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終末のレジスタ  作者: 甘味の僕
五章 ダンジョンの激闘
93/118

ただ一つの救い

五章最後のお話です(・ω・)

「なっ……」

「……聞いていたよりも動けるようだな?」


 言いながら、槍を握る手に僅かに力が入り、再び強烈な殺気を将真に向ける優。


(……来る!)


 将真は確信すると剣を前に構え、一瞬で目の前に迫り突きを放つ優の一閃をギリギリで受け流す。


「ぐ、ぎ……ッ!」


(お、重い……!)


 強烈な一撃は完全には抑えきれず、浅く頬を掠めて裂いた。

 ほんの一瞬の出来事。

 優の攻撃の勢いに逆らわず、むしろ利用して後退した将真は__


「あがっ!?」


 激痛に苦悶の声を上げ、その場に崩れ落ちた。

 気づけば、抉ったような傷が右腕、左脇、右腿と複数に増えていたのだ。


「なに、を……ッ!?」

「……チッ、直撃は避けたか。一発目に反応した事と言い、さっきと言い、勘がいいのか悪運が強いのか……」


 少し不愉快そうな様子で槍を肩に担ぎ、蹲る将真の元へとゆっくり迫る優。

 少しずつ心を追い詰めて行くかのような足取りを見ながら、将真の脳内は焦燥に満ちていた。


(マジでやばい……ランディの比じゃねえ!)


 もう半年くらい前になるか。

 当時戦った最強の魔族と言われている鬼人ランディは、将真の生け捕りを目的としていた為に本気どころか全力すら出ていなかった。

 それ故、厳密には優がランディを凌駕するかは不明だ。

 だが、当時の比では無い程の命の危機である事に変わりは無い。


 今の攻撃は見えなかったが理解は出来た。

 大きな突撃槍を振るっているとは思えないほどの高速の突きが将真を襲ったものの正体だ。

 何より信じられないのは、それが一発では無かったこと。

 受け流した一撃と体に刻まれた傷から、最低でも四連撃ではあったはずだ。

 深刻なダメージだがこれで直撃を避けたと言われるなら、直撃を受けていた場合どうなっていたか、想像するだけでも恐ろしい。


(何てパワーしてんだよ……杏果ですらそんな真似出来るか怪しいぞ!)


 目の前まで歩いてきた優は、恐ろしく冷たい目で将真を見下ろして躊躇いもなく槍を突き立てようとする。


「うっ……!」


 思わず引き攣った声が喉から零れ、ギリギリ飛び退いて槍を回避する。

 全身が痛むが、気にしていられない。

 魔力を循環させても治りが悪いのは、おそらく優の魔力の属性が聖属性だからだろう。


 このままでは確実に殺される。


(……なら)


 フラフラと立ち上がる将真は、強い視線で優を睨む。

 再びゆっくり歩いて近づいていた優は、その視線に少し警戒したように足を止めるが__その瞬間、将真は脱兎の勢いで背を向けて、第八階層に続く階段へと駆け出した。


「……おいおい、それは予想外だな__逃がすか!」


 将真の行動に一瞬、呆気に取られた優だったが、その距離は精々が十数メートル程度。

 それを詰める事など造作もない。

 優は地面を蹴る__その瞬間に殆ど音はしなかった。

 そうして一瞬で距離を詰めた優は__視界の中で驚く光景を目にした。

 足を止め、こちらを振り向き腕を振り抜こうとしている将真の姿が映ったからだ。


「__まあ追ってくるよなァ!」

「くぉッ!」


 将真の反撃を、槍を盾に受け止める優だったが、不意をつかれた上に渾身の一撃だ。

 ダメージにはならずとも、その場に留まる事は出来なかった。

 誘われた、と気がついた時には二人の間に再び距離が生まれ__その隙に将真は、ポーチから硝子のように透き通る黒い球体を取り出した。


 魔杖の剣と共に渡された、試算品だという魔道具。

 いざと言う時に使えという話だったが、優が現れでもしなければ使う用はなかっただろう。

 無論、何が起こるかはまるで分からない。


(……だとしても、もうこれに頼るしかない!)


