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198/200

198.後始末

気が付けば私の手足は石に変わり力を振るうことも出来くなっていた、私が愛し守るべき森一部が焼け落ち焼け焦げた死体も見える、ここまで来て自分の行動振り返り自分の行動が全て暗黒神の思惑通りに操られいたと気が付いた


20人の同族を犠牲にして憎むべき妖魔を根絶やしにしようという妄想に踊らされ更なる犠牲者を自らの手で生み出してしまった、今石化してしない自分の身体を見れば暗黒神と取り引きする前以上に痩せシワの刻まれていた、黒い妖魔の色では無いのがせめてもの救いだが力も失っている


「ロラン済まぬ、愚かな私を裁いてくれ」

自分で死ぬことも出来ない有様だ


「ロイド様、私が不甲斐無いばかりに道を誤らせてしまいましたいま楽にして差し上げます」


「それで満足ですか?復讐心すら暗黒神に利用されて使い切りましたか?ヘラ様にイシス様でしたか敵討ちはもう良いのですか?」

死で罪を償おうとする私と私に止めをさそうとするロランに痛烈な言葉がかけられた


我が部族にこの様な女がいただろうか?いや違う、そうだ結界の外で森を再生していた異世界のエルフだ古エルフに匹敵するいや凌駕する魔力を感じる、自らの森を出て別の世界迄足を伸ばせる事に驚き羨望も感じたがもう一つ別の思いが沸き上がって来た


「余所者に何が分かると言うのだ?今の私に何が残っていると言うのだ?」

無念さを怒りに変えてぶつける


「死に方を選べるのでは?ただ後悔や苦痛から逃げるのではなく最後まで悪役を演じれば良いのです、少しでも後に残る同族を導く事が出来るでしょう、悪く言えば煽る事も可能です、このまま結界に籠り少しでも長く生き延びさせたいのなら恐怖を残して戒めにしても良いでしょうね」


「イザベルどのそれは余りに」

考えも出来なかった言葉にロランも意義を唱えるが


だがこのイザベルと言う女の言葉にも聞くべきところがある、ここでただ死んでも無駄死にだろう


「ロラン私の死を少しでも有効に利用してくれないか、最悪の裏切り者だろうと、愚かな老いぼれだろうとな、今更隠した所で意味も無い私の拭えない罪だ有効利用してくれ、暗黒神の人形に成り果てたが最後はお前の糸で操ってくれれば少しは溜飲が下がると言うモノだ」


「最後に泥水をすする覚悟はあるようですね、力を貸してあげましょう、ロラン殿私が幻術で望む最後を演出しましょうどの様な最後が良いですか?」


そのあと私はロランと話し合い一芝居をうった


「お前たちの心の隙を何時でもつく事が可能だ過去の英雄さえこの様なのだからな」

最後の負け惜しみの言葉を残し部族の前でロランの手柄として打ち取られる最後だった


ロランも方針を決められなかったために武勲を立てさせて求心力を高める事にした、後を託せるのはロランしかいなかったからだが責任を押し付けた様なモノだ無念は残るがこれ以上は望めなかった





暗黒神から見ても長老は射狙撃を決めた時点で死亡を確信した筈だしロラン殿以外の古エルフもそうだろう


「ロラン殿お粗末な幻影のお詫びに霊薬を進呈します、私の世界に聖女が作成したモノです、使い方は任せますが使者の蘇生と最盛期の肉体迄若返る事が可能です」

香織とイライザが馬鹿な勝負をした時に私に預けた物だもう2人は存在も忘れている、審判を務めた報酬と判断させて貰おう


予想通りに長老が使う事になりドライアードのロラン殿とセフィー殿だけがこの事を知る秘密の戦力になったアンジュが創造した迷宮を活動拠点にして今後は活躍する事になる様だ


彼の活動を助けるのはアンジュと卯月の実らせた種から生まれたアルラウネの2人だ、この地の環境が気気に入った様でこの世界に移住する事になったセフィーと最初に接触した事で古エルフ達にも受け入れらやすいだろう名付け親の香織が人間のために警戒されているが信頼され迷宮を管理している


頭にグロリオサの花を咲かせた活動な方が花の名前の一部を切り取って「莉緒」と名付けられ、蔦を至る所に伸ばして未だに土の中から出てこないもう1人は親の卯月に因み葛の様に葉を茂らせている事から「葉月」と名付けられた、それぞれが両親の特徴を引き継いでいる様だ





アンジュが若返った古エルフの長老ロイド殿に迷宮管理を教えたが種族として相性が良くない様で複雑な管理までは習得に時間がかかりそうだ、古エルフの寿命が有ればいづれc身に付くだろうが半年では平時はともかく戦時には不安が残るレベルまでしか到達できないだろう


どうしたものかと思っていた所アンジュの子供たちがこの世界に残ると言い出した、ロイド殿のためでは無くこの土地の霊脈を気に入り、世界樹に宿るドライアードのセフィー殿と仲が良いからだと言う、アンジュに確認したが2人なら大丈夫だと言う


それでも子供事が心配な様で葉月が死霊魔術の適性があるからとアンデットを集めだした、迷宮の下層部に葉月だけの管理できる階層を造り始めた、卯月も魔道具を装備したゴーレムを送り込んで来たそれらの管理は莉緒が出来る様で自分でもゴーレムの作成を始めた


少し過剰な戦力であるが半年後にはどうなうか分からないそれまでにエルフと共闘可能な人間達をこの世界の神が導いてくれる事になっているらしい、森の周囲の整地は終わり植物も育ってきているので次の作業を始めよう


ここまでに2ヶ月が経過したあと2ヶ月で中立化させた勢力を引っ越させて、残りの2ヶ月で最終調整を行えば形になるだろう

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