何が釣れるか楽しみにしながら峠に差し掛かると想定より巨大な魚がかかった、大きな魔法の気配を感じ障壁を騎士達を守るため大きく展開する、フェンリルと共に扉を開け馬車を飛び降りると銃声が響き渡る慌ててフェンリルと共に氷の壁を立て防ごうとするが全てを防ぎきれず騎士に負傷者が出る死亡こそしていないが半数は動けない状態だ


見ると勇者時代に楽しい戦いを繰り広げたダークエルフの女族長カミラと彼女の右腕イザーク、娘のヒルダがダークエルフにしては屈強な4人の戦士を従え崖の上にから見下ろしていた戦士たちの手に自動小銃がある、やってくれる自分が異世界チートで襲われるとは思っていなかった、やはりカミラとの戦いは楽しい


「久しぶりね勇者『チアキ』今は女神の使徒『チアキ』様かしら「三澤千秋」さん」

打合せしているのだろう銃声はやみマガジン交換が終わっても撃ってこないカミラの話を邪魔しないための様だ、何処で私の前世での名前を知ったのだろう女神様以外で知る者は挨拶の時犬飼さんに名乗っただけのはずだ


ついでイザークとヒルダがカミラを守るように障壁を展開する

「わがスキル『次元牢獄』よ咎人を牢に繋げ!咎人の名は「三澤千秋」!」

とカミラがスキルを発動させた



予想通り使徒が釣れたあいさつ代わりに魔法をぶつけて戦士たちにマガジン一本分の銃弾をプレゼントさせる、そして準備してきた切り札を切る相手が使徒であろうと私のスキルは有効なはずだ、勝利を確信した時、私の魂からスキルの感触が消えていた、見れば使徒の手にカードがあり興味深そうに嗤いながらそのカードを見る使徒の姿があった


「便利なスキルねカミラ私の故郷まで出向いて「三澤千秋」の名前を調べあげたんだそこまで思ってくれて嬉しいわ、前世の私のストーカーもびっくりするでしょう」

「残念だけど「三澤千秋」だけでは私の真名にならないの「三澤」と「千秋」の間に五つの名前が隠されているそれぞれ私の父方・母方の祖父母と父の5人が考えた名前なの「千秋」は母が付けた名前でみんな自分の考えた名前にしたかったみたい、くじ引きで選んだそうよ、戸籍は「三澤千秋」になるの」

楽しそうに話しかけてくる最悪だ勝てる訳がない私の魔王討伐は失敗に終わった


「使徒様、私の首で娘は助けてくれないかしら?それで不満ならイザークの首もつけるわ」

私は魔王に娘だけでも助けてくれるよう願った、大事な娘であり大切な親友の魂だ


「カミラあなたはここでも母親なのね、私が魔王討伐を達成した後「息子の嫁になって魔王にならないか」と言ってきたわね」

「考えたことが有るの、どんな言葉を掛けられたら私は貴女の誘いに乗ったのかって、「後で和平を結ぶから私を好きにしていい私を魔王にして」これが私の呑んだであろう誘い言葉の模範解答よ」


「こんな形で貴方と遊べなくなるのは残念だわ、貴女の娘を魔王にしてあげる、魔王役を押し付けると言った方がいいかしら、そして5年の和平を結ぼう5年後にはまた私が降臨して延長するか改めて戦うか決めましょう、どちらでもいいわ、私も手伝ってあげるから反対する魔王軍の残党を片付けましょう、スキルも返してあげる」

致命傷ではないが苦しむ騎士たちを放置しながら、私に拒否する事の出来ない取引を持ち掛けてくる、それは勇者を甘言で惑わす魔王の姿そのものだった、役立たずと騎士を処分すれば本物になれるだろう

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