 将真が腕を高く振り上げる。

 その手の黒い球体を見て優は眉を顰めながらも、将真の行動を許すまいと再び突撃しようとする。

 だが__その足はまだ地に触れていない。

 優の足が地面に着き、そのまま将真を殺そうと足を踏み込む__その寸前で将真が黒い球体を地面に叩きつける方が早かった。


 黒い球体は甲高い音を立てて破砕し__中から吹き出したのは瘴気と見紛うほど怪しい黒い靄。

 それは一瞬にして第九階層を飲み込み、全ての者の視界を奪った。


「なっ……ぁ?」


 思わぬ出来事に呆然とする将真だったが、黒い靄が周囲を覆い尽くすのと同時に体が沈むような感覚に襲われた。

 対面していた優はと言うと、苛立たしげに表情を歪めて舌打ちをした。


「チッ……何だこれは? 魔力感知が妨害されるだぁ……?」


 それだけでは無い。

 妨害される中、まだ確かに感じられた将真たちの気配が少しずつ小さくなっているのだ。

 何が起こっているのかは分からないが、獲物を奪われたようであまり気分がいいものでは無い。


 そうして優とバスタード以外の者たちの気配が消えると、それと入れ替わるようにある人物が現れる。

 その登場の仕方は異様で、周囲を覆い尽くしていた黒い靄が一箇所に集まり出したかと思うと、人の形を取り始めたのだ。

 そして姿が完全に固定される前に、彼女は口を開き始めた。


「__ふぅん。状況は大体理解したけど……またギリギリのタイミングで使ったわね。とは言え試作品は成功ってことで良さそうかしら?」

「……俺に聞くんじゃねぇよ」

「そうね……七年ぶりだったかしら、優?」

「ああ、あんたも変わらないな__瑠衣さん」


 黒い靄が完全に人型をとって現れたのは自警団副団長の一人、瑠衣だった。

 ため息混じりに名を呼ばれ、瑠衣はフッと口元を緩める。


「消息不明の時期が長かったから死んだって事になってたけど、まさか生きてるなんてね。それ自体は喜ばしい事なのだけれど__」


 瑠衣が現れた時点で予想はしていたが、気配が消えた将真たちの姿はやはり見当たらなくなっていた。

 この状況は、優にとってあまり宜しくない。

 何せこの暗がりは__瑠衣の土俵だ。


「野放しにはしておけないし、色々話も聞きたいの。だから一先ず、確保させて貰うわね?」


 相手は〈日本都市〉において間違いなく最強クラスの魔戦師で、優も勝ったことは一度もない。

 だがそれはあくまで七年前の、彼がまだ学園生だった頃の話。


「……ふん、やってみろよ。あの頃の俺と同じだと思っていたら、痛い目を見るぞ__?」


 彼女に対する恐れはない。

 今の優に、負ける気は微塵もしないのだから__




 戦いは小一時間とかからず決着を迎えた。


「……はっ、口ほどにもねぇ」


 __優の勝利、という形で。


 ところが勝ったはずの優は不愉快な表情で、対照的にボロボロで動けない瑠衣は優の表情にニヤリと笑っていた。


「俺の勝ちだ……って言いたいところだが、舐めた真似しやがって。ニセモンじゃねぇか」


 そう、この場にいる瑠衣は本物ではなかった。

 それに気がついたのは、傷だらけの瑠衣の体から流血の代わりに黒い靄が滲み出していたからだった。


「結局、俺を捕まえる気なんかなかったんじゃねぇか、巫山戯やがって」

「あら……うそじゃ、ないわよ……? まあ、たしかに……あわよくば、というはなしでは、あったけれど……」

「幾らあんたでも、今の俺を手抜きで止められると本気で思ったか?」

「まさか……とはいえ、みとめるわ……すこし、あなどっていたみたい……」


 おそらく、将真たち相手に全力は見せてないだろうが、優は昔と比べて脅威的な力を手にしていた。

 とても放置できるようなものでは無いが、容易く解決できるような問題でもない。

 瑠衣にとっても残念ではあるものの、ここは見逃す事になってしまうだろう。


「……それでも、あなたのかえりを……まってるひとたちだって……」


 未だ言葉を紡ごうとする瑠衣の頭部を、鬱陶しそうな表情で黙らせるように槍を顔に突き立てる。

 次の瞬間、瑠衣の体は弾け飛び、偽物の体は再び黒い靄へと拡散して虚空へ溶けていった。


「……誰が俺の帰りなんか待つかよ。目的を果たすまで、俺は帰らねぇぞ」


 尤も、目的を果たせばむしろ帰れなくなるだろうが__


 樹を殺した柚葉への復讐。

 それを成し遂げるために、優は魔王軍へと移ったのだから。




 かくして、瑠衣の援護を受けて将真たちは帰還することが出来た。

 彼女の力はいざとなれば何処へでも一瞬で移動できるのだからずるいといえなくも無いが、そのお陰で助かったのだから誰も文句はない。

 しかし帰ってきた彼らは、誰一人とて無傷ではなくそれなりのダメージを蓄積した状態であった。

 その事もあって__短い者でも数日、或いは一週間、二週間と経ってようやく目を覚ましていった。


 そして残る一人は__




「……ぅ」


 重い瞼を開き、呻きを零して猛は目を覚ました。

 朦朧とした意識のまま視線をゆっくりと巡らせると、視界に入った人物に意外そうな目を向けた。


「……しょ、うま」

「お……目、覚めたのか。おはようさん」


 背もたれを前にしてもたれ掛かり、うつらうつらと船を漕いでいた将真は、声をかけられたことで意識が一気に覚醒する。

 この場所が病室である事は目覚めたばかりの猛でも直ぐに察したが、それでも疑問はあった。


「なんで、おまえがここに……」

「たまたまだよ。佳奈恵と美緒が一番回数多いとはいえ、何人かでローテして看てて……たまたま、俺が来てるタイミングでお前が起きただけだ」

「……はっ、そうかよ」


 勘違いするなと言うような態度の将真に、苦笑しながら猛は体を起こそうとする。

 だが、体が重すぎる上に鈍痛に襲われ、身動ぎすら難しい。

 それほどまでにダメージが深刻だということに、猛もようやく気がついたのだ。


「まだ起きんなよ。とても動ける状態じゃねーと思うけど」

「……ああ、そうみてぇだ」


 腕を持ち上げることすら困難で、それでも目の前まで持ち上げると、手を開いたり握ったりした後に力なく腕を下ろした。

 暫しの間沈黙したままの二人だったが、不意にぽつりと猛が口を開く。


「……みんなは、ぶじか?」

「無事だよ。つっても、瑠衣さんがいなきゃ少なくとも俺は死んでたけど……」


 優は遥樹たちを殺す気は無かったようだが、将真に対しては明確な殺意を持って殺す気で襲って来ていた。

 あの魔道具を使う判断がもう少し遅れていただけでも、将真は殺されていたかもしれない。


「俺が起きたのは二週間くらい前だけどな。美緒以外はもう起きてたし、美緒も同じくらいには目を覚ましたよ。つまり残ってんのはお前だけって訳だ」

「そうか……おれはどのくらいねてた……?」

「あー……まあ、大体一ヶ月くらいかな?」

「いっかげつ……いきてるってことは、まおういんしは……」

「取り除いたさ。まあ、完治とは行かないみたいだけどな」


 魔王因子の除去には将真も協力した。

 意識を手放しかけた時に叩かれて無理やり覚醒させられ、将真の魔王因子で飲み込んだのだ。

 結果、除去は成功し猛の体を蝕んだ侵食も、それによる肉体の崩壊も止められた。

 それでも今日目覚めるまでの間、死にかねないほどの高熱に何度かうなされていたのだから、何かしらの後遺症があってもおかしくない。

 そうでなくとも、除去出来たのは大元だけ__同化してしまった末端部分は、猛の体に根付いたまま残っている。


「そうか……いっかげつ、か……」


 何気ない会話だったが、猛には強い意味を持った。

 特に、自分が目覚めるまでに経った時間は、猛にとって重要な事だ。

 何せあの事件から一ヶ月という事は、妹の__真尋の処分が間もなくまで迫っているのだから。


「……しょうま。おまえ、あのときいったな……」

「あの時?」

「しんじろってよ」

「ああ……」


 信じろ、と言うよりは猛が信じないでどうするんだと言う話はした。

 たった一人、残された家族なのだから、と。


「……でも、やっぱむりだ」


 猛の口から零れたのは、そんな弱気な言葉だった。

 真尋の目覚めを待ち続けて七年。

 その間、もしかしたらもう二度と目覚めないのかもしれない、と考えた事は何度もあった。

 それでもいつかは目覚めると信じて生きてきた猛だったが__処分が決まってしまった。

 いつか、ではもうダメなのだ。

 今までの間、一度も目覚める素振りすらなく、タイムリミットまで決まっている中で信じ続けるというのは__


「……しんじられねぇよ。これいじょう、まつのはつれぇんだ……だから、あきらめる」

「……いいのかよ」

「まったく、よくねぇよ……けど、しかたねぇだろ。まあ……しばらくはひきずるとおもうから……めいわく、かけるだろうがな」

「…………そうか。お前がそう言うなら、これ以上うるさく言うつもりはねーよ」


 猛の弱音に、フッと静かに笑みを浮かべる将真。

 笑うところか、と顔を顰める猛を余所に、将真はのそっと立ち上がる。


「じゃあ俺は一先ず、お前が起きたことを皆に知らせてくるよ……あと、佳奈恵と美緒が大事な話があるって言ってたから、大人しく聞くんだぞ」

「……はっ。うっせ、いわれなくても……」


 猛の応答を聞くと、軽く手を振って将真が病室を立ち去る。


 それから十分もしない内に__バタバタと足音が聞こえてきた。

 誰のものなのかも目的地も大体想像はつくが、騒々しい物音に思わず猛は呆れ混じりの苦笑を浮かべた。


(病院で走り回るんじゃねぇよ……)


 そんな口には出さない心中のツッコミなど知る由もなく、猛の病室を叩き開けるような勢いで開放したのは、予想通り佳奈恵だった。


「猛、起きたのっ!?」

「うるせぇな、みてのとおりだよ……」


 予想以上の大声が思った以上に頭に響いて、堪らず目を閉じる。

 その様子に自分の騒々しさを自覚して、佳奈恵は顔を赤らめ口元を抑えた。

 彼女の目元には、涙が浮かんでいた。


「……猛、大丈夫なの? 本当に、もう体は……」

「……まあ、まだしゃべんのもきちぃし、ぜんしんだるくて、まんぞくにうごけやしねぇけど、な……とりあえずは、ぶじだよ……」

「よかった……」


 胸を撫で下ろしてホッと息をつく佳奈恵を見て、想像はしていたが、かなり心配をかけていた事を改めて自覚し、罪悪感に襲われる猛。


(俺の力が及ばなかったせいで怖い思いしただろうに、お前は……)


 猛のせい、という訳でもないのだが、人の心配ばかりしている佳奈恵に少し呆れつつも__心配してくれたことに、今ではありがたさすら感じる。

 だから、目の前まで歩いてきた佳奈恵がむくれて両頬をつねってくるのを、猛はさせたいようにしていた。

 どの道、抵抗する力もない。


「もう、無茶しないでよね!」

「……ふかこうりょくだったろ」

「そうだけどっ!」


 いよいよボロボロと泣き出す佳奈恵に、猛は困った表情を浮かべながら、かける言葉を思いつかずについ押し黙ってしまった。

 そんなところに、今度は美緒がひょっこりと部屋の外から現れた。


「__猛。目が覚めたんだね、よかった」

「ああ……わるかったな、ほんと……めいわくかけた」

「迷惑なんて思わないよ。心配はしたけどね」


 そう言ってゆっくり病室に入ってくる美緒。

 その時、彼女の後ろに誰かがついていることに猛は気がついた。

 疑問符を浮かべ首を傾げていると、佳奈恵は猛の両頬から手を離して涙を拭いながら立ち上がり、表情が真剣なものへと変わる。


「……じゃあ、猛。改めて__」

「大事な話があるの」

「……おう」


 猛も思わず身構えてしまうような緊張感が漂う。

 三人が顔を見合わせて、美緒と佳奈恵がどう切り出したものかと沈黙していると__美緒の後ろの誰かが困ったように彼女の背をつついた。

 そうして急かされた美緒は、佳奈恵と顔を合わせて示し合わせるように頷き合う。


「……うん、大事な話なんだけど……見てもらった方が早いかも」

「わっ」

「見るって何を__」


 そう言うと美緒は、自分の後ろに隠していた誰かを前に招き出し、唐突に猛の目の前に晒されたその少女は驚いて声を上げた。

 そしてその姿を見て__猛は絶句し、表情が固まった。


 初等部の生徒と見紛うばかりの幼い容姿。

 細身の体に、長いこと日の光を浴びていない影響で色白の肌、そして白髪に赤い目。

 昔とは変わってしまった少女の姿を、猛は誰よりも知っていた。


 当然だ、もはや回数など覚えていないくらい、彼女の見舞いに足を運んだのだから。


「え、えっと……」

「…………」

「お、お兄ちゃん、だよね? えっと……お、おはよう?」


 少し気まずそうに、緊張した様子でそこに立っていたのは、紛れもなく猛の妹である真尋だった。

 もはや体の痛みや怠さなど気にもならない。

 ゆっくりと体を起こし、ふらつく足取りで猛は呆然と立ち上がる。

 それでも体は本来、まだ立ち上がることなど困難な状態で、両足が耐えきれずに膝から崩れ落ちる。

 そしてその先にいた真尋は、驚いた様子で猛を抱き留めた。


「わっ、ちょっ、お兄ちゃん大丈夫!?」

「…………まひろ……なのか? まさか、ほんとうに……?」

「……うん、私だよ。いっぱい寝てて__ごめんね、お兄ちゃん」

「……っ」


 込み上げてくるものに歯を食いしばり、猛は震える体で真尋を強く抱き締めた。

 今の猛の力では、それほど強くもないけれど。


「……ごめん。ごめんな、まひろ……っ」

「え? なにが?」

「おまえのこと……まもって、やれなくて……っ! おまえが……めをさますことも、しんじられなくて……っ、ごめんな……まひろ……」

「……ううん。いっぱい……いっぱい心配かけちゃった私の方こそ、ごめんね」

「っ……う、ぐ……う、あぁ……ぁああぁぁぁ……っ! あぁ、ぅぁああぁあ__」

「……えへへ。お兄ちゃん、おっきくなったのに泣き虫さんだね」


 佳奈恵が口元を抑えて嗚咽を堪え、美緒も涙ぐみ目尻を擦る中。

 真尋に優しく背中を撫でられながら__今まで生きてきた中で記憶にないほど、猛は初めて子供のように泣き出した。


 七年という長い時間の経過の末、猛はようやく大切なものを取り戻し、苦しみから解放されたのであった。

ここまで読んで頂きありがとうございました!

六章ものんびり手をつけているところなので次の更新をお待ちくだしぃ(多分2ヶ月は空く)

よろしければブクマや評価等もお願いします!

それではm(*_ _)m

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